「バック・トゥ・ザ・フューチャー」・「ゴッド・ファーザー」・「ロード・オブ・ザ・リング」など、3部作ものには名作が多いといわれている。
だが、2作ともかなり有名なのにもかかわらず、3作目が見当たらないものが身近にある。そう、ラジオ体操だ!
最近では企業などでも積極的に採用され、関連書籍も数多く出ているラジオ体操だけに、第3がないのは惜しい限りだ…って、実はラジオ体操第3が存在しただと!?
先ほどの「3部作には名作が多い」という法則から考えると、ラジオ体操第3もきっと素晴らしい体操に違いない! そこで今回の雑学では、幻のラジオ体操第3について紹介していきたいと思う。
【生活雑学】ラジオ体操には第3まであった
【雑学解説】ラジオ体操第3とは?
ラジオ体操は、第1が1928年(昭和3年)、第2が1932年(昭和7年)に放送開始されているが、戦後はGHQからの指示を受けて、戦前から放送していたラジオ体操を一旦停止している。
しかし、1946年(昭和21年)4月から、号令をなくして気持ちよく体を動かせるようにリニューアルした2代目のラジオ体操第1・第2が放送されるようになる。
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その2代目のラジオ体操と同時期に作られたのが、ラジオ体操第3だったのだ!
それでは、なぜラジオ体操第3は、現在は放送されていないのだろうか? まずはコチラをご覧いただきたい。
このように、ラジオ体操第3は動きが複雑であり、専門的であるという理由から、1947年(昭和22年)8月をもって終了してしまったのである。
ちなみに、2代目のラジオ体操第1・第2も同様の理由で後日刷新されており、現在のラジオ体操第1・第2は3代目のものだったりする。
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【追加雑学①】実はラジオ体操「第4」も存在する!?
ここまで、幻といわれるラジオ体操第3について語ってきたが、実はラジオ体操には第4の体操も存在するのである。
とはいえ、この「ラジオ体操第4」はNHKで放送されたものではなく、スポーツ用品メーカーのリーボックジャパン社が、同社の商品をPRするために作ったものだ。
動画を観ていただければわかると思うが、途中から倒立などのアクロバティックな動きが織り交ぜてあり、一般の人には絶対無理! な体操となっている。
この「ラジオ体操第4」は、チアリーディングチームやサッカーチームなどが実際に行なってみた動画もアップされているが、途中から唖然とするメンバーの表情はとても納得がいくものだ。
雑学まとめ
ラジオ体操に関する雑学をご紹介してきたが、いかがだっただろうか。冒頭では「3部作には名作が多い」などと語ったが、どうやらラジオ体操には当てはまらなかったらしい。
そういえば、映画でも3作目が失敗するパターンがあることを思い出した。たとえば、アーノルド・シュワルツェネッガーが出演していた、未来からやってきたアンドロイドが戦う映画とか…。
つまり、何事もほどほどがいちばんということである。ラジオ体操は、これからも第1と第2の2種類で十分そうだ。
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