"トイレの花子さん"には地域でバリエーションがある！家族もいます。

怪談話は世の中にたくさんあるが、「学校の七不思議」や「学校の怪談」など、学校にまつわる怖い話も有名だ。その中でも代表的なのは、なんといっても「トイレの花子さん」だろう。

3階の女子トイレの3番目の個室のドアを3回ノックし、「花子さん遊びましょ」と言うと、「は～い」と誰もいないはずの個室から女の子の声がするというものだ。そのあとの展開は、トイレに引きずり込まれたり、包丁で刺されたりなど、話によって異なる。

実はこの「トイレの花子さん」、地域によってさまざまな種類がいることをご存じだろうか？

ネス湖のネッシーにあやかって、芦ノ湖のアッシーなどの「ご当地ネッシー」のように、「ご当地トイレの花子さん」がいるのだ！

今回は、そんな「ご当地トイレの花子さん」に関する雑学を紹介しよう。

【面白い雑学】地域によって「ご当地トイレの花子さん」がいる

信長さん

学校の怪談の代表格・トイレの花子さんには、『ゆみ子さん』や『やみこさん』など、地域によって『ご当地トイレの花子さん』がいるのだ。

秀吉くん

『ご当地』って…。

【雑学解説】トイレの妖怪「トイレの花子さん」のバリエーション

トイレの妖怪というのは、調べてみると結構多い。トイレの花子さんから派生した「ご当地トイレの花子さん」も多種多様だ。

簡単に表にしてみたので、どのような「ご当地トイレの花子さん」がいるのか見てみよう。

秀吉くん

みな子さんの『食べられる』って何っすか？！

祟りを起こす「つぼ姫さま」など、「トイレの花子さん」よりも怖いトイレの怪異もいるものだ。ネット発祥の「まちこさま」のように、儀式が成功することによって願いをかなえてくれる存在がいるというのも珍しい。

あなたの住んでいる地域にも、「ご当地トイレの花子さん」はいるだろうか？

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【追加雑学①】やみこさんとトイレの花子さんと太郎くん

さて、やみこさんについての情報で、面白いトリビアがあったので紹介しよう。

「みんなの学校の怪談・赤本」という本にて、やみこさんが生まれた話が載っている。

その話によると、やみこさんは太郎くんという少年が好きだったが、太郎くんは花子さんと恋人同士だった。ある日その2人が学校の屋上から落ちて死んでしまう。

やみこさんも太郎くんの後を追って自殺してしまい、それから3人は学校のトイレに住むようになったとのこと。

秀吉くん

…3P？

信長さん

…おい…。

よく「トイレの花子さん」の男子トイレバージョンで語られる太郎くんだが、花子さんとやみこさんと三角関係にあったというのは面白い。

とても悲劇的な話ではあるが、このように共通するトイレの妖怪の関係性を見てみると、興味深いものを見つけることができる。

【追加雑学②】トイレの花子さんには家族がいる

さて、最後に「トイレの花子さん」にまつわるトリビアを紹介しよう。

実は、「トイレの花子さん」には家族がいるのだ。なんとお父さん以外は全員トイレの妖怪として、学校の怖い話の1つとなっている。

表にしてみたので、それぞれどんな妖怪なのか見てみよう。

信長さん

花子さんのお父さん、謝ると許してくれるとはなかなか心が広いな…。

この中で1番怖いのは、花子さんのお母さんだろうか。彼女に関する怖い話では、「花子をどこへやった！？」と首を絞められるというものがある。念仏を唱えると消えるそうだが、問答無用で襲ってくるところが怖い…。

それにしても、なぜ花子さんのお父さんだけトイレではなく廊下にいるのだろうか？

「トイレの花子さん」の雑学まとめ

今回の雑学はいかがだっただろうか。

「トイレの花子さん」にも派生があり、地域によって「ご当地トイレの花子さん」がいる。私はどこの学校にも「トイレの花子さん」がいるものだと思っていたが、地域によって花子さんではなく別の子がトイレの妖怪になっていることに驚いた。

「トイレの花子さん」に比べるとマイナーな怪談だが、この派生の多さは「トイレ」というのが子供たちにとって怖い場所であると思われているからなのだろうか。

信長さん

ちなみに、花子さんの原型は1950年ごろに流れていた『三番目の花子さん』という都市伝説が元となっているそうだぞ。

秀吉くん

へぇ～そうなんっすね～。トイレって閉鎖された空間だし、そういう恐怖感からトイレの妖怪ができたのかもっすね。