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世界最古の戦争は?100年にも及ぶ戦いだった!【ラガシュ・ウンマの戦い】

雑学カンパニー編集部

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世界最古の戦争記録は?に関する雑学

歴史を学ぶ上で男子諸君が強く興味を惹かれる部分というと、おおよそ国取り合戦だろう。活躍した武将などの話を聞くと、超人的な武勇伝も多く、心躍らされる

ときに、戦争は元を辿ればいつの時代から行われていたのか、気になったことはないだろうか。そこで今回注目する雑学は、世界最古の戦争記録だ。

文明の発達していない古代の戦いだから、ちょっとした小競り合いのようなものだろう…と筆者は高をくくっていた。しかし真相を辿ってみると、これまた心躍らされる壮大な戦いが繰り広げられていたのだ!

【世界雑学】世界最古の戦争記録は?

ロバート
エイミー、世界最古の戦争って、紀元前に起きていたらしいぜ!
エイミー
そうなのよ。古代メソポタミアで起きた『ラガシュ・ウンマの戦い』が最も古い戦争っていわれてるんだけど、なんと100年も続いた壮大な戦争だったらしいのよ。

【雑学解説】古代メソポタミアのラガシュ・ウンマの戦いは記録されている最古の戦争。期間は100年にも及ぶ!

古代メソポタミアのラガシュ・ウンマの戦いは記録されている最古の戦争。期間は100年にも及ぶ!というトリビア

記録されているもので最古の戦争は、紀元前25世紀頃、現在のイラクの一部に当たる古代メソポタミア地方で起こった「ラガシュ・ウンマの戦い」だとされている。

当時ラガシュ王国の首都ギルスがあったとされるテルロー遺跡から、国王のエアンナトゥムが残した戦勝記念碑が発見されているのだ。

記念碑にはラガシュ王国が勝利した国が数多く記されているが、どれも具体的にどんな戦いだったかは残されていない。その中でわずかながら内容がわかっているのが、ラガシュ・ウンマの戦いなのだ。

ロバート
そんな昔の戦争の戦勝記念碑が残ってるだけでもスゲェと思うぜ!

ウンマ王国が国境を勝手に動かしたことが戦争の原因に

戦争の原因を作ったのはウンマ王国だった。ラガシュとウンマは当初、第三者国・キシュの仲裁によって、石碑を置くことでお互いの国境を定めていた。これをあるときウンマ側が勝手に移動させたのだ。

これを発端に勃発した両国の戦いは、100年にも及ぶ壮大なものへとなっていく。ラガシュの国王はこの戦争のあいだに2回も変わっているという。

記念碑に記されている通り、戦争に勝ったのはラガシュ。その後この二国間に結ばれた和平協定は、世界最古の国際条約とも呼ばれている。

エイミー
どんな時代でも、平和を築き上げるための和平協定ってのは必要になるわよね。

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【追加雑学】詳細に記録が残されているものだと古代エジプト・カナン連合間の「メギドの戦い」が一番古い

詳細に記録が残されているものだと古代エジプト・カナン連合間の「メギドの戦い」が一番古いというトリビア

カルナック神殿の浮き彫り

ラガシュ・ウンマの戦いは、ただ「そういう戦争があった」というだけの記録だ。さらに詳細に記録が残されたものとなると、月日は大きく流れ紀元前15世紀、古代エジプト・カナン連合間に勃発した「メギドの戦い」になる。

カナン連合というのは、現在でいえばシリアに位置する地域だ。この戦いはエジプト側が勝利し、カナン連合がイスラエルのメギドに逃げ込んだところを、約7か月間にも渡って包囲したという。負けはしたものの、カナン連合も長期間よく耐え忍んだものだ…。

ロバート
男は忍耐だよな…

エイミー
つまり、アンタは男じゃないってこと?

この戦いに関しては、使われた武器や死者数など、詳細な戦争記録が、エジプトのファラオと行動を共にした書記によって残された。エジプト・カルナック神殿外壁のヒエログリフがその記録だ。

神殿の外壁に残されているというのもまた興味深い。戦争の記録というと、もっと秘密裏に残しておくイメージがあるが…。当時は多くの人と共有するべき情報だったのだろうか。

このときエジプト軍の指揮を執ったファラオ・トトメス3世の戦術は、フランスの英雄ナポレオンも参考にしたといわれている。現代でも兵法書などがビジネスの参考にされることがあるように、戦略的なものに時代遅れという言葉はないのかもしれない。

エイミー
優秀な戦略っていうのは、古今東西変わらないものなんでしょうね。

雑学まとめ

世界最古の戦争は?100年にも及ぶ戦いだった!【ラガシュ・ウンマの戦い】についての雑学まとめ

ウル・ナンシェの奉納板

世界最古の戦争についての雑学をご紹介したが、いかがだっただろうか。記録上では世界最古の戦争に位置付けられるラガシュ・ウンマの戦いは、100年にも及ぶ壮大な戦争だった。しかし原因を聞いてみると「そんなに事を荒立てる必要あるか?」と思ってしまう。

人が殺されたわけではないし、物や領土の問題なら話し合って取り戻すことはできるはずだ。わざわざ戦争を起こさなくても「いやいや、勝手に国境動かさんといて!」と注意して終わらせることはできなかったのだろうか…。

などという考えが浮かんだが、これもきっと平和な現代の日本に生まれたからこそだろう。古代の人たちとは価値観がずいぶんと違う。つくづく、この時代に生まれて幸せだなと感じさせられる次第である。

ロバート
そうだよな、喧嘩でも戦争でも、『そんなに事を荒立てる必要あるか?』っていうことって多いよな。

エイミー
そうよね、もっとアタシたちはお互いに歩みよった方がいいわよね。え?なによロバートその顔は?

ロバート
いやエイミー…ただ、いつもオレに攻撃的な発言をするキミからそんな言葉を聞くなんて…って思っただけさ…。
エイミー
アンタ、アタシと100年間戦争したいわけ?

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