1974年に誕生し、2019年で誕生45周年を迎えるサンリオのマスコットキャラクター・ハローキティ。通称キティちゃんと呼ばれている彼女は、老若男女数多くのファンを魅了する日本を代表するキャラクターだ。
キティちゃんは、見た目はヒゲが6本で白い猫のように見えるが、実際は猫ではないのだ。猫ではないとなると彼女は一体何者なのか。今もなおキャラクター界の大御所として活躍するキティちゃんの雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】キティちゃんの正体は猫ではなく人間?
【雑学解説】猫なのに猫を飼っている? キティちゃんの正体は!?
キティちゃんが猫ではなく、人間であることを証明する事実がある。それが彼女が飼っているペルシャ猫・「チャーミーキティ」の存在である。
チャーミーが登場したのは2004年、キティ生誕30周年の時。チャーミーはパパが誕生日プレゼントとした猫で、現在はキティちゃんのペットだ。
このように猫を飼うということが人間である証明ではないだろうか?
といっても、完全にキティちゃんの見た目は猫なので、納得出来ない方も多いかと思う。サンリオが答えた衝撃の事実があったので、それをご紹介する!
猫ではないなら、何者!?キティちゃんの正体
実はキティちゃんは猫をモチーフに、擬人化したキャラだという。
ロサンゼルスでのキティちゃんの展覧会「ハロー! ハローキティのスーパーキュートな世界への体験」の学芸員をされたクリスティン・R・ヤノ氏はキティちゃんを猫として紹介しよう考え、書いた説明原稿を確認のためにサンリオへ送った。
すると、サンリオ側から「猫ではなく、彼女はカトゥーンキャラクターです。彼女は4本足ではなく、2本足で普通に歩いたり、座ったりして生活しています。チャーミーという猫のペットもいますよ。」と連絡が来たという。
カトゥーンは漫画という意味なので、漫画のようにデフォルメしたキャラクターということなのだと思う。この情報が流れるとさまざまな海外メディアも取り上げ、アメリカの大手メディア「ワシントン・ポスト」では「Hello Kitty is not cat. Everything is a lie.(キティちゃんは猫じゃなかった、全部ウソ)」という見出しで記事が出るほど騒がれたようだ。
えー! と仰け反りたくなるぐらいの衝撃である。公式サイトに「明るくて、優しい女のコ。」とは書いてあるが、この説明だけでは人間の女の子とは分かんないよ!! たしかにキティちゃんが猫の設定だったら、夢がピアニストっておかしいけどさ…
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【追加雑学】キティちゃんが変身する正義の味方イチゴマン
キティちゃんは「イチゴマン」という正義の味方に変身することができる。2011年「ハローキティアート展」で生まれたイラストのうち、高評価をえて公式キャラクターとして誕生した。ちなみに差別化をはかるため、キティちゃんとは別のキャラクターとして活動をしている。
イチゴマンが倒すべき相手は邪悪な心や腹黒い心をもつ怪物。イチゴパンチ・イチゴキック、そしてイチゴビームを使って怪物をやっつけていくのだ。また共闘するキャラクター・ダークグレープマンとハニーモモもこの時期に発表されている。
特撮ヒーローっぽい感じがする。キティちゃんのかわいさと、かっこよさが相まって、筆者的にはなんだか新しさを感じた。キティちゃんワールドの幅広さハンパない…
雑学まとめ
今回はみんなの人気者、キティちゃんについての雑学を紹介させてもらった。
キティちゃんは猫ではなく人間であることが分かっていただけただろうか。
見た目が完全に猫なので、説明がされないかぎりずっとそのように思い込んでいた。事実を知るとなんだか複雑な感じもするが、キティちゃんの可愛らしさは変わらない。今後もいろんな姿を見せてくれる彼女を応援しようと思う。