これは私だけなのだろうか? 私は右利きなのだが、左利きの人って、男性でも女性でもなぜかちょっとときめく。
どこか格好よく映るのだ。そう思わないですか右利きの皆さん。
しかし以前テレビで、左利きの人は右利きの人に比べて、よりストレスを感じて生きているらしいという話を聞いた。世の中のものは右利きの人中心にできているからだそうだ。そうか…左利きの人は、右利きの人にはわからない苦労をきっとたくさんしているのだろう。
手を動かすことは脳みそにも大きな影響を与えるらしいが、右利きの人と左利きの人とでは使う手の割合が違うんじゃなかろうか。ということは、脳にも違いがあるのだろうか…? 今回は、利き手と脳の関係性についての雑学を取り上げていこうと思う!
【人体雑学】利き手と脳の関係は?
【雑学解説】脳と利き手と言語野の関係
それでは利き手が違うと言語野はどう違うのだろうか?
右利きの人は、9割くらいの人が左脳に言語野を持っている。
それに比べて左利きの人は、6〜7割くらいの人が左脳に言語野を持っている。残りの左利きの人は、右脳に持っていたり、左右両方に持っている人もいるのだそうだ!
左脳くんと右脳ちゃん
頭をフルーツのようにパカっと半分に割って上から覗いてみると、脳みそはパックリ左右に分かれている。ご存知、左脳くんと右脳ちゃんだ。ちなみに性別は独断と偏見で決めてみた。可愛いでしょう?
左脳くんと右脳ちゃんは、協力しあって動いている。二人とも同レベルくらいの能力もあれば、得意不得意もある。
たとえば、手・腕・足などを操作する「体を動かす」ということにおいては、二人とも同レベルの能力値だ。しかし、ここで注意したいのが、担当は左右が逆転しているという点である。
つまり、左脳くんは右半身を担当、右脳ちゃんは左半身を担当している。きっと人がやっているのを見て楽しそうで羨ましくなって、お互いコントローラーを交換したんだろう。仲良いな。
言葉担当左脳くん
言葉を理解したり考えたりするのは左脳くんの担当。これが言語野というやつだ。ヒトの脳の言語野は基本的に左脳くんの領域なのだ。
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利き手と言語野
右利きの人は、利き手である右手のコントロールを左脳くんが担当している。同時に言葉のコントロールも左脳くんが担当の場合がほとんど。
利き手をたくさん使うので、左脳くんが働くことが多くなる。言葉の処理も左脳くんの得意分野、張り切って動いている。
一方左利きの人は、利き手である左手のコントロールを右脳ちゃんが担当している。しかし、左利きの人は場合によって右手と左手を使い分けて生活しており、左右の手の使用頻度のバランスが良い。となると、左脳くんと右脳ちゃんが協力している時間も必然的に多くなる。
そのため、言語野に偏りはあるものの、言葉を使うときも左右両方の脳を使い、左脳くんと右脳ちゃんが協力プレイをしているようなのだ。
言語処理タイプの違い
ということで言語処理という能力においては、右利きの人は左脳くんメイン。「個人プレーの技能が高く、ワンマンプレー」というイメージ。
そして、左利きの人は左脳くんと右脳ちゃんが協力する。つまり「日頃からコミュニケーションをとっている仲良しチーム」というイメージだ。
ちなみに利き手だけでなく、性別でも違いがあるよう。おしゃべりが好きな女性は右脳左脳の協力プレイが得意なタイプであることもあるそうだ。
【追加雑学】左脳くんと右脳ちゃん、それぞれの得意分野
左脳くんは
理論的な処理や計算・推理・分析などを担当している。情報を細かく、わかるように言葉にして捉えたり表現したりすることを得意としている。
右脳ちゃんは
ひらめきや直感、・イメージ・空間把握などを担当している。ガッと入れてババっと出したり、パッとでっかく全体を捉えたりすることを得意としている。
雑学まとめ
今回の雑学で、手を使う頻度によって、脳の育ち方もさまざまであることがわかった。
昔は、左利きの人は利き手矯正をした方がいい、という考え方もあったようだが、最近はむやみに矯正する必要なんてないという考え方に変わっているようだ。子供の頃に無理に矯正すると発達障害につながる恐れもあるそう。なんでも、無理は良くない。
両手を鍛えたら脳もいい感じに鍛えられるんじゃないかと考えると、なんだか夢がある。よっし、これから手をいっぱい使おう!
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