声優&ナレーター

【声優養成所講師が解説】声優志望/ナレーター志望のための緊張対策

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

声優志望のための緊張対策

前回の講義はコチラ

声優志望者は恋愛すべき?
【声優養成所講師が解説】声優志望は恋愛してもいい?ダメ?

続きを見る

どうも、福原安祥です。

ナレーターをしたり、声優養成所の講師をしたり、会社の経営をしたりしています。

今回のテーマは『緊張』です…!

声優とかナレーターの仕事って、毎回ホントに緊張と隣り合わせなんですよね。。

プロになったら毎回ミスれないんですよ。「1回でも大きなミスをしてしまったら、次から呼ばれなくなるんじゃないか…」っていう恐怖と戦ってるからなんです。

新人声優さんならなおさらですよね?「いまから成りあがるぞ!」ってときにミスをしてしまうと、せっかくのチャンスを棒に振るんじゃないかっていう不安があると思います。

仕事の前日から不安でいっぱいになって、それで緊張しちゃうわけなんですよ!

声優養成所生の場合は、毎回のレッスンで緊張しちゃう方も多いと思います。人前で何かをすることにまったく慣れてない人が多いと思うので当たり前ですよね…。

そういう人が、声優養成所に入ったとたんに「人前で演技をしろ」と言われるわけなので、緊張しないほうが難しいと思います。

今回は、そういった緊張との向き合いかたについて解説していきます!

緊張としっかり向き合って、緊張を乗り越えた先のことを覚えちゃえば、演技がもっと楽しくなりますよ!

動画はこちら↓

声優志望/ナレーター志望のための緊張対策

声優志望/ナレーター志望のための緊張対策まず、緊張の前提条件について知っておいてほしいんです。俺のツイートを見てくれよな!

「緊張して力が出せなかった…」っていう人いますよね?声優養成所生からもけっこう聞きますし、もしかしたらあなたも言ったことがあるかもしれません。。

ちなみに僕は言ったことが…あります!つらい。。

ツイートでも書いたとおり、本番では70%の力しか出せないんですよ!これはプロでも一緒です!

プロでも、家で練習してる状態が100%だとすると、現場では70%の力しか出せません…。

なんでかというと、本番はいろんな人に見られているからです。自分の演技・ナレーションをチェックされているわけですね。

このときって「褒められたい」とか「ミスれない」とか「うまくいかなかったらどうしよう」という雑念が、絶対誰にでも湧いてきます。

この雑念のせいで、クオリティが落ちちゃうんですよね。

ホントに覚えておいてほしいんですけど、「家でやったらうまくやれるんです…」っていうのはみんな一緒!俺も一緒!ってことですね。みんな家でやるときが一番うまいんです。

「本番で70%の力しか出せない」っていうことは、逆にいえば「70%の力があなたの力」ってことですね!

なので、あなたの70%の力で「お金をもらえる力」がなければ、プロにはなれないってことですね…。

実力の70%が限界値

もう一つ覚えておいてほしいことがあります。さっきから「70%の力しか出せない」っていってますけど、これって「MAX」が70%なんですよ!

なので、緊張への対策をまったくしていなければ、70%以下になることだってありえるわけですね。

本番で30%の力しか出せない、50%の力しか出せないってことは、全然ありえるわけです。

そういう人たちが口をそろえて「緊張して力が発揮できませんでした」って言うんですよね。。

違うんですよ!緊張の対策をしとけっつー話なんです!

というわけで、ここまでで緊張の前提条件を知ってもらえたと思うので、ここからは「緊張対策」についてお話ししていきますね。

声優志望/ナレーター志望の緊張対策のポイント!

声優志望/ナレーター志望の緊張対策のポイント!というわけで、ここからは緊張対策をお伝えしていきますね!ポイントは3つあります。

緊張対策①事前準備

まず1つ目のポイントは…「事前準備」です!

これ、めちゃくちゃ当たり前なんですけど、できてない人が多いんですよ…。

声優養成所生ならレッスンの準備、新人声優さんなら現場の準備になりますけど、これをやってない人けっこういるんですよね。。

Twitterとかでときどき見かけるのは、「明日、声優養成所の自己PRだ!ヤバい!なにも考えてない!」みたいなやつ…問・題・外☆でございます!

めちゃくちゃ当たり前のことですけど、事前準備が適当な人が結果を出せるはずがありません。確実に爆死です!

「これでもか」っていうくらい準備をすると、「これだけやったから大丈夫だ」っていう自信や安心感が生まれるんですよね。

これによって、かなり緊張が緩和されるんですよ。

逆に事前準備を適当にしちゃった人は、本番前も、本番中も、ずっと不安でいっぱいになっちゃうので確実に爆死です。。

シミュレーションも大事

準備っていうのはどういうことかというと、セリフや自己PRの内容の面に対してはもちろんですが…それ以外には「シミュレーション」が大事なんですよね。

翌日のことに対して、「こういう質問がきたら、こう返そう」とか、「こういうダメ出しがきたら、こういうふうに演技を変化させよう」というふうなシミュレーションです。

これを何通りもしておくことが非常に大事なんですね。いくつもパターンを繰り返すことで、スゴく心が楽になるんですよ!

声優養成所のレッスンに関しては、『声優養成所のレッスンの事前準備はなにをすべき?』っていうテーマで、過去に解説しています。声優養成所生の方は、そちらも時間があるときにチェックしてみてくださいね!

声優養成所の「セリフのレッスン」の準備
【声優養成所講師が解説】"セリフのレッスン"の準備はなにをすべき?

