みなさんはうっかりお札を破ってしまったり、シュレッダーにかけてしまったりしたことはあるだろうか? 私はある。あのときの絶望感は忘れられない。そのお金が1万円札だったりなんかしたら、私ならば1日寝込む自信がある。
そもそも紙幣とは紙でできており、刺激や水などには弱いことはわかりきっているのだ。海外はプラスチックのような素材もあるのに、なぜ日本の紙幣は紙なんだ。
とはいえ一個人がそんな嘆きをしたところで、もうすでに出回っている紙幣をごっそり変えてくれるなんて、ドラえもんでもいないかぎり無理だろう。
そこで今回の雑学では、そんな破れたりしてしまった不憫な紙幣を交換することが出来るのか調べてみた。
【生活雑学】破れた紙幣を銀行で交換できる条件とは?
【雑学解説】破れた紙幣は2/3以上残っていれば交換可能
紙でできた日本の紙幣が破れた経験はきっと多くの人があるだろう。もったいないと思いながらも泣く泣く手放した方もいるかもしれない。
でも今後は絶対に手放さず、銀行にもっていくことをお勧めする。残っている状態によっては全額交換、そうでなくても半額交換などの対応もあるそうだ。
たとえばシュレッダーなどで細かくなってしまった場合も、しっかりとすべての破片をもって銀行に駆け込んでほしい。
破れた紙幣…どこまで破損したら交換できない?
破れた紙幣が交換できるとわかって安心した人もいるだろう。しかしその裏で悪いことを考える人もいる。
ここからは、日本銀行のホームページを参考に、破損した紙幣について考えてみよう。
たとえば、細かくなった一部の紙幣をもっていって、元の紙幣よりも多く交換してもらおうと考える人がいるかもしれないのだ。
もちろん銀行だってバカではない。しっかりとその悪い人対策もしている。
先ほども少し触れたように、破れたりした紙幣は銀行で交換してもらえるが、なんでもかんでも全額交換できるわけというわけではない。
たとえば、ほんの少し角が切れてしまい、破片を紛失してしまったということがあったとしよう。
その場合は基本的に全額交換となる。紙幣の2/3以上が手元にある場合は全額戻してもらえるとのことだ。子どもがうっかり破いてしまったとしても一安心である。
しかし、この紛失部分がもう少し広範囲だと対応は変わってくる。2/5以上が残り、破れた片方が手元にない場合、この時は残念ながら半額しか変換されないそうだ。
たしかにこの方法であれば、お札を故意に破ってひとつは2/3、もうひとつは1/3として銀行にもっていき、2枚とも交換するということはできなくなる。
不正利用を事前に防ぐのも、犯罪抑止としてとても大事なことである。ちなみに破れていたとしても、破片がすべてあれば基本的には全額交換扱いになると思われるので、悪いことを考えない良い子の皆さんは安心してほしい。
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紙幣を交換するときには何が必要?
犯罪抑止対策もわかったことだし、さっそく破れた紙幣をもっていこうと思う方もいるかもしれない。でもちょっと待ってほしい。紙幣交換は、ただふらっと銀行にいっただけではできないこともあるのだ。まずは自分の身分証明書を必ず持参するようにしてほしい。
また、場合によっては破れた紙幣の交換までには日数が必要な場合がある。たとえばシュレッダーなどで紙幣の破損が大きい場合。すべての破片をもっていけば1枚の紙幣になるため、銀行はそれを受け入れてはくれるが、しかしその紙幣をしっかりと鑑定しなければならないのだ。
そのために1週間以上の日数が必要となる。万が一を考え、通帳や印鑑も持参するのがいいだろう。
【追加雑学】注意!破れた紙幣の交換場所
ちなみに破れた紙幣の交換は銀行のみで行われている。郵便局も貯金などのサービスがあるため勘違いしやすいが、郵便局では交換対応はしてもらえない。
基本的にはお住いの近くの銀行に持ち込めばいいが、状態によっては対応不可になる場合もある。もし心配であれば、事前に電話確認などを行っておくといいだろう。その際に必要なものなども確認してから銀行に行けば、うっかり二度手間になるようなこともない。
雑学まとめ
いかがだっただろうか。今回は破れた紙幣の交換についての雑学を紹介した。
こちらの方は無事5000円札が手元に戻ってきたようだ。なんだかひとつのドラマを見ているかのように満足した気持ちになることができた。
もし手元に破れた紙幣がある方は、ぜひ明日にでも銀行に立ち寄ってみてほしい。
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