「本を読むのは苦手だけど、オーディオブックなら聴くだけだし…読書習慣が身につけられるかもしれない!」
そんな期待からオーディオブックを使い始める人って、きっとたくさんいますよね。
でも、そもそも読書習慣がなかったなら、「何を聴けばいいかわからない…」という人も多いはずです。せっかく新しい習慣を身につけようとしているのに、出だしからつまずいてしまうのはもったいない…。
ということで今回は、アマゾンのオーディオブックサービス・オーディブルのラインナップから、私が実際に「買ってよかったな」と感じたものを厳選してみました!
オーディブルのジャンル別おすすめ作品を紹介!
さっそく、オーディブルの主要ジャンルごとにおすすめの書籍を紹介していきます。
私もオーディブルから読書にハマったタイプなので、入り口として参考になるものがきっとあるはずですよ!
自己啓発のおすすめ作品
自己啓発系の本って、読んでいて「この人だからできるんじゃん」って思っちゃうことありませんか? そんな人におすすめの1冊がこちら。
『ぼくたちは習慣で、できている。』著:佐々木典士
著者は出版社3社を経て、現在はフリーで作家をされている佐々木典士さん。2015年に出版された『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は24ヵ国語に翻訳され、ベストセラーにもなっているので、聞いたことがある人も多いでしょう。
『ぼくたちは習慣で、できている。』はタイトルのまま、よい習慣を身につける手引きのような内容です。
偉人の言葉や逸話、研究データをもとに、「習慣はどうやったら身につけられるのか、なぜ習慣付けるのが難しいのか」を解き明かしていきます。
しかし、いわゆるありがたいお話…という感じではなくて、「教える」より「一緒に学んでいく」というスタイル。その語り口がすごく受け入れやすくて、「頑張れば自分でもできそうだ」と思わせてくれるんです。
英語のおすすめ作品
「英語を勉強しよう!」と思ったことはあるけど、結局何年も話せるようになっていないっていう人、多いですよね。それって多くの日本人の学習方法が間違っているからなんです。
『留学しないで「英語の頭」をつくる方法』著:齋藤兼司
著者の齋藤兼司さんは、英会話講師として1,000人以上の生徒を教える凄腕のパーソナル・イングリッシュ・コンサルタント。
「英語を何年勉強しても話せるようにならないのは、日本語に訳してから理解しようとしているため」という問題定義から始まり、頭のなかに浮かんだ映像で英語を理解できるようになる方法が解説されています。
「たしかに…日本語に直して理解しようとするのって二度手間だよな…」と、納得させられる内容です。「大人になってからじゃ遅いというのは思い込み」という話にも勇気付けられました!
小説のおすすめ作品
小説と一口にいっても、いろいろジャンルがありますが…今回は私が大人げもなくボロ泣きしてしまったこの作品を紹介します!
『コーヒーが冷めないうちに』著:川口俊和
川口俊和さんの『コーヒーが冷めないうちに』は、もともと舞台作品として公演されていたものが注目されて小説になり、2018年には映画化もされて話題になったヒット作ですね。
簡単にあらすじを紹介すると、コーヒーを入れてから冷めるまでの時間、過去に戻れる席がある喫茶店の話。
登場人物は何かしら過去に後悔を残している人で、みんな「やり直したい」と思っているわけですが、この喫茶店では過去に戻ることはできても、戻って何をしようと現在を変えることはできないんです。
「え…意味ないやん」と思わされるところですが、過去に戻った人たちは後悔を晴らして現在に戻ってくる…。起こっている現実は変わらなくても、その人の捉え方次第で事態は好転していくんだな…と感じさせられる物語です。
歴史のおすすめ作品
歴史を勉強するときに必ずぶつかるのが、「どこから勉強したらいいかわからん」という問題です。
たとえば、いきなり源平合戦から勉強しはじめても、「ていうか源氏って何? 平氏って何? なんで武家が政治にからんできてんの?」とか、前後関係がわかってないといろいろ難しいですよね。
結論、全体の流れをザーッと見てから、興味の湧いた時代を見ていくのがわかりやすいです! そこで意外と便利なのが教科書。
『三省堂 日本史』著:三省堂
教科書って、時代ごとの出来事や著名人が簡潔に説明されていて、「とりあえず流れだけ学ぶ」っていう場合にはすごくわかりやすいんです。
またこれは内容とはあんまり関係ないですが…値段が6,580円と高めなので、オーディブル会員の人はコインと交換すればめっちゃ得した気分になれます!
…とはいえ、「教科書だと勉強っぽくなり過ぎてちょっと…」という人もやっぱりいるでしょう。そんな人はこれがおすすめ。
『超軽っ!日本史』著:浮世博史
タイトルのとおり、冗談を交えながら軽~いノリで日本史の一連の流れを学ぶことができます。カバーしている範囲が広い割に、ひとつひとつの出来事が詳しく解説されているのもポイント。読者が気になるであろう点をしっかり押さえている感じですね。
ライトノベル・コミックのおすすめ作品
ラノベ・コミック系って私はあんまり興味がなかったんですが、オーディブルにはめっちゃおもしろい作品がありました!
『セトウツミ』著:此元和津也
『別冊チャンピオン』で連載されていた、此元和津也さんの漫画『セトウツミ』。漫画をオーディオブックにしてしまおうという発想がまずスゴい。それに加えて作品自体もほんとにおもしろい。
高校生の普通のやり取りを題材にしているのですが、変にウケを狙っていない、シュールな笑いがじわじわくる感じ。朗読は、お笑い芸人・和牛の2人が担当していて、関西弁が自然なのもいいですね。
以下の記事でも魅力をたっぷり語っているので、気になる人はぜひ!
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オーディブルのジャンル別おすすめ作品|まとめ
今回は「オーディブルを使ってみたいけど、なにから聴き始めたらいいかわからない…」という人に向けて、入り口としてとっつきやすい作品をいくつか紹介しました。
私ももともとそこまで読書家じゃないところから入っているので、これからの人に近い感覚でおすすめできたかな…なんて自負しています。
とにかくオーディブルは、読書に馴染みがない人にももってこいのツール。まずは少しでも興味のあるところから試してみてください!