声優&ナレーター

声優は若くないとなれない?養成所講師が業界のガチ事情を教えます。

雑学カンパニー編集部

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声優は若くないとなれない?

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声優養成所の「セリフのレッスン」の準備
【声優養成所講師が解説】"セリフのレッスン"の準備はなにをすべき?

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どうも、福原安祥です。

ナレーターをしたり、声優養成所の講師をしたり、会社の経営をしたりしています。

突然の前置きなんですけど…僕、YouTubeを始めるまでは視聴者さんの大事さがわかってませんでした。。

YouTubeで「視聴者さんのおかげですよ~!」って言ってるYouTuberの方を「ハイハイ再生数ね。」って思って見てたんですよ…。

でも自分でYouTubeを始めて、動画を見ていただいたり、コメントをくれるみなさんに、「ありがたいな~」と思うようになった最近です、ハイ。

みなさん、いつもありがとうございます!

養成所の教え子たちも見てくれてるそうなんですが、「見てまーす!」って言われると、とても恥ずかしいです。笑。

これをはじめて読んでくれている方も、いつも動画を含めて見てくださっている方も、ありがとうございます!引き続きよろしくお願いしますね!

前置きが長くなっちゃいましたが、今回のテーマは『声優になるには年齢が大事なのか?』です。

前回「レッスンの前にすべきこと」というテーマをお話ししたので、次は「レッスンのあとにすべきこと」のお話をしようと思ってたんです。そんなとき、動画のコメント欄で「年齢に関することを知りたい」という質問をいただいたので、先に年齢に関することについて話していきたいと思います!

聞いたことがある人も多いと思うんですが…「声優は若くないとなれない説」ってありますよね?

「果たして本当なのか?」というところと、若くないとダメであるならば、「なぜ若くないとダメなのか?」、そして「若いって何歳のことなのか?」ということもあると思います。

こんな感じで、今回は年齢に関するアレコレを解説していこうと思います。

先に言っておくと、「あんじょーメソッド」史上最大のリアルな話になると思いますので、途中で凹んじゃう人がいるかもしれません…。

でも、この現実から目をそらすと絶対にプロにはなれませんので、まずこれを読んで、現実を受け止めるところからはじめてみてくださいね!

動画はこちら↓

声優は若くないとなれない?

声優は若くないとなれない?さっそく「声優は若くないとなれないのか?」という問題についての結論からお伝えしますね。

結論は…「若いと有利だけど、絶対じゃなーい!」です!

これは「声優にルックスは必要なのか?」というテーマでお話しした「かわいいorイケメンは有利に働くけど、絶対じゃない」という考えと同じですね。

それでは具体的な話をしていきますよ!

声優の「若い」って何歳のこと?

声優の「若い」って何歳のこと?まず、話を分かりやすくするために「若いって何歳のことなのか」というところから整理していきますね。

これはピンとくる方もいるかもしれないんですけど…「若さの概念は男女で違う」んです。

これは僕の肌感覚なので、絶対視しないでほしいんですけど、僕の感覚では「男性は23歳くらい」まで、「女性は10代」です。。

どうしてこういう「差」が生まれるのかというと、これは「ファンの需要の差」なんですね。

男性声優の「若い」年齢

男性声優を応援するファンはだいたい女性ですよね?女性というのは、婚活市場の年の差カップルとかで考えてみても、「年下」の立場のほうが多いんですよ。

つまり、女性ってあまり年齢にこだわらない人が多いんですね。

なので、「若い」っていう概念も、男性ファンに比べたらちょっと上がるわけです。

世間一般でいう「若い」の基準が23歳くらいだと思うので、声優業界でもそのくらい、というかんじなんですよ。

なので、売れてる男性声優さんって結構年齢が上のことも多いですよね?40代とか50代の方もいっぱいいらっしゃいます。それも、ファンの需要が原因というかんじですね。

なので、男性声優は23歳くらいまでが「若い」という概念ですが、それ以降も全然チャンスはあります。

女性声優の「若い」年齢

逆に、女性声優につくファンは男性であることが多いですよね?

