人に言いにくい悩みの一つに頭髪の問題、つまり薄毛があるのではないだろうか。年齢やストレスなど様々な要因で薄くなっていく頭髪だが、食生活を見直すことで改善できるかもしれない。
今回の雑学記事では、薄毛を予防できるかもしれない食事についてご紹介しよう。お悩みの方も、そうでない方も、まず試してみることをおすすめする。
【人体雑学】薄毛を予防できるかもしれない食事がある
【雑学解説】地中海式の食事で薄毛が予防できるかも
イタリアのIDI病院の研究で、頭髪が豊かな人と薄毛の人の食事について調べたものがある。この研究では、髪の毛がフサフサの人108名と男性型脱毛症（AGA）に悩む人104名の食事を比較した。
参加者は28歳～39歳の男性で、BMIは25以下。そして、喫煙の習慣がない人がメインとなっている。
その結果、髪の毛がフサフサの人は、地中海式の食事に近い食生活を送っていることがわかった。やはり、栄養をしっかりと摂取し、健康的な食生活が髪の毛にも良いということか。
また、この実験では、地中海式の食事のどの部分が薄毛予防に効果があるのかも調べてくれている。
その一つがパセリ・セージ・ローズマリーなどの新鮮なハーブを食べること。そして、もう一つが生野菜を食べること。特に、ブロッコリー・キャベツなどのアブラナ科の野菜を食べることが効果的なようだ。
研究者は、「新鮮なハーブやサラダといった地中海式の食事に含まれている食材は、成人男性によくみられる髪の毛の生え際や頭頂部が薄くなる男性型脱毛症のリスクを下げてくれるかもしれないことがわかった」といっている。
というのも、生野菜とハーブを週3回以上食べると、薄毛になる確率を半分くらいまでに減らせるようだ。素晴らしい効果である。
皆さんも、ぜひ地中海式の食事を取り入れてみてはどうだろうか。具体的には、研究で述べられた新鮮な生野菜やハーブを週3回以上食べることをおすすめする。
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【追加雑学】地中海式の食事とは
ここで、地中海式の食事について、大きく4つに分けて紹介しよう。
① よく食べる食材
- 野菜：ブロッコリー・キャベツ・トマト・ほうれん草・たまねぎ・ニンジン・キュウリなど
- フルーツ：りんご・オレンジ・いちご・ぶどう・いちじくなど
- イモ：じゃがいも・さつまいもなど
- ハーブ：パセリ・セージ・ローズマリー・ナツメグ・シナモン・パセリなど
- ナッツ：アーモンド・クルミ・カシューナッツ・マカデミアナッツなど
- 豆：大豆・いんげん豆など
- 魚介：サーモン・イワシ・タラ・カキ・エビ・ハマグリ・ムール貝・カニなど
- オリーブオイル：エクストラヴァージンオリーブオイル・アボカドオイルなど
- 穀物：全粒粉・玄米・ライ麦・大麦・そば粉など
② まあまあ食べる食材
- 鶏肉：チキン・アヒル・ターキーなど
- その他：卵・チーズ・ヨーグルトなど
③ たまに食べる食材
- 肉：牛肉・豚肉・羊肉など
④ 食べない食材
- 加工食品：ハム・ソーセージ・ベーコンなど
- 精製された穀物：パン・パスタなど
- その他：マーガリン・サラダオイルなど
以上のような内容となる。いろいろと紹介したが、基本的な考え方はシンプルで、「野菜・ハーブ・フルーツをメインに、オリーブオイルを使った料理を食べよう」という捉え方をしてもらえれば良いかと思われる。
まずは、今の食生活から変えやすい部分を取り入れてみてほしい。少しずつ地中海式の食事に近づけていければ、薄毛の予防に大きく貢献するかもしれない。
雑学まとめ
今回は、薄毛を予防できるかもしれない食事についての雑学をご紹介した。
地中海式の食事が薄毛を予防してくれる可能性があることがわかった。その中でも、生野菜と新鮮なハーブが特に大切であるようだ。野菜をしっかりと食べる健康的な食事が、体だけでなく頭髪にも良い影響を与えてくれるのだろう。
薄毛に悩まれている方の中には、シャンプーやマッサージなどで対策をしている方もいるだろうが、食事面からも対策することもできると思うので、ぜひ地中海式の食事を試してみてほしい。
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