裁判。訴えた原告がいて、訴えられた被告人がいて…。その当事者の代理として、検事と弁護人が法廷で双方の言い分を主張し、最後に裁判官が判決を下す。それが裁判だ。 もちろんそれは、人間同士の争い事においてというのが私の認識なのだが…中世ヨーロッパでは、動物や虫を裁判にかけるという、意味不明なことが現実にあったのだ。 人間が、動物や虫を訴えるのか!? その罪って!? 動物や虫に言い分はあるのか!? どうやって主張するんだ!? 想像もつかないようななんともばかげた話だが、中世ヨーロッパの人々は大まじめにやっていたと ...