みなさんは正座が得意な方だろうか。筆者は大の苦手で、短時間だけでもすぐに足がしびれてしまう。
しかも、一度足がしびれるとなかなか治らず、歩けるようになるまで時間がかかる。だからなるべく正座はしたくなかった。
しかし、どうやら正しい座り方を身につければ、足はしびれないらしいぞ!
本当か? 今回の雑学ではその真相を探ってみた!
【生活雑学】正しい正座をすれば足はしびれない
【雑学解説】足がしびれるのは正しい正座ができていないから
正座といえば、日本に古くから伝わるスタンダードな座り方であり、特に畳の上では正座で座るのが一般的とされている。
茶道を嗜む人や将棋を指す人は、正座で長時間過ごさないといけないだろう。あんなに長時間正座をすると、足がしびれてしまうことは間違いない…。
正座をすると足がしびれるのは、足の血流が悪くなっているから。つまり足に、体重がかかりすぎてしまっているということ。
座るときのポイントは両膝をつけた状態にし、両足を後ろ側に、同じ方向・形で曲げるようにする。背すじをピンと伸ばし、膝を意識して座るようにすることだ。
体重を足ではなく、体の前にかけるようにする。そして、お尻は床に全くつかない状態にすること。このような正しい正座が身についてくれば、しびれを感じる度合いも違ったものになってくる。
こちらはその正しい正座方法が動画になっているものだ。こちらを真似してぜひやってみよう。
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【追加雑学①】正座で足がしびれたときにすぐ治す方法!
いくら正しい座り方をすれば足はしびれにくくなるとはいえ、つい姿勢が乱れてしまうことはあるだろう。
姿勢が乱れて足がしびれてしまったとき、みなさんはどうやって治すだろうか。足を揉んだりしてみる人も多いかもしれないが、もっと効率的に治す方法がある。
なんと! しびれたときは、後ろ向きに歩くことで、すぐに治るのだ! 後ろ向きに歩くと普段使わない足の筋肉を使うから、体が反応して血の流れをよくしようとするからだそう。
実際にこの方法をやってみると、ものの数分で足のしびれが治ったぞ。みなさんも足がしびれたときは、この方法をやってみよう。
【追加雑学②】江戸時代では正座よりもあぐらが主流だった?
正座とは、文字通り「正しい座り方」である。
しかし、江戸時代では正座よりもあぐらの方がむしろ主流だったのだ。江戸時代とはいえば、現在よりも礼儀作法に厳しいイメージがあるが…。そういえば、徳川家康などの肖像画も、正座じゃなくてあぐらだったか…。
両膝を開いて、目の前で足の裏を合わせるような座り方である。ちょっと今のあぐらとは違うかもしれないが、正座ではない。
そもそも江戸時代には正座をする習慣がなく、むしろそのような座り方をすることは行儀が悪いとされていた。当時、正座は罪人の座り方だったそう。
しかも江戸時代の一般家屋は畳ではなく、板の間だった。板の間で正座なんて痛くてできるわけないのだ。
ちなみに武将だけでなく、庶民もあぐらで座るのが一般的だった。時代によって正しい座り方というのは変わっていくものなのだろう。
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雑学まとめ
本雑学記事は、正しい正座をすれば足がしびれないということについて解説した。
まさか正しい正座をすれば足がしびれにくいとは衝撃的だった…。みなさんも正座をするときは、正しい姿勢をこころがけてみよう。
とはいえ、正しい座り方とは時代によって変わるもの。正しい正座ができなくても心配はいらないかもしれない。