男性ファンは…10代を応援したいんですよ!10代を応援したい人が多いので、女性の声優志望の方に求められる年齢も下がってしまうということなんですね。。

ファンが10代を応援したいということもありますし、「10代だと話題になりやすい」という企業側の思惑とか、広告戦略だったりもします。

なので女性の声優志望の方は、若いほうが有利ですね。

男性声優は「若い」といわれる歳を過ぎてもチャンスがありますが、女性の場合は、チャンスがあっても22歳くらいまでがリミットというかんじです。

リアルな話を相当しているので、この時点で「ふざけんな」と思った人もいると思います。

が!これって「ファン心理」であったり「業界の構造」の話であったりするので、ここに文句を言ってもしょうがないんですよ…。

声優を目指している立場としては、文句を言ってもしょうがないということを覚えておいてください。。

これって、乃木坂46に「なんで40代が入れねぇんだよ!」って言ってるようなもので、つまり需要の問題なんです。

ここまでで、だいたいの年齢感はわかったと思うんですけど…メチャクチャ大事なことを言いますね。

声優の年齢のリミットは「デビュー時」

声優の年齢のリミットは「デビュー時」「男性は23歳くらい、女性は10代」というのは…デビューの時の年齢なんですよ!

もちろん20代後半で売れる女性声優さんもけっこういますが、そういう人ってデビューはやっぱり早いんです。遅くても20代前半でデビューしている方が多いですね。

デビューから逆算するわけなので、男性の場合は「デビューが23歳くらいまで」で、女性は「デビューが10代から、遅くても22歳くらいまで」ということなんです。

そうなると…養成所に入るのは「もっと前」っていうことになるんですよね…。

続けざまに大事なことをもう1コ言うと…これは「アニメ業界の話」なんですよ!

声優は求められる年齢層が業界ごとに違う

声優は求められる年齢層が業界ごとに違ういままで言ってきた年齢は、「アニメ業界」で求められる年齢感なんですね。ここはスゴく大事なので覚えておいてください。

つまり、「若さが求められるのはアニメ業界の話」ということなんですよ。

じゃあ、「若さが求められない業界」はどこかというと…「外画の吹き替え」や「ナレーション」あたりになってきますね。

なんで若さが求められないのかというと、イベントのような「顔出しの仕事」がないからです。

なので、アニメ業界と違って、外画やナレーションは「年齢やルックスがあまり関係ない」業界ということですね。

読んでくれているアナタが、ある程度年齢を重ねている場合は…「戦い方を考えろ」ということなんです!

これもルックスと一緒なんです。戦い方を間違っちゃダメなんですよ。

ただ、冒頭でも言ったとおり、若いと有利というだけで、年齢を重ねていても「絶対無理」ということではありません。なので、アニメに出ることを諦める必要はないということですね。

けども!外画やナレーションなど、アニメ以外の声の仕事を中心に戦略を組み立てないと…屍になっちゃいます。

繰り返しますが、どうしてもアナタが「アニメに出たい」という場合は、諦める必要は全くありませんよ!

でも、アナタが女性だったとして、声優になりたい場合に、萌え萌えなキャラで若い子と勝負したら…わかりますよね?っていう話です。。

そこに正面から突っ込んでいくのは、自ら屍になりにいくようなものなんですよ…。

勘違いしてほしくないんですけど、これはアナタが悪いわけじゃなくて、業界の構造の話です。

そこも含めて、声の世界で生きていくのは、確率的にも構造的にも厳しい面があるということですね…。あ~リアルだなぁ…こわいこわい。。

というわけで、ここまで、「アニメ業界は若い方が有利」という話をしてきたんですけど、声優養成所や声優事務所は「年齢制限」を設けているところが多いです。

アイドル声優を育てたいという事務所は、年齢制限が20代前半というところもありますし、どれだけ制限が緩くても35歳くらいまでがMAXってかんじですね。

じゃあ、なんで「年齢制限」があるんでしょうか?

