オーディブルはこれまでの読書にはない、「聴く読書」というまったく新しい概念。
読書があまり好きではないという場合でも、試してみたいという人は多いかもしれません。しかし本を読むことになじみがなければ、そもそもどの作品を選べばいいのか迷ってしまいます。
そんなとき、入門としておすすめなのが小説。物語なら変に難しいことを考えず、その世界に浸ることができます。
せっかくオーディブルで楽しむのですから、紙の本にはない、オーディブルならではの魅力を堪能したいところ。そう、オーディブルには紙の本とはまた違った作品の選び方があるのです。
今回は、そんなオーディブルの作品選びのポイントと、入門におすすめの小説を紹介していきます!
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オーディブルの作品の選び方
オーディブルでお気に入りの作品を見つけるコツは、ナレーター選びにあります。
紙の本の価値というのは書かれている内容がすべてで、作家さんが時間をかけて執筆したことに対価が払われますよね。
オーディブルの場合は、その作家さんの労力にプラスして、「ナレーターが何時間、何十時間かけて収録をしている」という付加価値がつきます。
要するにオーディブルは、「ナレーター+本」でひとつの作品なわけです。
このナレーターというのがかなり重要で、読み手のセンスで作品の雰囲気は大きく変わってくるもの。好みの読み手にあたれば物語への没入感も増し、それだけリスニングも捗ります。
そのためオーディブルを最大限に楽しむコツは、好みのナレーターさんを見つけることにあるんです。もちろん本の内容も大切ですが、誰が読んでいるのかに着目して選べば、よりお気に入りに辿り着きやすいですよ。
サンプル再生を参考にして選ぶのもおすすめです。
オーディブルのおすすめ小説5選!
サンプルを使って好みの作品を探していくのも楽しいですが、「もっと手っ取り早くおもしろい作品を知りたい!」という人もいますよね。
ということで、入門者向けに「とっつきやすい」という観点から、おすすめ小説を5つ選んでみました。ぜひ参考にしてみてください!
『君の名は。』著:新海誠
2016年に公開され、社会現象となった映画『君の名は。』。
オーディオブック版では言葉選びの巧みさが際立ち、また違った観点から作品に浸れます。映画を観たことがある人ならなお楽しめるでしょう。もちろん観たことがなくてもおすすめです。
朗読を担当するのは、『鋼の錬金術師』のエド役でおなじみの声優・朴璐美さん。とにかく男性と女性の演じ分けがすごくて、物語にグッと引き込まれます。
『ファーストラヴ』著:島本理生
『ファーストラヴ』は、2018年上半期の直木賞受賞作品。
女子大生を主人公にしたミステリー小説です。この作品がおすすめなのは、元SKE48・乃木坂46の松井玲奈さんが朗読している点。
ミステリーって重たいところがあるので、小説のなかでも読むのに覚悟がいる部類だと思うんです。
その点オーディブルでは、松井さんが読むことで柔らかい雰囲気になっており、とっつきやすい仕上がりに。ファンの人ならより入り込めるでしょう。
以下は収録時のインタビュー動画。松井さんも「本を耳で聴く」という新感覚に魅力を感じたようですね。
『有頂天家族』著:森見登美彦
2013年にアニメ化もされた『有頂天家族』は、人間界に紛れて暮らすタヌキを主人公にした物語。とにかく登場人物が個性的で、聴けば聴くほど愛着が沸いてくる…!
京都を舞台にした和風の情景描写も魅力的ですね。
朗読を務めるのは『ONE PIECE』『ゲゲゲの鬼太郎』『のだめカンタービレ』などにも出演した声優・岡本寛志さん。歯切れのいい語り口で、テンポよく物語が展開されていきます。
『ハリーポッターと賢者の石』著:J.K.ローリング
2000年初頭、小説と映画が同時期に一世を風靡したハリーポッターシリーズは、今世紀最大の名著といっていいかもしれません。
ドキドキワクワクのストーリーは、子どもも大人も楽しめる内容。オーディブルなら親子で楽しむことも手軽にできちゃいます。
朗読を担当したのは、俳優歴60年の大ベテラン・風間杜夫さんです。ドラマ・映画・舞台・落語まで…さまざまな分野で培われた演技力はさすが。登場人物それぞれに躍動感があり、想像力をかき立ててくれます。
ハリーポッターシリーズについては以下の記事でも詳しく触れているので、ぜひ覗いてみてください!
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『アルケミスト-夢を旅した少年』著:パウロ・コエーリョ、山川紘矢、山川亜希子
『アルケミスト』は、1988年にブラジルの小説家・パウロ・コエーリョが発表し、のちに67ヵ国語に翻訳され、世界中でブームを巻き起こした作品。
いわゆる自己啓発をストーリーにしたような内容で、人として大切なことを教えてくれる話になっています。
朗読を担当するのは、声優の梶山はる香さん。
実は今回この作品を選んだのは、梶山さんの朗読が私の一番のお気に入りだからです。いい意味で声に癖がなくて、間の取り方も遅すぎず早すぎず。ずっと聴いていても疲れない…そんな感じでしょうか。
このほかには『星の王子さま』や、鈴木光司さんの『らせん』なども担当されていますね!
オーディブルのおすすめ小説5選|まとめ
オーディブルを存分に堪能したいなら、本の内容と、どんなナレーターが読んでいるかを合わせて作品を選ぶのがおすすめ。
もっともナレーターの起用はオーディブルが一番力を入れている部分なので、正直、なんとなく買っても失敗することは少ないんですけどね。
それでもやっぱり「この人の声好きだな」というナレーターに出会った瞬間はうれしいものです。ぜひナレーターに注目しながら、オーディブルを楽しんでみてください!
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