声優&ナレーター

【現役の声優養成所講師が】自分の養成所時代の失敗を語る。

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声優養成所講師の「養成所時代の失敗談」

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どうも、福原安祥です。

ナレーターをしたり、声優養成所の講師をしたり、会社の経営をしたりしています。

今回のテーマは…僕の『声優養成所での失敗談』です。。

世の中なんでもそうなんですけど、「成功例」というものをマネしても、同じように成功するとは限りません!

しかし「失敗例」というものは…マネすると高確率で失敗します。

つまり、成功にパターンはありませんが、失敗にはパターンがあるということですね。

僕は現在ナレーターや声優養成所講師などをやっていますが、その僕が声優養成所時代に「やっちまったな~」という失敗をご紹介して、アナタが同じ失敗をしないようにするために、この回を作りました!

今回は主に3つの失敗談をお伝えしていくので、くれぐれもマネしないようにしてくださいね。。

動画はこちら↓

声優養成所講師の「養成所時代の失敗談」

声優養成所講師の「養成所時代の失敗談」それではさっそく、失敗その1にいきますね。

失敗①同期を見下していた

養成所時代の失敗①同期を見下していた「同期を見下さない」…これはホントに、過去の自分に一番言いたいヤツです。

僕は未経験で声優養成所に入って、クソほど努力して、その結果半年くらいで、経験者を含めたクラスメイトたちをブチ抜いたんですよ。となると…見下しにかかっちゃうんですね。

声優養成所のクラスメイトとか、学年全体とかが下に見えちゃうわけなんです。「ホント努力しねえなお前ら!だからヘタなんだよ!アホなん???」みたいな。。見下し放題だったんですね。

僕は20代前半に声優養成所に入ったんですけど、当時まぁ~~~尖ってまして。ジャックナイフでした。ジャックナイフ安祥でした。。

なので見下すというよりも、「自分に害になるから喋らない」スタイルでやってたんですね。

ただ、これはいま考えるとスゴくもったいないことをしているんですよ。なぜかというと、仮に僕のほう

 

が演技がうまかったとしても、「人間的に上か」どうかは話が別なんですね。

今考えれば、僕の人間性は当時ジャックナイフだったので、人間レベルとしてはメチャクチャ低かったんですよ。なので「人間性」という部分で考えたときに、僕より上の人ってメチャクチャいたんですよね。当時はそんなこと思いもしなかったんですけど…。

いろんな人と話して、いろんな価値観を学べばよかったなと、いまは思っています。

この話を読んで、「キレイごとなんていらねぇんだよ」って思ったジャックナイフの方!そんな方のために「コスパの面」からも話しておきたいと思います!

人間のデータは多いほうがいい

声優は「人間を演じる」ことが大半なので、人間のデータは多ければ多いほどいいわけですよね?

 

例えば、アナタが「自分の性格って暗いな」と思ってる場合、明るい性格の人の思考回路ってわからないと思いませんか?「なんでそんなに明るいのコイツ?」ってなりますよね。

逆のパターンもそうです。自分が明るかったら、暗い人の思考回路ってなかなかわかりづらいわけです。

ただ、自分と違うタイプの人と話すと、そういう人たちの思考回路がだんだんわかってくるんですね!

「そのタイミングでそれ言う?」とか「自分もそれやっちゃうな」とか、あとは「こう思うから、いま言ったんだ」とか、逆に「いまは言えないのか」とか。そういう自分と違うタイプの人の思考回路が、会話をすることでだんだんわかってくるんです。

で、アナタの性格があまり明るくない場合…明るい役をやるときに、そのデータがメチャクチャ役に立つんですよね!「あの子をモデルにやってみよう」とか「このキャラはあの子の思考回路なんじゃないかな」みたいなかんじに思うことができるんです。

人と話すことで、自分と違うタイプの人の思考回路、もっと言えば「人間のデータ」が手に入るということなんですよ。

 

なんでもそうですけど、人の一部を切り取って、そこだけで人を判断して見下して話さないのはメチャクチャもったいないということですね。

人を見下してしまうことで、自分で自分の効率を下げちゃうことにもなるんですよ!

失敗②いつか見出されると思っていた

養成所時代の失敗②いつか見出されると思っていた

続きまして、失敗談の2コ目にいきたいと思います。

これだけ「声優は狭き門」だと一般の人にまで知られている時代に声優を目指しているアナタ!間違いなく選民意識があります!

選民意識というのは読んで字のごとく「我、選ばれし民」っていう意識のことですね。「他の人と自分は違う」というところが、アナタにも絶対あると思います。

これは…なきゃダメなんですよ!狭き門を目指す以上、絶対持ってていい考え方ですし、むしろこれくらいの勢いがないと他の人に負けてしまうので、選民意識は持っててOKです。

ただ!基本的に…見出されません!

