ちょっとした作業で指にトゲが刺さってしまい、抜こうにも細すぎて抜けない…なんて経験をした人も多いのではないだろうか? このトゲ、そのままにしておくとチクチク痛いので、できるならなんとかしたい。
今回はそんな抜けないトゲが、指に5円玉を押し付けるだけで抜きやすくなるという、信じられない雑学を紹介していくぞ。本当に5円玉でトゲが抜けるのか…。ぜひ、その目で確かめてくれ!
【生活雑学】トゲが刺さったら「5円玉」を押し付けると抜きやすくなる
【雑学解説】5円玉を使うと簡単にトゲが抜ける
トゲが刺さったときに、ピンセットや毛抜きを使ってトゲが抜ければ話は早い。しかし、トゲ部分が少ししか出ていない、抜きたいけどピンセットをもっていない、というときもある。こんなときに活躍するのが、今回の主役・5円玉だ。
いやいや、5円玉でどうやってトゲを抜くの? 無理でしょ? と思った人のために、まずは実際に5円玉を使ってトゲを抜いている映像を紹介しようではないか。
信じてもらえただろうか? 5円玉(50円玉でもOK)の穴にトゲ部分をはめて、そのまま押し当てる。すると、面白いぐらい皮膚が盛り上がり、トゲが抜きやすくなるという仕組みだ。
傷口からの化膿を防ぐために、5円玉を押し当てる前は必ず石鹸で手をよく洗うようにしてほしい。トゲが抜けた後は、流水で傷口を洗えばより安心だ。
この5円玉を使ってのトゲ抜き、日常生活で役立つのはもちろん、災害時にも非常に役立つ。いざというときのためにも、ぜひ覚えておこう。
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【追加雑学①】はちみつでもトゲは抜ける
実は身の回りにある食品でも、トゲを抜くことができる。まずは甘くておいしいはちみつ。このはちみつをどうするかというと…。
トゲが刺さっている部分にはちみつを塗る、これだけだ。このまま10分ほど待つと、手や足に深く刺さったトゲが自然と浮いてくる。そこをすかさずピンセットで引き抜けば、トゲ抜き完了というわけだ。
ここでなぜ、はちみつなのかという種明かしをしよう。実は、はちみつには抗菌作用と細胞の組織再生促進効果がある。この働きによって、トゲによって傷ついた組織が治ろうとしてトゲを押し出してくれるというわけだ。なんてよくできているんだろう。
ただしこの方法、トゲは浮いてくるが、抜くときに気を付けないとピンセットでトゲを押し込んでしまう可能性もある。慎重に抜くようにしよう。
梅肉や野菜も使える
梅肉や野菜も、はちみつと同じような使い方をすればトゲが抜ける。
梅肉もはちみつのようにトゲ部分に塗るだけ。すると、梅肉の高い塩分濃度により、塗っていた箇所から水分が出て腫れが引き、トゲが抜けやすくなるのだ。
野菜はにら・ねぎを使う。にら・ねぎを揉むと汁が出てくるので、その汁が出た状態でにら・ねぎをトゲ部分に巻けば、トゲが浮かび上がってくる。が、ここで問題がある。そう、にら・ねぎを巻いたままだとなにもできないのだ。そりゃそうだろう、明らかに動きにくい。
この場合、にら・ねぎを少しだけ切って、ガーゼを使ってトゲ部分に押し当てればいい。だが、ここでまた問題が出てくる。
にら・ねぎが登場した時点で勘の鋭い人ならピーンときたと思うが、いくらガーゼを当てても、にら・ねぎの臭いは強いということだ。自宅で外出予定がなければ構わないが、外出する予定があるときは止めておいたほうがいいかもしれない。
【追加雑学②】トゲをそのままにしておくと心臓に達する!?
「トゲをそのままにしておくと、血液に乗って心臓まで達する」という話を聞いたことはないだろうか? 本当だったらどうしよう…と不安になるが、これは根拠が全くない話だから安心してほしい。
人間の体の構造上、外側に向かって皮膚は再生されるため、トゲも時間はかかるが外に排出される。
では、なぜこんな話ができたかというと、昔は今ほど衛生面が整っていなかった。そのため、トゲの傷口から破傷風菌といった恐ろしい雑菌が入り込み、最悪命を落とすことがあった。このことから、「トゲをそのままにしておくと、心臓に達する」という話になったのではないかと考えられている。
現代でも、トゲの傷口に雑菌が入り込むと、化膿や炎症につながる可能性は十分ある。傷口に異変を感じたら、すぐに皮膚科または外科を受診すべきであることも覚えておこう。
雑学まとめ
5円玉を使うとトゲが簡単に抜ける、という雑学を紹介してきたがいかがだっただろうか?
今回紹介したトゲ抜きの方法は、警察官が東日本大震災の災害現場での作業中、トゲが刺さったときに実際に行った方法でもある。備えあれば憂いなし。自分だけではなく、周りの人の安全を守るためにも、ぜひ覚えておいてくれ。
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