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【取材】声優事務所のマネージャーにオーディションについて聞いてみた。

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声優事務所のマネージャーにオーディションについて聞いてみた

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どうも、福原安祥です。

ナレーターをしたり、声優養成所の講師をしたり、会社の経営をしたりしています。

今回のテーマは『声優事務所のオーディションで、マネージャーが見ているポイント』です!

動画のコメント欄にいただいた質問にお答えしていきますね!質問の内容は…

「声優事務所のオーディションで、ほとんどのマネージャーさんが見ているところや、注意するところがあれば、ぜひ教えていただきたいです。」

ということです、質問ありがとうございます。

今回は、なんと…ほんとの声優事務所のガチのマネージャーさんに取材に行ってきましたー!

声優事務所の名前、ご本人の名前などを伏せることを条件にして、内容を掲載する許可もいただいたので、ここまでがんばった僕を褒めてください!

というわけで今回は「声優事務所のマネージャーさんに聞いてみた、声優事務所のオーディションのポイント」を解説していきます。

動画はこちら↓

声優事務所のマネージャーにオーディションについて聞いてみた

今回は、「質問いただいたこと+マネージャー視点でどういうふうに見ているか」という観点から4つの質問をしてきました。まずは質問の内容を見てみてくださいね。

マネージャーへの質問

  1. オーディションではどこを見てる?
  2. オーディションでやったらダメなポイントは?
  3. 演技はどういうところを聞いてる?
  4. どういう人材がほしい?

この4つの質問について、順番に解説していきます。マネージャーさんの回答と一緒に、僕の解説も付けていきますよ!

質問①オーディションではどこを見てる?

まず1つ目の「オーディションではどこを見てる?」という質問ですね。

これはズバリ一言でした…「商品価値」です!

やっぱりここはシビアですね。。

以前、僕が声優事務所の自己PR対策についてお話ししたときにも触れた内容なんですが、「あなたがお金になるかどうか」がメチャクチャ大事ってことなんですよね。

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これは「人間として扱ってくれよ」って反発する内容ではなくて、声優事務所が会社である以上、お金になる人材をとるってことはスゴく当たり前のことなんですよ。

マネージャーからしたら、商品価値がない人を事務所に入れてもしょうがないってことです…。

追加で、「見た目も関係ありますよね?」っていう質問も投げてみたところ、「もちろん。見た目も含めてのトータルの商品価値だ」という返答でしたね。

それから、おもしろいなと思ったのは「見せ方も大事」っていうふうに言ってたことですね。

なので、オーディションのときは普段のあなたじゃなくて、「タレントモードのあなた」を見せなきゃいけないってことです。自己演出みたいな部分ですね。

そういうところも、オーディションでは必要になってくるということでした。

質問②オーディションでやったらダメなポイントは?

続いて2つ目の質問「オーディションでやったらダメなポイントは?」についてです。

この質問には2コの回答をいただきました!

どちらも「自分の評価」に関することで、やっちゃう人が多いらしいので気をつけてくださいね。。

マイナス自己評価

まず1つ目は「マイナス自己評価」です。

オーディションに来たのに、自分のダメなところばかりを羅列してしまうっていう人ですね…。

このマイナス自己評価っていうのは、例えば、「自分ちょっと暗くて…」とかの性格の話はもちろんなんですけど、「発声がまだまだなんです…」みたいな技術的な話も含みます。

これを読んでくれている方のなかには「そんなこと言わねーわ」と思った人もいると思うんです。

ただ、オーディションっていう空間に入った瞬間に言っちゃう人がいるんですよねぇー!

なんでかなって思って、僕なりに分析してみたんですけど、おそらく「自分に自信がないから」だと思います。

審査員につっこまれる前に、自分で言っちゃうことで予防線を張るんですよ。「自己防衛」でダメージを少なくしているってことだと思います。。こういう人がオーディションに受かるとは思えませんよね…?

過大な自己評価

続いて、やったらダメなポイント2つ目は「過大な自己評価」です。

簡単にいうと「プライドが高い」ってことですね。

プライドの高さって、「自分すごいだろ」みたいなことを言ってなくても、言葉の端々とか態度とかでわかっちゃうんですよ!

本人は隠しているつもりでも、マネージャーさんは何千人もの声優さんや声優志望者さんと会ってるわけです。なので、そこに関する嗅覚ってスゴいんですよね。

「プライドが高い」っていうのがマイナス評価につながるのはわかると思うんですけど…「オーディションで」プライドの高さが見えたらマイナスに働くのはなぜか…?

マネージャーさんに聞いたら、「収録現場で、音響監督やディレクターの指示に柔軟に対応できないんじゃないかと思ってしまう」と言っていました。

あと、「プライドが高いのはシンプルに生意気でムカつく(笑)」だそうです。。

質問③演技はどういうところを聞いてる?

続いて3つ目の質問「演技はどういうところを聞いてる?」についてですね。

ここは、基本的には「芝居のうまさ」だそうです!

芝居のうまさというのは、いいだすとキリがない話なんですけど…。

オーディションで基本的に見ているのは「セリフが相手にかかってるか」とか「セリフの中で、感情が切り替えられているか」というところだそうです。

声優的な要素としては「声質・キャラの幅・滑舌・抑揚」あたりだそうですよ!