なぜかというと、先ほども話したとおり、プロになれる確率が「メチャクチャ低い」からです。。なので「見出されるだろうな」なんて思ってるうちは見出されません。

そんなに確率はないということですね。見出されるためには、クソほど努力する必要があるということです。

注意というか、難しい話なんですけど…ときどき声優養成所の講師にもいるんですよね。「がんばりすぎるのもよくないよ…」っていう人。

「アホかーーー!」って僕は思うんですけどね。どう考えても「がんばりすぎないとやっていけない業界っていうのはわかってるよね?」という話です。

そう言ってくる人って、もしかすると「将来のライバルを消そうとして…」みたいな意図なんじゃないかってことも考えちゃったりします。わからないですけどね!

なので、「がんばりすぎはよくない」っていうのは、僕はスゴく反対ですね!がんばりすぎないとなれませんよ!

待っていては何も起こらない

「いつか見出されるかも」ていう失敗談に話を戻しますね。養成所時代の僕もそうだったんですけど、「見出してもらえるんだから」っていうことで、メチャクチャふてぶてしかったんですよね!ジャックナイフだったし。。

「自分が選ばれなかったら誰が選ばれんの?」ってかんじだったわけです。何者でもないのにそういう態度だったので…かわいがられるわけがないんですよね。

なのでこれを読んでいるアナタは「見出されるの待ち」ではなくて「見出されにいかなきゃダメ」なんです。自分から見出されにいってください。

こっちからアピールしていかないと、いつまでたっても見つけてもらえません。。そのくらい、やりたい人の数が多いんですよ。

なので、自分から「いい人材いますよ!」っていかないと、待っててもなにも起こらない…という話ですね。

失敗③講師の言ったことを真に受けていた

養成所時代の失敗③講師の言ったことを真に受けていたラストの失敗3つ目は…「講師の言ったことを真に受ける」っていうヤツです!

先にお断りしておきますけど、もちろんみんながみんなそうじゃないんですよ。でも声優養成所の講師の人たちはけっこう「無責任なこと言いがち」なんです。。

例えば、有名声優さんの名前を出して「○○さんみたいな方向でいったほうがいいんじゃないかな」とか「かわいいキャラで勝負すべきだと思うんだよね」とか「声優よりナレーターのほうが向いてるんじゃないかな」とか…言う人がいるんですよ。

これ、講師としては本当に思ったから言ってることなんですけど…「心から」思って言ってるわけじゃないということに注意してほしいんです!

講師としては「スゴく重大なアドバイスをしているつもりではない」んですよ。でも生徒側からしたら「なるほど~」って思っちゃいますよね?

そのアドバイスを完全に真に受けちゃって、○○さんみたいな方向にいったり、かわいいキャラに振り切ったり、実際ナレーターになってみたりして「失敗」しちゃった場合…その講師は責任を取ってくれません。

「お前が言ったからやったのに~!」っていくら生徒が言っても、講師としてはそんなに重大なことを言ったと思ってないので、そもそも覚えてないこともあるくらいなんですよね。。

なので、方向性を決めてしまうアドバイスは僕はしないようにしてるんですけど、そのあたりは難しいところだなと思います。

だからこそ「講師の言うことを100%真に受けてはいけない」ということを忘れないでくださいね。あくまでも、自分の指針は自分でもってなきゃダメですよ!

声優からナレーターに転向したきっかけ

ちなみに僕は10年くらい前に声優養成所に入って、そこからナレーターに転向したんです。そのきっかけは声優養成所時代、講師の方に「君はナレーターのほうが向いてる声だね」って言われたことなんですよね。

それが最初のきっかけになったのは確かで、その後にはいろいろあったんですけど、ナレーターに転向したんですよ。

いま考えると、僕にナレーターを勧めてきた講師って…いまの僕よりナレーションの仕事してないんですよ!「お前に分かるはずねぇだろ!」って言ってやりたいですね。。

つまりそういうことなんです。幸いにして、僕はいまナレーターとしてお仕事を頂いて、食べられてる状況ですけど、もし大失敗していたら…その講師を恨んでると思うんですよね。

だからこそ講師に限らず、人の言うことをすべて真に受けるのではなく、参考として聞いたうえで、「自分の選択には自分で責任をもとう」という話ですね!

声優養成所講師の「養成所時代の失敗談」まとめ

声優養成所講師の「養成所時代の失敗談」まとめというわけで、今回は僕の『養成所での失敗談』をお話ししてきました。主に3つの内容でしたね。

ポイント

  1. 人を見下すのはダメ
  2. 見出されると思うのはダメ
  3. 講師の言うことを真に受けるのはダメ

でした。これから養成所に入る方、いま養成所でがんばっている方、これを反面教師にしてもらって、マネしないようにしてくださいね!

そして…血ヘドを吐くほどがんばってください!

「努力はあまりしなくていい」という人もいますけど、そういう人ってだいたい中途半端なんですよね。。

声優業界はホントに「修羅の国」なので、戦い続けるためには血ヘドを吐くほど努力すること、そして努力するのは「いま!」ということを言っておきますね。

それでは、またお会いしましょう!

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