私はハゲ頭が好きだ。なんなら背後からヘッドロックかけてなでくり回し、ほおずりしてもいいくらいだ。
そんな私は、職業柄20年近くさまざまな年代の頭頂部を見てきている。そしてずっと気になっていたことがある。ハゲにも「お肌かさかさハゲ」と「つやつやハゲ」といるが、どちらも肩にフケが落ちていることがあるのだ。
ハゲは好きだがフケはあまり好きではない。
今回は、ちょっとデリケートな頭皮の雑学を、ハゲ好きの私が紹介していくよ!
【面白い雑学】髪の毛が薄い人も「フケ」は出る
【雑学解説】結局のところ「フケ」ってなに?
憎たらしいフケの正体は、頭部のアカである。古くなった頭皮表面の角質がはがれ落ちたもので、乾燥性の細かいフケと、脂ギッシュなベタベタしたフケの2種類がある。
頭部のアカなので、当然赤ちゃんでも子供でも絶世の美女でも薄毛の人でも、誰にでも出る。イケメンだってフケだらけだ。
つまり髪の有無に関わらず、誰でも平等にフケは出るのだ。
でもフケなんかなくて、とてもさわやかな人だっているじゃん! と思う人もいるだろう。
それは、「目に見えないフケ」だから見えないのである。このとても細かい「目に見えないフケ」は生理現象なので、出るのは至極当然のことなのだ。
では、目に見えるほどの大きなフケの原因は、いったいなに?
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【追加雑学①】「フケ」は大きく分けて2つの意味がある
フケは大きく分けて2つに分類される。フケの種類とそれぞれの原因をまとめた。
1.乾性フケ
頭皮が乾燥することで起こるフケを、乾性フケという。
【乾性フケの特徴】
- フケの色は白
- 細かいフケが肩に落ちている
- 冬に出る
- 頭を触るとぱらぱら落ちてくる
【乾性フケの原因】
- シャンプーが肌に合っていない
- 髪の毛の洗いすぎ
- 湿度が低い、乾燥している
- 栄養不足
2.脂性フケ
頭皮がべたべたしており、湿ったフケが出る。
【脂性フケの特徴】
- 頭皮がべたべたしていて髪や頭皮にフケがくっ付いている
- フケが黄色っぽい
- フケが大きい
- 頭がかゆかったり赤くなったりしている
【脂性フケの原因】
- カビ・真菌
- 洗髪が不十分、洗っていない
- 皮脂が多い
乾性フケは、誰でも経験したことがあるのではないだろうか?
脂性フケは、いわゆる不潔で髪がべたべたで脂ギッシュで、思わず顔をしかめてしまいそうな…そう、満員電車や学校の先生とかに1人くらいいたであろう…あれだ。
【追加雑学②】今日からできるフケ予防!
一刻も早くフケとおさらばしたい! そんなあなたに、今日からできるフケ予防を伝授する。
【乾性フケの場合】
- 紫外線を避ける(帽子・日傘など)
- 髪の洗い方に注意(次項で動画をご紹介)
- フケ用シャンプーや頭皮の保湿剤でケアする
- 睡眠不足を避ける
- コラーゲンやビタミンを積極的に摂る
【湿性フケの人は】
- 脂っぽい食事を避ける
- チーズや緑黄色野菜・大豆・レバーなどを積極的に摂る
- アミノ酸系シャンプーで1日1回洗う(洗いすぎも洗わずに古い皮脂が残っているのもだめ)
- 洗髪後はなるべく早く髪を乾かす(自然乾燥しない)
- 症状が強い(かゆみ・赤み)ときは皮膚科で相談する
劇的に改善するものではないが、上記を習慣付けると次第に改善が見込まれるだろう。
特に脂性フケの場合は真菌やカビが増殖しているかもしれないので、上記のフケ予防をしてもまったく改善しない、もしくは悪化したなどがあれば、即皮膚科に行くことをおすすめする。
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【追加雑学③】頭の正しい洗い方(動画)
いくら食事に気をつけて、良いシャンプーを使ったとしても、洗い方が間違っていたら意味がない。
髪がきれいな人はみんなやっている、プレーンリンス(予洗)。
1つ目の動画では、結構な時間をかけてプレーンリンス(予洗)を行っている。シャンプーの前に、お湯で髪全体をしっかり流すのだ。特に女性は必ず行ってほしい。この作業で、ほぼ8割の汚れが落ちるといわれているからだ。
プレーンリンス(予洗)ををすると、少量のシャンプーでもしっかり泡立つため、シャンプー代の節約になるし頭皮への負担も減る。指の腹でマッサージするように洗えば、頭皮の血行が良くなり、毛根や皮膚の環境が改善してくるので、ぜひ試してほしい。
もちろん、男性も動画と同じように洗ってほしい。
【追加雑学④】「フケ」って漢字で書くと?
ここでちょっと漢字・語源トリビアを。
フケは漢字で書くと「頭垢」「雲脂」だ。頭垢は漢字の意味どおりなのでピンと来るが、「雲脂」はちょっと読めない。
由来は、白い雲のような角質に分泌物が混じって乾燥し、それがうろこ状になって剥がれ落ちる様子から「雲脂」と付けられたという説がある。腸内フローラ(フローラはお花畑の意味だが大腸内の菌の塊のことを指す)ばりに、きれいな言葉でいいなと思う。
因みに医学用語ではフケのことを「頭部粃糠疹(とうぶひこうしん)」とか「頭皮鱗屑(とうぶりんせつ)」という。粃糠というのは、糠(ヌカ)のように「価値のない抜け殻のようなもの」という意味で、ここでは死んだ頭皮のことを指す。
フケの雑学まとめ
今回は、薄毛の人でもフケは出るという「フケ」についての雑学をご紹介したが、いかがだったろうか? フケは、原因がわかれば比較的対処しやすいので、この記事がお役に立てば幸いだ。
大量にフケが出ているのに放置しておくと、育毛に影響が出てくる。注意が必要だ。
フケ症で太っちょでハゲていると、ちょっと世間から低めの評価を受けてしまう今の日本(何度も言うが私はハゲ好き)。
不摂生して太り、頭皮環境が悪化してフケが出て、抜け毛がどんどん加速してハゲていく。この悪循環に乗っちゃうと、大概の人からは冷ややかな目で見られてしまうので、どこかで断ち切りたいものだ。
どんなに美人さんでもイケメンでも、フケは多かれ少なかれ出ているので、もしフケ症の人が身近にいたら、そっとこの記事をシェアしてくれれば幸いだ。
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