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カルピス誕生秘話。名前の由来は経典のサンスクリット語

カルピスの語源は経典のサンスクリット語という雑学

水玉パッケージが特徴の、爽やかな飲み物カルピス。

子供の飲み物や贈答品のイメージもあるが、最近では健康志向の高まりもあってか、すっかり「体に優しい飲み物」として定着している。

しかし、そもそも「カルピス」とはどういう意味なのだろう? おそらく造語だろうということはわかるが、どうしてこのような名前になったのか?

今回の雑学では、子供から大人までみんなが大好きな「カルピス」の語源についてお教えしよう!

【食べ物雑学】カルピスの語源は経典のサンスクリット語

カルピスの語源は、経典のサンスクリット語がもとになっている!

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それでは、カルピスが生まれた歴史もふくめて見ていこう!

カルピスの生みの親は、実業家の三島海雲(みしまかいうん)! 1908年(明治41年)、モンゴルを訪れた三島は体調を崩してしまう。そこで現地民が薬がわりに飲ませてくれたのが、乳酸飲料だった!

海雲は帰国後、この乳酸飲料をもとに甘みをつけたり、酵母を加えたりと試行錯誤を重ねる。そして、1919年(大正8年)7月7日に日本初の乳酸菌飲料カルピスを発売したのだ!

カルピスの「カル」とはカルシウムのこと、「ピス」はサンスクリット語でサルピスを表す。サルピスとは熟酥(じゅくそ)のことで、バターのようなものだ。つまり、カルピスという名前には、滋養があって体に優しい飲み物という意味がこめられている。

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さて、それではなぜサンスクリット語が出てきたのか? 実は、三島家は寺で、海雲も13歳で得度(とくど。出家のこと)し、仏教大学(現:龍谷大学)で学んだ。そのため、なじみ深い仏教用語であるサンスクリット語を用いたのだ!

ちなみにカルピスが普及したきっかけは、なんと1923年(大正12年)の関東大震災! 仏教精神に基づき「国と人々の利益が一番」と考える海雲は、被災者にカルピスを無料配布した。このようにカルピスは海雲同様、その生まれからして仏教と縁が深い飲み物でもあったのだ!

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【追加トリビア①】カルピスは軍の補給品でもあった

ところで、みなさんはカルピス原液派だろうか? それともカルピスウォーター派だろうか? 筆者はむせるほど濃い目のカルピスが好きなので前者だ!

原液のメリットは好みの濃さで作れることにあると思いがちだが、実は、最大のメリットは他にある。原液のカルピスは高濃度なので、常温保存でも腐りにくいのだ!

そのため、カルピスは軍の補給物資でもあった。海軍では嗜好品だったラムネと違い、カルピスはれっきとした健康飲料!

戦闘中は大きなタライに大量に作り置き、誰でも好きに飲めるようにしていた。しかし、艦や戦闘状況によっては薄める水がないため、せっかく出されても原液のままで、かえって喉が渇いたとか…。そりゃそうだ! さすがの筆者も原液そのままは遠慮したい。

【追加トリビア②】海外版カルピスは「カルピコ」

海外では、日本人おなじみのお菓子「ポッキー」が「ミカド」で売られているように、カルピスも商品名を変えている。

その名も「カルピコ」! ちょっと「ジャイアントカプリコ」を彷彿とさせるような名前だ。

なんと海外では「カルピス」が「カウピス(cow piss)」、つまり「牛のおしっこ」という意味に聞こえてしまう。常識的に考えて、牛のおしっこボトルに詰めて売るわけあるか! と言いたいところだが、ともかく消費者に与えるイメージがよろしくないということで、少し響きを変えて「カルピコ」にしたらしい。

トリビアまとめ

カルピスについての雑学、いかがだっただろうか。カルピスの歴史が古いことはなんとなく知っていたが、ネーミングの由来がサンスクリット語とは意外だった。創業者の海雲の理念も相まって、なんとなく徳の高そうな飲み物に思えてきたぞ!

余談ながら、カルピスは夏の飲み物というイメージが強いが、ホットカルピスもなかなかイケるのでおすすめだ! お湯で割っても、乳酸菌がもたらす栄養価は変わらないので安心。ただし、アイスと同じ感覚で作るとゲロ甘になるので、筆者のような濃いめ好きはくれぐれもご注意!

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