サッカー台。それは、スーパーで袋詰めをするときに使う作業台のことである。「あの台に名前なんてあったんだ~」と驚いた人も多いと思う。
ところで、なぜあの作業台のことを「サッカー台」と呼ぶのかご存知だろうか。スポーツのサッカーとなにか関係がある…? 今回は、サッカー台の雑学を紹介していくぞ!
【生活雑学】スーパーで袋詰めをするときの台の名前は「サッカー台」
【雑学解説】サッカーはSack(袋)に、動詞「er」がついたもの
サッカーと聞くと、ついスポーツのサッカー(soccer)を思い浮かべてしまうのだが…。サッカー台とスポーツのサッカーはまったくの無関係である。
実は、サッカー台のサッカーは英語の「sack」からきている! sackには「袋」という意味がある。ちなみに、指サックやリュックサックの「サック」もこのsackだ。
そんなsackに動詞のerをつけると、Sacker(袋詰めをする人)となる。つまり、サッカー台は「袋詰めをする人のための台」という意味になる。
ちなみに、レジに店員さんが2人いて、そのうち1人が袋詰めをしてくれるケースもある。このような場合、レジ打ち担当を「チェッカー」、袋詰め担当を「サッカー」と呼ぶらしいぞ。チェッカーはなんとなく聞いたことがあったが、サッカーという役割があったなんて!
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【追加雑学①】作荷台はサッカー台の当て字
袋詰めする台のことを「作荷台(さっかだい)」と表現するケースも多い。サッカー台と作荷台。発音がそっくりである!
サッカー台と作荷台はまったく同じものを指しているのだが、なぜ2つの呼び方に分かれているのだろうか。メーカーのカタログなどを見ても統一されていないようだ。
結論からいうと、作荷台はサッカー台の当て字と考える説が有力である。最初に生まれたのはサッカー台という言葉で、その後似たような発音になるように「作荷台」という漢字を当てたものだと考えられている。
【追加雑学②】サッカー台に設置してあるポリ袋スタンドの名前は?
サッカー台には、高確率でミシン目のついたポリ袋が設置されている。ロール状になっているあの袋だ! ガラガラと回しながら袋を大量にもっていくおばちゃんを見かけたりするが、常識の範囲でもっていこう…。
話が少しそれたが、あの袋にもちゃんとした名前があることをご存知だろうか。袋の正式名称は「ミシン目ロールポリ袋」である。「タイミーパック」という商品が有名なことから、「タイミー」と呼んでいるスーパーもあるらしいぞ。
そして、ミシン目ロールポリ袋を設置するスタンドは「ロール袋スタンド」や「サッカー台用ロール器具」と呼ばれている。こちらに関しては正式名称がなく、メーカーによってまちまちのようである。
雑学まとめ
今回は、スーパーにあるサッカー台の雑学を紹介してきた。普段なにげなく利用しているスーパーの備品にも、いろいろな名称がついているんだな…!
サッカー台付近には、ポリ袋以外にもいろいろな備品が設置されている。たとえば、紐やセロハンテープ、濡れたふきんなどが定番だ。今度スーパーに行ったときは、ぜひチェックしてほしい。