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ゴキブリが飛ぶのはどんなとき?弱点と注意点をご紹介。

雑学カンパニー編集部

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ゴキブリが飛ぶのはどんなとき?という雑学

我々の日常生活に潜む黒い天敵…ゴキブリ…。「想像するだけでイヤ!」という人も多いだろう。私もめちゃくちゃ苦手だ…。

しかし、ゴキブリは少々フォルムが気持ち悪いだけで、人間からすればちっぽけな存在だ! 発見したらただちに駆除できる。さあ、新聞紙をもって突撃だ!

しかしちょっと待ってほしい! あなたのその行為が、実はゴキブリの可能性を高めているということを、ご存じだろうか…。

ということで今回は、ゴキブリに関するトリビアを紹介していこう! 苦手な人は気分を悪くしないように、体調がいいときに見てほしい!

【動物雑学】ゴキブリが飛ぶのはどんなとき?

ウサギちゃん
ゴキブリは普段行動するときには全く飛ばないんだよ。
ライオンくん
え?でもゴキブリが飛んでるの見たことあるぞ?

【雑学解説】ゴキブリが飛ぶのは襲われたとき!

ゴキブリが普通は飛ばないというと、「いやいや…顔めがけて飛んできたことあるよ…」という人もいるかもしれない。本当に気の毒だ…。

しかし、思い出してほしい。今までにゴキブリが飛び回っていたり、壁から壁へ飛んで移動しているところを見たことがあるだろうか? おそらく、見たことがない人が大半だろう。

なぜならば、ゴキブリは襲われたときにだけ飛ぶからだ。

ヤツらは普段の移動で飛ぶことはない。外敵…特に人に襲われそうになったとき、緊急脱出の手段として飛ぶのだ! 這っているものを退治するのは簡単だが、飛んでいるものに狙いを付けるのは難しいという理屈である。

しかしゴキブリは普段、飛んで移動をしないばかりに、実は自分が飛べるということを知らない。なんと自らの命が脅かされたことで、飛ぶ能力に覚醒しているという説があるのだ!

ひょっとするとゴキブリをみつけたあなたが、次世代型ゴキブリを作り出しているのかもしれない…。

ライオンくん
絶体絶命のピンチで能力覚醒…なんか漫画みたいだな!
ウサギちゃん
ジャンプでありがちだね!

しかし…ゴキブリの飛行能力は低い

飛ぶといっても、ゴキブリの羽はカブトムシなどとは違い、飛び回れるほど発達してはいない。簡単にいえば、飛ぶのが下手。飛んでいるように見える行動は、実は高いところから低いところへ滑空しているだけなのだ。

ウサギちゃん
イメージ的には、ムササビの滑空みたいな感じかな?

滑空だから方向転換などもしにくく、それならば這って素早く移動した方が効果的である。また上を見上げながら生活している人もなかなかいないだろうから、高いところから飛び立つ姿が、あまり目撃されないというのが本当のところかもしれない。

もちろんこれも有力な説のひとつにすぎない。

いずれにせよ、ヤツらは間違いなく襲われたときに飛びやすくなる。もしもゴキブリを新聞紙などで叩くときは、顔めがけて飛んでこないよう、後ろに回り込んで叩こう

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【追加雑学①】ゴキブリの脅威の生態をご紹介!

ゴキブリといえば、高い生命力でも知られている。とはいうものの…みなさんはヤツらがどれだけの生命力をもっているか、ちゃんとご存じだろうか。ということで、ヤツらの脅威の生命力の一端をご紹介しよう!

頭を切っても死なない

ゴキブリは頭に脳があるわけではないので、頭を切っても死なない。うまくつぶしたと思っていても、生きているかもしれないので気をつけよう! といっても頭がないと食事ができないので、そのまま生き続けるようなことはないが。

ライオンくん
アイツら、頭がとれても1週間以上生きられるんだろ…?すごいよな…

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エサがなくても水さえあれば数ヶ月は生きられる

生命力の代名詞ともいえるゴキブリは、水がない状態で2週間水だけの状態で1ヶ月以上生きる。記録では3ヶ月以上生きた個体もいたという…。

残飯や水気が少しあれば、ゴキブリには十分な環境である。特に水気が残りやすい台所の流しなどには、気をつけておこう。

ウサギちゃん
水がなくても2週間も生きられるなんて驚異的だよ!

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放射能に強い

「この世からゴキブリなんていなくなっちゃえばいいんだ! 核爆弾でも落として殲滅しちゃいましょう!」のような状況になったとしても、ゴキブリは生き残る可能性が高い。

なんとヤツらは、人間の致死量の100倍を超える放射線を浴びても生き残るのだ。むしろ放射線の影響で巨大化などの進化を遂げてしまうかもしれないぞ…。

【追加雑学②】ゴキブリにも弱点はある

無敵じゃないか…。やはり地道につぶしていくしかないのか…。でも速いし、しぶといし…つぶしたってキリがないのでは…」という声がそろそろ聞こえてきそうだ。

たしかにゴキブリは強敵だ…。しかし、希望を捨ててはいけない! スプレーでも、新聞紙でもヤツらを瞬殺することはできないが、弱点はある。それは…液体洗剤をかけることだ!

昆虫は気門と呼ばれる小さな穴を使って呼吸していて、そこが濡れると呼吸ができなくなってしまう。よってゴキブリは水をはじくために、気門まで油でテカついているのだ。

液体洗剤には油汚れを洗い流すために、水と油をくっつける性質をもつ界面活性剤が含まれている。その働きで、ゴキブリの体からも油を取り除いてしまえるのだ!

さらに液体洗剤の水分が気門をふさぐことで、ゴキブリは呼吸できずに死んでしまう。液体洗剤はまさに、ゴキブリ退治に最適の武器なのである!

ライオンくん
さすがのゴキブリも、呼吸ができないと死んでしまうんだな。

「わが家は粉末洗剤なんだけど…」というご家庭では、食用油や乳液などでも代用可能なので試してほしい!

雑学まとめ

ゴキブリを飛ばしていたのが、まさか退治しようとする人間だったとは…。ヤツらの驚異的な生態を考えると、空を自由自在に飛び回るゴキブリが誕生する日も近いかもしれない。殺虫スプレーに抵抗力をもったゴキブリも生まれているというし…。

といっても見つけたら、さすがに退治しないわけにはいかない…。その際も、高いところにとまっている場合は特に要注意である。

ライオンくん
ゴキブリの学習能力ってすごいんだな~!
ウサギちゃん
ゴキブリは適応能力にも優れていて、昆虫の中では賢い部類の生き物といわれているんだ。

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