続きを見る

緊張対策②緊張をチャンスだと思え

緊張対策②緊張をチャンスだと思えただし!いくら準備していても…本番は絶対に緊張します。大事な場面であればあるほど緊張します。僕もそうですね。。

そこでポイントの2つ目「緊張をチャンスだと思え」です!

人間の体のパフォーマンスって、一定の緊張感がないと高まらないんですよ。

これは表現でも同じで、緊張が高まる、つまり緊張しているほうが、いい演技が生まれやすいんですよね。

じゃあ、「いい表現・パフォーマンス」をするために必要なものはなんだと思いますか?

答えは…「集中力」です!

スポーツとかでも一緒ですが、集中できてないと結果を残すことはできません。スポーツ選手は「ゾーン」って言ったりもしますよね。

つまり、「緊張」と「集中力」は、どっちも存在しなきゃいけないんですよ!

集中するために緊張しなきゃいけないってことなんですね!

緊張の先に集中力があるってことなので、緊張を乗り越えると集中力が高まるってことなんですよね。これは科学的にもわかってることです。

だから「緊張はチャンス」なんですね。集中できるチャンスです。

なので自分が緊張してしまった場合は「よし、いいかんじだ。集中する準備はできてる」っていうかんじになってくださいね。

120%の力が出ることもあるが…

ちなみに、集中したときっていうのは、スポーツ選手のゾーンと同じで、「120%の力」が出せることがあるんですよ。

ただ、これはめったにありません。。特に声優の場合はマイクワーク(スタジオでマイクの前に立ったり離れたりすること)があるので、絶対に冷静になる瞬間があるんですよね。

なのでゾーンに入りっぱなしの状態になるのはなかなか難しいです。あんまり期待しないようにしてくださいね!

特に新人の頃の場合って緊張のほうが勝ってしまうので、「緊張したときは集中できるチャンス!」っていうふうに思うクセをつけてください。

「ピンチはチャンス」っていう発想はベタなんですけど、いろんなところで役に立つので覚えておいてくださいね!

緊張対策③ルーティン

緊張対策③ルーティン続いて、緊張対策3つ目は…「ルーティン」です!

ルーティンを作ることで、「平常心に近い状態」で本番に臨むことができるんですよ。

ルーティンってどういうものかというと、スゴく簡単にいうと「自然にやってる習慣」のことです。

ここで質問です!あなたはスマホをどっちの手で持ちますか?

「右か左」のどちらか、すぐ反応できると思います。これって考えないからなんですよね。

スマホを持つときや文字を打つときに、「よし、いまからこっちの手でスマホに触るぞ」っていちいち思いませんよね?無意識だと思います。

これって「スマホは左 or 右の手で持つ」っていうことが「ルーティン」になっていて、自然にできている習慣ってことなんですよ!

緊張を和らげるために、このルーティンが使えるわけですね。

例えば、読む前のルーティンを決めておくことで「よし、いつもどおりにやれるぞ」って思えるわけなんです。

ルーティン化には時間がかかる

ただ、このルーティンのことを教えると、「わかりました!今日のレッスンからやってみます!」っていう人がときどきいるんですけど…できません!

その日に初めてやったことってルーティンじゃないですよね?今日から始めたことは「今日やった行動」でしかありません。。

さっきから言っているとおり、「何回も繰り返すことで自然にやっちゃう習慣」のことをルーティンっていうんです。

その「自然にやってる習慣」をやるから「いつもどおりだ」って心が思えるんですよね。

なので、ルーティンにしたい行動が自然になるには、スマホと同じくらい、つまり「何百回・何千回と繰り返す」必要があるんですよ。

その動きが自然になったら、そのときはじめて「ルーティン」として使えるようになるわけなんですね。

つまり、本番前にいっぱい繰り返さないとルーティンにはならないってことです。

いつ繰り返すのかというと…普段の練習のときにやってください!

普段の練習から「ルーティンにしたい行動」を入れて練習をすることで、それがルーティンに変わっていくんですよね。つまり、その動きが自然になるってことです。

どんなルーティンを作ればいい?

じゃあ、どんなルーティンを作ればいいと思いますか?

これは…ほんとうになんでもいいです!自分が好きな行動でOKです。

例えば、「読む前に息を吐く」とか「ちょっと肩を回してから読みはじめる」とか、「好きなものを思い浮かべてから読む」とか…なんでもいいんです!

ただ、これを練習するときにずっと繰り返すのが大事なんですね。そうすれば、読むまでの一連の流れの中で読めるので、緊張しづらくなると思いますよ。

時間はかかる方法なんですけど、すごく長く使える技術なので、ぜひ取り入れてみてくださいね!

「声優志望/ナレーター志望の緊張対策」のまとめ

「声優志望/ナレーター志望の緊張対策」のまとめ今回は『緊張』というテーマで解説しました!

覚えておいてほしいのは、本番では基本的に70%の力しか出せないので、「70%があなたの実力だよ」ってことですね。

緊張対策のポイントは…

  1. 事前準備をしっかりする
  2. 緊張はチャンスだと思う
  3. ルーティンを準備して実践する

でした!

最後にお伝えしたいことがあります。

緊張しちゃうっていうのは、あなたが声の仕事や練習、あるいは声優養成所のレッスンに真剣に取り組んでる証拠なんですよね。適当にやってる人って緊張しないんですよ。

「結果を出したい」とか「いい評価を受けたい」と思っているから緊張するわけですね。「別に評価とかどうでもいいよ」って思ってたら緊張しません。。

なので、そういうところでも自分ががんばってることはわかるので、そこは自分を褒めてあげてくださいね!

それではまたお会いしましょう。

次の講義はコチラ

声優養成所で評価されない演技
【養成所講師が解説】声優養成所で評価されない演技とは?

続きを見る

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

© 2021 雑学カンパニー