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角質・保湿ケアは入念に!ひじ/ひざ/かかとがガサガサになる理由とは?

雑学カンパニー編集部

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ひじ・ひざ・かかとがガサガサになる理由に関する雑学

ひじ・ひざ・かかとはちょっと気を抜くとすぐにガサガサ。見えないところだし別にいいか! なんて気を抜いていたら、すぐにサンダルをはく季節になってしまい「ケアがまにあわなーい!」と大慌てなんてことも。

かかとやひじがガサガサしているのを見てしまった世の男性たちからは、「母親みたい…」「萎える…」「せっかくきれいな足なのにもったいない…」なんていう厳しい声が…。

これはまずい、まずいぞ! 今回の雑学記事を読んでひじ・ひざ・かかとがガサガサになる原因を知って、対策をとろう!

【人体雑学】ひじ・ひざ・かかとがガサガサになる理由と対策!

科学者くん
ボクのお母さん、夏になると『かかとがガサガサ』って角質落としを一生懸命使っているけど、どうしてガザガザになっちゃうんでしょうか?
ダヴィンチさん
かかとだけじゃなくて、ひじ・ひざもガサガサになるんだよ。乾燥や接触による刺激での肌の硬化や、血行不良で肌の生まれ変わりができず、角質化してしまうのが原因なんだ。

【雑学解説】ひじ・ひざ・かかとがガサガサになる理由とは?

ひじ・ひざ・かかとがガサガサになる理由と対策法についてのトリビア

まずは、ひじ・ひざ・かかとがガサガサになる理由を詳しく説明していくよ!

理由①:毛穴がなく、汗腺が多いため乾燥する

ひじ・ひざ・かかとには毛穴がない。毛穴には、皮脂腺という皮脂を分泌する器官も備わっているので、毛穴がない=皮脂腺がないということになる。

ダヴィンチさん
手のひらにも毛穴はないんだよ。

普段、私たちの肌の乾燥を防いでいるものは、皮脂と汗が混じって作られた「皮脂膜」で、いわば天然保湿オイル! その皮脂膜が皮膚の表面を覆い、水分が蒸発するのを防ぐ役割を果たしている。

しかし、毛穴がないひじ・ひざ・かかとでは、皮脂膜による保湿は期待できない

さらに、かかとには他の場所に比べて汗腺が多い。汗をかいた後、その汗が蒸発する時に、肌の内側にある水分も連れ立って一緒に蒸発してしまうので、乾燥しがちになってしまうのだ。

理由②:血行不良による肌荒れと乾燥

ひじ・ひざ・かかとの中でも、特にかかとはガサガサしやすい。これは、理由①に加え、血行不良も一因である。

血液は各組織に栄養や水分を運ぶ役割があり、血行が良い部分では、皮膚細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が活発で皮膚に潤いがある。

しかし、心臓から遠い場所にある足は、血液のめぐりが悪くなりがち。そのため栄養や水分が届きにくくなるため、肌が荒れて乾燥がちになってしまうのだ。

科学者くん
じゃあ足が長い人は大変ですね…普通の人よりも血が巡りづらそうです!
ダヴィンチさん
うーん…足の長さはあんまり関係ないかな…。

理由③:摩擦による硬質化

摩擦による硬質化についてのトリビア

ほおづえをついたり、きつい靴をはいたりしていると、ひじやかかとに圧がかかって摩擦が生じる。この摩擦の刺激によって角質が作られてしまい、肌が硬く、分厚くなっていってしまうというのだ。

特に立ち仕事の人や外回りでたくさん歩く仕事の人、スポーツをしている人など、かかとに負荷や体重をかけている時間が長い人は、皮膚(角質)が厚くなってガサガサになりやすい。

また、足にフィットしていない靴をはいていると、歩くたびに靴の中で足がずれるため摩擦が生じ角質が作られてしまう。

科学者くん
足に合わない靴はガサガサの原因になるんですね~。そういえばお母さん、足痛いのに無理してハイヒールを履いていることがあるなあ…。

毛穴がなく、天然の保湿オイルが期待できないひじ・ひざ・かかとがガサガサになってしまう理由はわかったが、摩擦による硬化はなかなか避けるのは難しそうだ…。でもあきらめるのは早い!

