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戦国武将が乗っていた馬は"ポニー"。サラブレッドじゃないのか…

戦国武将が乗っていた馬は「ポニー」という雑学

歴史の中でも特に人気の時代といわれる「戦国時代」。戦国時代をテーマにした大河ドラマや、戦国時代をモチーフにしたアニメや漫画・ゲームなどが火付け役になり、今や若い女性にも戦国ブームが到来している

「戦国武将」についても、大河ドラマでのイケメン俳優の抜擢などで拍車がかかり、戦国武将のイメージへの思い込みが独り歩きし始めている。

そこで一石を投じたいのは、戦国武将が乗っていた馬のこと。大河ドラマでも、戦国武将の巧みな馬使いに魅了される人も多くいると思うが、実はこの馬、私たちがイメージしている馬とは到底かけ離れているようだ。

今回は、戦国武将が乗っていた馬の実態についての雑学を調べてみよう!

【歴史雑学】戦国武将が乗っていた馬は「ポニー」

秀吉くん
戦国武将の馬っていうと、ラオウが乗ってた黒王号みたいなデカい馬を想像されちゃうから困るっすよね。
信長さん
そうだな、俺達が乗っていたのはそこまでデカい馬ではなかったからな。

【雑学解説】戦国時代の馬は大河ドラマのような競争馬ではない!

大河ドラマのような競争馬ではない!というトリビア

戦国時代ファンからすると、ショッキングな事実ではあるが、戦国武将は大河ドラマのような競走馬に乗っていたわけではない

競争馬のようなサラブレッドは、イギリスで誕生し、近代に競争馬として改良された品種である。日本に入ってきたのは約150年ほど前といわれている。

戦国時代が始まったのが約550年前なので、その時代の日本にサラブレッドは存在していなかったというのは明らかだ。では、戦国時代の日本にいた馬というのは、どのような馬だったのだろう。

【追加雑学①】】戦国時代の馬がポニーだといわれる理由

戦国武将が乗っていたといわれるポニー

ポニー

「戦国武将」と「馬」で連想されるのは、武田信玄の騎馬隊ではないだろうか。武田信玄の拠点である信濃(現在の長野県)が、日本の在来種である「木曽馬(きそうま)」の産地であったことも、武田信玄の騎馬隊が有名になった理由のひとつともいわれている。

信長さん
木曽馬は、鎌倉時代後期の武将・新田義貞も軍馬として使っていたんだぞ。

その「木曽馬」はどのような馬だったのか。

大きめの頭部に、ぼてっと太った体つき、太くて短めの肢、そして体高は約125~135㎝。つまり、分類的には「ポニー」と呼ばれる馬種帯が「木曽馬」なのである。平均体高が約160㎝ほどあるサラブレッドと比較すると、とても小さな馬であった。

武田家の本拠である甲府の躑躅(つつじ)ケ崎館で、戦国時代の馬の骨格が発掘されており、その馬骨の復元をすると、その体高は約120㎝ほどしかないことも分かっている

このことからも、戦国武将は「ポニー」と呼ばれる馬種帯の「木曽馬」に乗っていたと考えるのが妥当な線だといえる。

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【追加雑学②】】戦国時代の馬はポニーではないという説も!

ポニーではないという説についてのトリビア

一方で、「ポニーではない!」という説も挙がっている。

「ポニー」と呼ばれる馬種帯の「木曽馬」は、農民が使っていた小型の農耕馬のことで、戦国武将はモンゴルからの立派な馬に乗っていたというのだ。

昔の日本での馬はかなり重要な役割で、農耕や荷役、運用など様々な分野で、それぞれの用途に応じて馬種が育成されていたという。軍馬についても、育種技術が盛んに行われ継承されていたことから、戦国時代には、戦闘のために特化した軍馬が存在したということだ。

競争馬のようなサラブレッドほどではないにせよ、体高が約145㎝を超える馬も存在していたとも考えられる。しかも、軍用に特化して育成された馬なので、体力や闘争心の強さは別格だったともいわれている。

信長さん
別にサラブレッドでないと戦えないという訳でもないからな。
秀吉くん
そうっすよね。キチンと軍馬用に訓練された馬を使うことが大事なんっすよ!

雑学まとめ

戦国武将が乗っていた馬は"ポニー"。サラブレッドじゃないのか…という雑学まとめ

戦国武将が乗っていた馬に関する雑学をご紹介した。歴史の真実はひとつのはずなのに、新史料の発見や発掘調査などにより、歴史上の出来事や人物の解釈が変わることは多々ある。歴史の教科書も毎年書き換えられていくために、世代により、歴史の内容に違いが生じて、しばしば話題になることも。

今回のテーマもこれの一環ともいえ、我々のイメージからかけ離れている馬の実体にショックを受けた人も多くいると思うが、調べていくうちに、その内容は歴史の断片を繋げて解釈したに過ぎないことが分かった

実際にその時代を過ごした人は誰もいない前提で、議論を重ねても仕方ないことなので、我々の頭の中のイメージがそれぞれ素晴らしいものであれば、それでよいのではないだろうか。

信長さん
そうだな。こんなちんちくりんの猿が立派な馬に乗っていると考える方がおかしかろう。
秀吉くん
ちょ…信長さん、そろそろ僕を人間扱いしてくださいっすよ…。

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