ここでメチャクチャ注意したいのは「滑舌」です!

以前「声優が滑舌で注意したい4つのポイント」について解説したんですけど…その中で、声優に必要なあらゆる技術の中で「滑舌は努力が報われる」とお話ししましたね?

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滑舌は、努力で一番なんとかなる分野なんですよ!

逆にいえば、声優事務所の所属オーディションのときに滑舌が悪い状態だと「自分は努力する気、あんまりありません!」って言ってるのと一緒なんですよね…。

マネージャーさんいわく、「声優事務所の所属オーディションの段階で滑舌が悪い人は、声優事務所に入ったとしてもいっこうによくならない」ということでした。。

なので、滑舌に自信がない人はいっぱい練習して、滑舌がよくなってからオーディションに臨むようにしてほしいと思います!

もう一つ注意したいことがあって、これは声優養成所あるあるなんですけど…自分では活舌悪くないと思ってるのに「プロからしたらガタガタやん」っていう状態ですね。

声優養成所レベルの「滑舌がいい」と、プロレベルの「滑舌がいい」は別の話なので、声優養成所の先生とか、知り合いにプロがいたら、「厳しめで滑舌のチェックしてください」って言ってみるといいと思います!

質問④どういう人材がほしいですか?

それでは4つ目の質問「どういう人材がほしいですか?」についてです。

これに関しては、各声優事務所で回答が違ってくるので、取材したマネージャーさんの声優事務所というよりは、一般的な話で教えてもらいました!

んで、4点の回答をいただきました。

ほしい人材

  1. その声優事務所にいないタイプ
  2. 声優事務所に入ってからもがんばれるタイプ
  3. コミュニケーションがちゃんと取れるタイプ
  4. 即戦力

って感じです。

声優事務所にいないタイプ

まず1つ目「その声優事務所にいないタイプ」がほしいというのは、声質などの技術的な面はもちろんのこと、「性格」も入るそうです。

僕も会社の経営をしたりしているんでわかるんですけど、組織って、似たような人で固まっちゃうと全然いい方向にいかないんですよ!

違ったタイプがいることで、お互いに刺激になっていい方向にいくわけです。

なので、声質だけでなく、「性格も含めて、その声優事務所にいないタイプ」がほしいということですね!

声優事務所に入ってからもがんばれるタイプ

次は「声優事務所に入ってからもがんばれるタイプ」についてです。

読んでくれている人は、「声優事務所に入ってからもがんばるのは当たり前だろ」って思いませんでしたか?

でも、声優事務所に入ってからがんばらなくなる人って…めっちゃ多いんですよ。。

原因の一つは、「声優事務所に入ることがゴールになってた」っていうパターンですね。

声優養成所生の方は、「声優事務所に入るのはゴールじゃない!スタートだ!」って講師に言われたことがあるかもしれません。

そのとおりで、声優事務所に入ってから本当の勝負が始まるんですよ!

でも、このパターンって実はけっこう少なくて、もう一つのパターンが多いんですよね…。

もう一つは、「声優事務所に入ったあとの自分に、夢を見すぎてた」っていうパターンです。

「声優事務所に入ったら、たくさん仕事がきて、いろんな声優さんと仲良くなって…」っていうサクセスストーリーを期待してるパターンですね。

しかし声優業界というのはメチャクチャ厳しい場所なので、1年目から声の仕事だけで生活費が稼げるっていう人はめったにいません!

この「理想と現実のギャップ」に潰されちゃって、やる気がどんどん落ちちゃう新人声優さんがメチャクチャ多いんですよ。。

なので、「声優事務所に入ってからもがんばれるタイプがほしい」というのは、スゴくリアルな話だなと思いましたね!

コミュニケーションがちゃんと取れるタイプ

次に「コミュニケーションがちゃんと取れるタイプがほしい」という回答についてですね。

これは、いつも僕の話を読んでくれている方は見飽きているかもしれませんが、いっつも僕がいってるやつですよ!「コミュニケーション取れるようになりなさい」ってやつです!

とにかく、コミュニケーションが取れないと仕事にならないんですよね。。

現場ではもちろん、声優事務所の中でもコミュニケーションが取れてないと「コイツにチャンスをやりたい」って思われないんですよ!

なので、声優・ナレーターにもコミュ力はとっても大事な要素になってくるんですね。

コミュ力に関しては以前「コミュ力の上げかた講座」というお話をしているので、コミュ力に自信がない方はぜひチェックして、コミュ力上げちゃってくださいね。

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即戦力

最後の「即戦力」についての解説にいきます!

これに関しては、マネージャーさんも「即戦力はそんなにいないと思うから、あんまり期待してるところじゃない」というふうに話していました。

なので、現時点の実力というよりは「伸びしろ」が大事ということですね!

「声優事務所のマネージャーにオーディションについて聞いてみた」のまとめ

今回は『声優事務所のオーディションで、マネージャーさんが見ているポイント』というテーマでお話ししてきました!

現場のリアルな声だったので、けっこう参考になったんじゃないでしょうか?

オーディション対策について解説している動画は、僕のYouTubeチャンネルの再生リストにまとめてありますので、気になる方はそちらもチェックしてくださいね!

しっかり対策を立てて、オーディションに臨んでください!超絶応援してます!

今回は以上です、またお会いしましょう。

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