甘党の筆者にはお気に入りのケーキ屋さんがある。ショーケースの中のケーキはどれも宝石みたいでウットリ…何を買おうか迷うが、お値段もチラ見してしまうあたりが悲しい。
世の中には高級スイーツがたくさんあるが、上限ってどれくらい？ そう思って調べてみたら、とんでもない金額が出てきた。
今回の雑学ではこれについて紹介させてもらうのだが、一番びっくりなのは、これが企業のイベントなどではなく「いち個人のオーダーだったこと」だ…！
世界一高級なバースデーケーキ、高すぎて食べる手が震えそうな値段だったのである。
【世界雑学】世界一高級なバースデーケーキは約54億円する
【雑学解説】デザインがすごい。ファッションショーのランウェイを再現
字面を読んでちょっと納得、「アラブの大富豪の娘」。そのポジションならたしかに高級バースデーケーキで祝ってもらってもいいだろうが、それにしても当時の時価54億4,000万円だ。
このケーキは完全フルオーダー。イギリス出身のデヴィー・ウィンハムさんという女性デザイナーが、自分自身のファッションブランドのショーの様子を完全再現したドールハウスのようなケーキなのだ。
観客やカメラマン、モデルたちの表情・服・アクセサリーは細部まで再現されている。ケーキは全長1.8ｍ、重さ450kg（雄のクマと同じくらいだそうです…）。アメジスト・エメラルド・5.2カラットのピンクダイヤモンド・6.4カラットのイエローダイヤモンドを使用。
さらに1カラットと5カラットのホワイトダイヤモンド400個、3カラットのブラックダイヤモンドを73個装飾。宝石総数4,000個オーバー、そんなもん食えるか！ と思いつつ、依頼したのアラブの大富豪だもんね…という妙なあきらめが襲ってくる。
大富豪の娘さんは誕生日と同時に婚約発表もあったのだそうだ。2015年のこととはいえ、しばらくこれを超える価格のバースデーケーキは出てこないだろう。
【追加雑学①】プロポーズするなら1億円以上のプロポーズケーキもあるぞ！
54億は無理だけど、1億くらいなら彼女のために使ってもいい！ という人には、お値段1億から要相談のプロポーズケーキもある。米ルイジアナ州にある高級レストラン「アルノーズ」で提供されているイチゴのデザート、「ストロベリー・アルノー」だ。
通常版はワインでマリネしたイチゴにアイスクリームが乗っている、9ドル（約1,000円）程度のもの。これが、特注するととんでもない値段になる。約140万ドル（1億5,000万円）になることもあれば、2016年には時価11億円を超えたそうだ。
理由は24カラットの金箔が添えられ、さらにプロポーズ用の結婚指輪がセットされるから。約7カラットのピンクダイヤモンドの指輪のときは1億5,000万円、10カラットのロイヤルブルーダイヤモンドのときは11億円だ。
申し訳ないが、庶民には贈ることもいただくことも一生縁がないプロポーズケーキである。
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【追加雑学②】日本一高級！ホテルニューオータニの「スーパーショートケーキ」シリーズ
1ピース約3,000円。カットケーキとしてはとんでもない値段だが、今までのケーキの値段でマヒしているせいかすごく良心的に思えるのはなぜだろうか。これは、日本のホテルニューオータニにある「パティスリーSATHUKI」で作られているケーキである。
このケーキのためだけに生産されている卵や、エサに玄米を与えて育てた鶏の玄米卵で作られたスポンジ生地。最高級のとろける国産フルーツ。配合をこだわりつくした生クリーム…夢のようなクオリティである。
通常のイチゴのほか、メロン・マンゴー・白桃、チョコやプリンバージョンもある。
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噂の「スーパーショートケーキ」の紹介動画でヨダレがとまらなくなる
文を読むより映像を見る方が早い。ということで、これでもかと豪華なスーパーショートケーキの紹介動画をどうぞ。これはヨダレがとまらない。
雑学まとめ
今回は聞いてびっくり、世界一高級なバースデーケーキについての雑学を紹介した。
「スーパーショートケーキ」シリーズは、今ではさらにハイグレードな「エクストラスーパー以下略」まであるそうだ。54億円のケーキはもらっても持て余しそうだが、スーパーショートケーキくらいなら大丈夫かもしれない。
彼女の誕生日に、ここぞというときの贈り物に、勇気のある人は購入してみよう。ちなみに筆者はバースデーケーキを年中受付中！ 心臓マヒを起こさない程度の金額なら、いついただいてもかまわない。