ガサガサになってしまった人へ、ガサガサ対策法を伝授するぞ。

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【追加雑学①】ひじ・ひざ・かかとのガサガサ対策法

ひじ・ひざ・かかとがガサガサにならないためには、どうしたらよいのだろうか? 実際ガサガサになってしまった人はどうすればよいのだろうか? 対策法をご紹介しよう!

対策①:角質ケア

硬くなってしまった角質の上から保湿クリームをぬっても、浸透しにくいので、まずは硬くなった角質を取りのぞこう!

ファイル(角質を削る道具)を使った角質ケアの動画をご紹介するぞ。(実際にかかとの角質を削っている動画なので、不快に感じる方は閲覧注意だ)

ダヴィンチさん
チーズをおろすように角質が取れていくねえ!

角質を取るには、お湯に足をつけ、角質をやわらかくしてから削ると効率よく取れる。ファイルを使って削っていくが、削る時は必ず一方向に動かすのがポイント。皮膚を傷めずに削ることができる。

ファイルがない方は、ボディスクラブ(スクラブとは研磨剤のこと)で角質が気になる部分を優しくマッサージ。

角質を削りすぎて肌を傷つけてしまうと、傷を修復するためにさらに角質を作ってしまい、かえって角質が増えてしまうそう。やりすぎを防ぐためにも、角質ケアは毎日ではなく週に1~2回が良いようだ。

対策②:保湿ケア

角質を除去したら、水分を補給しよう! 化粧水やボディローションなどでよい。その後にクリームやオイルをもみ込もう。

かかとやひじ専用の保湿クリームやオイルもあるが、なければワセリンなどでもよい。(ワセリンは薬局やドラッグストアで売っている)

科学者くん
わざわざ専用のクリームを買わなくてもいいんですね!

水分が蒸発する前にクリームを塗り、水分を閉じ込めるのがポイントだ。かかとがガサガサになるのを防ぐためにも、普段からケアを行うことが大切。フィットする靴を選び、なるべくひじやひざをつかないように気をつけよう!

【追加雑学②】自宅にあるもので角質ケアできる!?

自宅にあるもので角質ケアできる!?というトリビア

ファイル? スクラブ?? そんなおしゃれなものうちにはない! そういう方は自宅にあるものでなんとかしよう!

ボディスクラブはハンドクリーム・砂糖で代用

スクラブは研磨剤のこと。自宅にあるハンドクリームに砂糖とベビーオイルを混ぜるだけでできる。

ベビーオイルがなければ、オリーブオイルやココナッツオイルでもOK。はちみつには抗菌作用があるので、はちみつでもいいそうだ。

詳しくは動画をご覧いただきたい!

ダヴィンチさん
私のように化粧品を買うのが恥ずかしい人でも、これなら自宅でこっそりケアできるのはうれしいね。

意外と適当でいいようだ。材料を混ぜたら、あとは角質が気になる部分につけ、やさしくマッサージするだけ。

これはかんたん。ぜひとも試してみたい!

雑学まとめ

今回は、ひじ・ひざ・かかとがガサガサになる理由についての雑学をご紹介した。

ガサガサになる理由乾燥が原因だと思っていたのだが、それだけではなく皮脂の不足や摩擦などもガサガサの原因になることがわかった。

角質ケアや保湿ケアも自宅でかんたんにできそうなので、今晩からでも挑戦してみようと思う。

もう「うちのかあちゃんみたい…」なんて言わせないぞ~!

科学者くん
今日の雑学、お母さんにしっかり教えてあげなくっちゃ!
ダヴィンチさん
しっかりメモも取ったんだね。えらいねえ。
科学者くん
ハイ!だってボク、いつまでもお母さんにはきれいでいてほしいもん!!

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