「ある程度若くないと、声優養成所や声優事務所に入れないのはなぜなの?」というところを解説していきたいと思います!

声優事務所や声優養成所の年齢制限がある理由は?

声優事務所や声優養成所の年齢制限がある理由は?声優養成所とか事務所に「なぜ年齢制限があるのか?」という話ですが…これは、社会人の転職と同じなんです!

経験されてない方はわからないと思うんですけど、転職って相当の即戦力じゃない場合、年齢制限があるんですよね。

例えば、55歳でパソコンを使ったことがない人は、ソニーに入れないっていうことです。

応募要項で具体的な年齢制限が書いてあるかはわからないんですけど、55歳で即戦力じゃなかったら…年齢で切られます。。

なぜかというと「若いほうが伸びる確率が高い」からという理由があるからです。

僕も30歳過ぎてて身に染みてるんですけど、20代の頃のほうが絶対に吸収率がよかったんですよね…。

転職もそうですけど、若いほうが飲み込みが早くて、考え方に柔軟性があります。

年齢を重ねると、良くも悪くも経験値が溜まっていっちゃうんですよね。「このパターンはこうすればいいよね」ってだんだんなっていくんです。。

「対応スピードが速くなる」っていういいところもあるんですけど、「形式化」しちゃうので、簡単に言うと「自分のルールでやりがち」なんですよね。僕もです…反省します。。

若いと、良くも悪くも経験値がない状態なので、吸収率が高くて、自分の中にルールがまだ育ってないので柔軟性もあるんですよ。

なので「若いほうが有利」というのは、転職も声優も一緒なんですね。

というわけで、声優養成所や声優事務所が年齢制限を設けているのは「若いほうが吸収率が高いから」ということです!

逆にいえば、年齢を重ねてから新しいこと、つまり声優にチャレンジする場合は、ほんっっとに、こう、クリーンな気持ちがないと、絶対に自分のフィルターを通しちゃうので、気をつけてくださいね!

「声優は若くないとなれない?」のまとめ

「声優は若くないとなれない?」のまとめ今回は『声優になるには年齢は大事なのか?』というテーマで解説してきました!

かなりリアルな話が続いたので凹んでいる人もいるかもしれません。

ただ、冒頭で言ったとおり、これが「現実」なんですよ。。現実から逃げ回っていたら絶対にプロにはなれません。なので現実を受け止めて、戦い方を考えることが大事ですよ!

この話を読んで、「もっと早く目指しとけばよかったです…」と思う人が絶対いると思うんです。僕も何十人に言われたことがあります。。

でも、そう思っちゃ「絶対ダメ」ですよ!

なぜダメかっていうと、自分の力ではどうにもならないからです。

時間を巻き戻すことって不可能なので、「今」に集中しましょう!「もっと早く目指しとけば…」なんて、過去にとらわれる時間がもったいないと思いませんか?今ある条件で戦いましょう。

「今ある条件で戦う」というのは、さっきから言っているとおり「戦い方を考える」ということです。

「若い子がやりそうな役」でバトっても、年齢で負けちゃいますよね?なのでそこはまず狙わない、とか。

あと、年齢を重ねていたり、社会経験がある方は、声優業界でも武器になるものがあります。

例えば、社会経験がある方は、10代にコミュ力で負けてないはずですよね?社会的なマナーもあるはずです。そういうところで、若い子と差をつけなきゃダメってことですね。

会社でビシバシ鍛えられた人は、メンタルも強いかもしれませんね!そういうところも有利だと思います。

最後に、厳しいことを言うと、年齢を重ねていれば「不利」になるのはたしかですが、「そーなんだ、じゃあもう諦めようかな…」って思っている方がもしもいたら…年齢が若くても、たぶんどこかで諦めてると思います。

「年齢を跳ね返す努力」と「年齢に基づいた戦略」の2つがあれば、声の業界で食べていくことはできると思いますよ!

厳しいことを言ったのは愛のムチですので、応援してます。がんばってくださいね!

それではまたお会いしましょう。

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