皆さんは、朝ごはんはパン派だろうか? それともご飯派? ごはん派の方の中には「朝は、ご飯に味噌汁・納豆に焼き鮭!」という方もいるかもしれない。日本人の朝食や弁当には定番といえる鮭だが、赤身と白身どっちだと思う?
ちなみに、赤身はカツオ・マグロ・イワシ・アジなどがある。イワシやアジって赤身なの? と疑問が湧きそうな気もするが、イワシ・アジ・サンマなどの青魚も赤身に当たるのだ。
そして、白身には鯛・ヒラメ・タラなどがある。このように赤身と白身の魚を挙げていくと、どう考えても鮭は赤身のような気がする。だって、鯛やヒラメなんて真っ白じゃないか! では、実際はどうなのか? 今回は鮭が赤身なのか白身なのか、この雑学に迫っていく!
【動物雑学】鮭は赤身魚ではなく白身魚ってホント?
【雑学解説】鮭が赤く見えるのには、アスタキサンチンが関係している
結論をいうと、鮭は白身魚である。
あんなに鮮やかな赤色をしているのに、白身魚なのだ。その理由は、鮭がエサとするカニやオキアミなどに「アスタキサンチン」という赤色の色素が含まれているから。
つまり、鮭の赤色はエサから取り込んだアスタキサンチンによるものなのだ。鮭の卵であるいくらが鮮やかな赤色をしているのも、アスタキサンチンによるもの。そのため、鮭がアスタキサンチンを含んだエサをしばらく食べていないと身が白くなるそうだ。
おお…それはちょっと見てみたいぞ!
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【追加雑学①】鮭は美容とアンチエイジングに効果的
以前ならアスタキサンチンといわれてもピンと来なかっただろう。しかし近年、アスタキサンチンには強い抗酸化力があり、美容に良いと注目を浴びているため、ご存知の方も多いかもしれない。少しでも加齢に抗いたい筆者も、美容効果満点の鮭をせっせと食べている。
鮭の美容効果には以下のものがある。
- アスタキサンチンがシミやしわの原因となる活性酸素を除去してくれる
- 鮭の皮にはコラーゲンが含まれており、お肌の保湿をしてくれる。皮は残さず食べるべし
- DHAやEPAが豊富に含まれている。脳や血管年齢の若返りが期待できる
ざっと挙げただけでもこれだけある。また、筋肉づくりに欠かせない良質なたんぱく質・代謝アップを手助けするビタミンB1・骨粗鬆症予防に効果的なビタミンDなど、鮭にはうれしい効果がいっぱいなのだ。
そりゃあこんな情報をゲットしたら、鮭料理も食卓によくのぼるようになるってものよ…。
【追加雑学②】おいしい鮭の選び方は?
どうせ鮭を食べるなら、おいしい鮭が食べたい! ではどのようなポイントに気を付ければ良いかみていこう。
- 皮が乾燥していない、きれいに輝いているもの
- 身が乾燥していない、ふっくらしたもの
- ドリップ(お肉やお魚などから滲み出ている液体)が出ていないもの
以上の点に気を付けたい。これらの注意点は鮭のみならず、他の魚や肉を購入するときにも当てはまる。肉や魚が入っているパックを少し傾けて、どれくらいドリップが出ているかチェックするといい。
ドリップをチェックすることが、商品が古くないか・旨みが逃げ出していないかの目安になる。
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【追加雑学③】おすすめしたい鮭料理
筆者がよく作る鮭料理といえば、ムニエル・ちゃんちゃん焼き・クリームシチューだ。どれも定番中の定番だが、簡単で栄養価抜群なので、忙しい方や男性にもおすすめ。
鮭のムニエルはクレイジーソルトをふり、小麦粉をはたいてバターで焼けば完成! お好みでレモンを絞っても美味しい。
ちゃんちゃん焼きは、好きな野菜と鮭に甘味噌をかけて、ホイル焼きにする。洗い物も少なく野菜もとれるから、ズボラな方にはピッタリだ。
クリームシチューは鶏肉のかわりに鮭を使うだけ。鮭とホワイトソースは相性が良いため、とても美味しいぞ!
動画を参考に作ろう!SNS映えする鮭料理
私の鮭のテッパン料理をご紹介したが、あまりにも定番すぎるため、オシャレな鮭料理の動画をご紹介しよう。かつて私も愛読していた漫画に登場する料理…漫画メシを再現した動画だ!
動画では鮭の皮を取り除いているが、鮭の皮にはコラーゲンがたっぷり入っている。捨てないで食べるのがおすすめだ。また、かなり手が込んだ料理なので、作るのにはかなりの時間を要する。時間に余裕があるときに作ろう。
雑学まとめ
鮭が白身という雑学はけっこう有名で、知っている方も多かったかもしれない。しかし、今回は鮭が赤い理由にも触れたが、いかがだっただろうか? 私自身、鮭が美容にいいことは認識していたが、改めて万能な食材だと感じた。
美容にも絡めたトリビア紹介の記事となったものの、もちろん男性のアンチエイジングにも効果的だ。定食屋ではお肉よりなるべく鮭を選んで、いつまでも若々しさを保とうではないか。