みなさんはエイプリルフールに嘘をついたことはあるだろうか。
毎年エイプリルフールになるとみんなで嘘をつきはじめる。一部の企業は自社サイトで嘘の商品を宣伝し、それがSNSで拡散されて話題になったりもする。
しかし、エイプリルフールには実はある制限があることをご存知だろうか。エイプリルフールは厳密にいうと、嘘をついてはいけないタイミングがあるのだ。
一体どういうことなのか、今回の雑学では、この真相を探っていくことにしよう。
【生活雑学】エイプリルフールには時間制限がある
【雑学解説】エイプリルフールで嘘をついて良いのはいつまで?
エイプリルフールとは4月1日に行われるイベントのことで、世界中で行われている。嘘をつくことはいけないことと普通はされているが、この日だけは嘘をついても良いといわれている。
日本でもエイプリルフールの日は盛りあがりを見せ、数多くの人や企業が面白い嘘をついている。企業のツイートをまとめた動画をみつけた。ツッコまずにはいられない…!
もともとエイプリルフールはフランスから始まった。昔のフランスでは、4月1日から新年がはじまると決められていた。
しかし、国の王様が1月1日を新年とするグレゴリオ暦を採用したため、4月1日が「嘘の新年」と嘲笑われるようになった。ここから転じて、4月1日は嘘をついても良い日とされるようになったのだ。
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意外と知られていないが、実はこのエイプリルフールで嘘をついて良いのは、午前中だけとなっている。午後になったら嘘のネタバラシをしなくてはいけない。
なぜ、このようなルールになっているのか?
それは、イギリスで5月29日に行われる王政復古の記念日がもとになっている。この記念日では、人々はオークアップルの実の飾りを帽子や襟元につける。オークアップルをつけることは王様に忠誠を誓うことで、つけてない人は批難された。
そして、オークアップルをつけるのは午前中までである。
この風習がエイプリルフールにも流用されて、エイプリルフールは午前中のみ嘘をついて良いということになった。なぜ記念日の風習がエイプリルフールにも流用されたのか、詳しいことは分かっていない。たしかに時期は近いが…。
王様に感謝する風習を「そんなものは上っ面で、嘘の忠誠だ」と馬鹿にする声も多かったのではないだろうか。だから、嘘をつく日であるエイプリルフールに皮肉の意味合いを込めて、このルールを適用するようになった…。そんな風に私は想像した。
午前中しか嘘をついてはいけないことの由来が、まさかイギリスの記念日にあるとは…! すごく意外だった。
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【追加雑学①】エイプリルフールはどんな嘘でも許されるのか?
エイプリルフールはどんな嘘でも許されるのだろうか?
いや、決してそんなことはない。いくらエイプリルフールとはいえ、人に迷惑をかける嘘はついてはいけない。
嘘の内容によっては、犯罪になる場合も当然あるのだ。たとえば、SNSで「バイト先の店でゴキブリを揚げている」などと嘘のツイートした場合、逮捕される可能性は非常に高い。
エイプリルフールとはいえ、ついていい嘘とついてはいけない嘘は見抜いた方が良さそうだ……。人を傷つけたり迷惑をかけたりする嘘はどんな場合でもよくない。
【追加雑学②】エイプリルフールでついた嘘は、その年は実現しない?!
エイプリルフールでついた嘘は、その年は実現されないといわれている。これは果たして本当なのだろうか?
調べてみると、統計的にみて嘘が実現する可能性は低いようである。なぜ嘘は本当にならないのだろう…。
理由は単純で、実際に起こりそうな嘘をエイプリルフールでつくとトラブルになる可能性があるからだ。「こんなことにはならないだろう」と思って、いうことが多いため、実現する可能性が低いのは当然のことだろう。
またエイプリルフールに嘘をつくことで、自分に「これは実現しないんだ」って暗示をかけてしまうこともあり得る。そうなると、実現のための努力をしなくなる。たとえば「宝くじにあたった」という嘘をついた場合、買っても当たらないだろうと考え、宝くじを買わなくなるというのはある。
というわけで、エイプリルフールで嘘をつくときは、「実現して欲しくないもの」を選んだ方が良さそうだ。
嘘をつくことは、自分に暗示をかけることでもあるんだなあ。たかがお遊びのエイプリルフールとはいえ、色々考えさせられることがある。
エイプリルフールの雑学まとめ
本雑学記事ではエイプリルフールには制限があるということについて解説した。
エイプリルフールは午前中しか嘘をついてはいけないなんて知らなかった。
しかし、考えてみれば午前中に嘘をついて、午後にネタバラシをするというのは、すごく理にかなっている。翌日にネタバラシしても、そもそもどんな嘘をついたのか忘れている場合もあるもんな…。
こんなルールがあるなら、もうちょっと広めてほしいところだ…。
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