みなさんが毎日使用しているお金。
日本では現在、紙幣が4種類・硬貨が6種類、合わせて10種類のお金が使用されている。「どのお金が欲しい?」って聞かれたら、迷わず「1万円札!」と答えると思うが、はたして1万円の原価とはどのくらいなのだろうか?
今回の雑学では、日本で流通している10種類のお金に関して調べてみた。
【生活雑学】それぞれのお金の原価は?
【雑学解説】「お金の原価」ランキング
現在の日本で最小の硬貨の単位は1円、最大の紙幣の単位は1万円で、その差は1万倍だが、お金の原価で比較すると3円から30円と10倍の差しかない。
一番原価が高いものでも30円程度なのだ。数十円程度の原価のものが1万円の価値があるように取引されるというのは、よくよく考えると不思議なものだ。
それでは原価が一番安いお金、一番高いお金はどれなのだろうか?
もちろん額面通りの順番ではない。せっかくだからランキング形式で紹介しよう。ぜひ予想しながら見てほしい。それでは、スタート!
第10位 一円玉(原価約3円)
最初は一番価値が低い一円玉がランクイン。あれ? 一円玉で原価が3円? ってことはつまり、一円玉は常に赤字で製造されてるってことなのか…
第9位 5円玉(原価約7円)
次も順当にランクイン。これも赤字だな。
第8位 10円玉(原価約10円)
ここまで値段の低い順にランクインだ。ここでやっとお金の価値と原価がつり合っている状態になった。
第7位 1000円札(原価約14.5円)
ついにきました、紙幣! 硬貨と紙幣を比べると紙幣の方が断然原価が安い気がしていたけど、意外と高いんだな。
第6位 2000円札(原価約16.2円)
最近まったく見なくなったなぁ。流通している数が少ないから希少な感じがするけど、まぁ順位はこのくらいか。
第5位 50円玉(原価約20円)
折り返しでまた硬貨に戻った。紙幣は大体同じくらいの原価だと思っていたけど、少し差があるみたいだね。
第4位 5000円札(原価約20.7円)
50円玉と5000円札がほぼ同じ価値か…。やっぱりお金って不思議だな。
第3位 10000円札(原価約22.2円)
ついにでました、みんな大好き1万円! でも原価22円かぁ。なんか複雑な気分だ。
第2位 100円玉(原価約25円)
1万円と比べると価値は100倍違いますが、原価は僅差で100円玉の勝利です!
第1位 500円玉(原価約30円)
1位は予想が当たった人も多いのではないだろうか? 硬貨の中で一番大きくて価値も高い500円玉が堂々の1位にランクインだ!
いかがだっただろうか? 全ての順位をあてた人には豪華プレゼント…はないけど、私から惜しみない賞賛の拍手をプレゼントしよう! 一円玉と5円玉に関しては作れば作るほど赤字になるのは、けっこう衝撃だな。
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【追加雑学】お金には最新の技術が使われている?
ランキングの途中でも少し話題に出したが、意外と紙幣の原価が高いと思った人もいるのではないだろうか? 金属で作られている硬貨と比較すると紙で作られる紙幣の方が安いと感じるのも当たり前だと思う。
じつは硬貨にも紙幣にも、偽造防止のために最新の技術が使われている。特に紙幣には、よく見ないとわからない小さな文字(マイクロ文字)や特殊なインク、少しの凹凸やホログラムなど数多くの技術が使われているのだ。
そのため、紙でできている紙幣でも原価は少し高めになる。
お金の製造過程の動画があるため、ぜひ見てほしい。どれだけすごい技術が使われているかわかるはずだ。
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雑学まとめ
今回の雑学ではお金の原価をランキング形式で紹介したが、みなさんの予想は当たっていただろうか? 知っていてもあなたの給料やお小遣いは増えないが、ちょっとした話のネタにはなると思う。
これから100万円の札束を見ても、「たった2220円か」と思えば、きっと羨ましくなんて思わな…いや、それは言いすぎだな。