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女王蜂死亡→どうなる!?オスの蜂ばっかり生まれて存亡の危機【動画あり】

女王蜂がいなくなるとどうなる?という雑学

ピンクのシールが貼られているのが女王蜂

女王蜂は蜂の巣に1匹しかおらず、全ての卵を産むことが知られている。もし、女王蜂がいなくなるとどうなるのだろうか? 実は女王蜂がいなくなっても、女王蜂が産んだ卵がなくなるわけではない。新しい女王も生まれてくるし、実は女王蜂がいなくなると他の蜂も卵を産むようになる。

そのため、女王蜂がいなくなっても、そこまで深刻な事態にならないように思える。しかし元の女王がいなくなると、意外な問題が蜂の群れを苦しめることになる。そこには、雄蜂の存在が深く関わってくるのだ。

今回は、女王蜂がいなくなるとどうなるのか、そして雄蜂の役割についての雑学をご紹介しよう。

【動物雑学】女王蜂がいなくなると蜂の巣はどうなる?

女王蜂がいなくなっても、すでに産んだ卵があるためすぐに大変なことにはならない。また、女王蜂の代わりに働き蜂が卵を産むようにもなる。しかし、雄と交尾をした女王蜂がいなくなると、新しく産まれた卵からは雄蜂しか生まれない。そのため、巣は存亡の危機となる。

【雑学解説】女王蜂がいなくなるといずれ雄蜂しか生まれなくなる

女王蜂がいなくなるといずれ雄蜂しか生まれなくなる。というトリビア

女王蜂は、基本的にその巣にいる全ての蜂の母親だ。女王蜂が産んだ卵からは、雌と雄の蜂が生まれる。雌蜂の一部が女王候補として育てられるが、それ以外の雌は全てが働き蜂となる。女王蜂は、自分の巣を持つ前に別の巣のオスと交尾する。

女王蜂が交尾をするのは一度だけだ。そのときに蓄えた精子で一生卵を産み続ける。受精した卵からは、雌蜂が生まれてくる。

だが受精していなくても卵から蜂が生まれてくる。しかし、その蜂は全て雄蜂なのだ。

何らかの理由で交尾を終えた女王蜂がいなくなると、その巣では雄蜂以外生まれなくなってしまう!

雄蜂は、ほとんど何もできない

蜂の巣には、女王蜂・働き蜂・雄蜂が存在している。こう書くと不思議に感じるかもしれないが、全ての働き蜂は雌であり、女王蜂と働き蜂以外の蜂は、全て雄なのだ。

女王蜂はその巣の全ての卵を産む存在で、働き蜂は卵を産む以外のほぼ全ての役割を果たしている。

働き蜂も卵を産むことはできるが、女王蜂が生きている限り卵を産むことはない。下の動画は女王蜂がいなくなり、働き蜂が産卵するようになった巣を見ることができる。

しかし、雄蜂は女王蜂と交尾すること以外に役割がなく、何の能力ももっていないのだ。雄蜂は敵と戦うこともできなければ、毒針も持っていない。さらに、餌を取ることも巣を作ることもできないのだ。同じ巣の蜂同士が交尾をすることはない。

別の巣の女王と交尾をするまで、雄蜂は何もせずに過ごしているという。しかも交尾が終わると命を落とす儚い存在である。しかし、女王が雌蜂を産むためには、雄蜂の存在は必要不可欠だ。

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働き蜂がいないと巣を維持できない

女王蜂と働き蜂の違いは意外に少ない。雌蜂の幼虫は、生まれた時点では全て同じであり、与えられる餌の違いで女王蜂と働き蜂になる。働き蜂は雄と交尾することはできないが、それ以外のほとんどを行う能力がある。

女王蜂・雄蜂・幼虫の世話から、餌を取ること、外敵との戦闘、巣作りなど、非常に多くの仕事を働き蜂はこなしている。いざというときには、卵を産むこともできるのだ。

女王蜂は全ての蜂を産むという最重要の仕事があるが、それ以外のほとんど全てを行うのが働き蜂である。

女王がいなくなるとゆるやかに滅びることになる

女王蜂がいなくなると、蜂の巣は非常事態だ。女王蜂が産んだ雌の幼虫の中から優先的に新しい女王が育てられ、働き蜂が卵を産むようになる。下の動画では、働き蜂が新しい女王を育てる姿が撮影されている。

すでに十分な数の働き蜂がいれば、巣を維持することは可能だ。しかし、新しい女王蜂が生まれ、働き蜂が頑張っても、次の交尾のシーズンまで持ちこたえないと、新しい雌の幼虫は生まれない。交尾をしなければ、女王蜂も雌蜂の卵を産むことはできないのだ。

雄蜂は労働力にはならないし、同じ巣の女王と交尾をすることもない。雄蜂だけ増えても意味がないのだ。働き蜂の寿命が長い種類ならなんとかなるかもしれないが、寿命の短いスズメバチなどは、女王蜂がいなくなると滅びるしかないのである。

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【追加トリビア①】実は支配者は女王蜂ではなく働き蜂?

蜂の世界で主導権を握っているのは女王蜂だと思う人は多いだろう。しかし女王蜂は、働き蜂に世話をされて卵を産み続けるだけの存在である。女王蜂といえど、卵を産めなくなったら働き蜂に捨てられてしまうのだ。

雄蜂は交尾のシーズンでほとんど死ぬが、生き残っても働き蜂に捨てられてしまう。捨てられた女王蜂や雄蜂は、餌を取ることができないので死ぬしかない。そのため、蜂の世界の実質的な支配者は働き蜂だといわれることもある。

しかし、働き蜂は主導権を握っているだけで、特別扱いされるわけではない。働き蜂は巣を守るために、身を呈して戦い、働くのが役割だ。そのために命を落とすことも頻繁に起きる。そして、役に立たなくなったら捨てられてしまうのも、他の蜂と同じである。蜂の社会は平等なのだ。

【追加トリビア②】女王蜂はオスだと思われていた

雄蜂は、女王蜂と交尾する以外、役割がない存在だ。しかし、女王蜂はオスだと考えられていたことがある。

ミツバチの研究者でもあった古代ギリシャの哲学者・アリストテレスは、「動物学」の中で、女王蜂のことを「クイーン」ではなく「キング」として紹介している。

女王蜂がメスだということを発見したのは、イギリスのチャールズ・バトラーだ。これは1609年のことで、女王蜂がメスだと判明してから400年くらいしか経っていないことになる。

人間の目から見ると、雄蜂はかなり肩身の狭い存在に思える。そんな雄蜂も、誤解とはいえ支配者と考えられていたことがあったのだ。

トリビアまとめ

女王蜂死亡→どうなる!?オスの蜂ばっかり生まれて存亡の危機になります。というトリビアまとめ

白のマークが付けられているのが女王蜂

今回の雑学では、女王蜂がいなくなるとどうなるのかについてまとめてみた。女王蜂がいなくなっても働き蜂が卵を産み、新しい女王蜂がすぐに育てられる。一見、大きな問題はないように見える。しかし、雄蜂しか生まれないという問題が起こるのだ。

女王が別の巣の雄と交尾して新しい雌蜂が生まれてくるまで持ちこたえないと、巣は死に絶えてしまう。雄蜂は交尾以外に仕事がなく、女王がいなくなっても数が増え続ける。そのため足手まといに思われるかもしれない。

しかし、雄蜂がいないと、新しい女王も働き蜂も生まれてくることはない。雄蜂にも重大な役割があるのだ。

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