インフルエンザが流行っているときに、電車でマスクもつけずくしゃみをしている人を見かけたら殺意が湧いてしまう。それはさておき、くしゃみをするときに一緒に必ずしてしまう行動があるが、それは何だろうか。
そう、まぶたを閉じてしまうことだ! なぜくしゃみをすると、まぶたも一緒に閉じてしまうのだろう? 今まで考えたこともなかった人も多いと思うが、今回はくしゃみについての雑学を紹介させてもらおう!
【人体雑学】くしゃみをすると目を閉じてしまう理由は?
【雑学解説】鼻孔をふくらませ空気の通り道を作るため
くしゃみをするとき目を閉じるのは鼻孔を膨らますためなのだが、なぜ目を閉じると鼻孔が広がるのか疑問に思った方もいるはず。まずはその疑問にお答えしよう。
目を閉じると頬の筋肉が引っ張られ、それによって鼻の穴も引っ張られ、穴が広がるのだ。
目を開けたままくしゃみをすると、行き場のない空気が目に負担をかけることになる。くしゃみは身体全体の動きを一瞬止めるほどの負担が大きい行為なので、目にかかる圧力は相当なものになる。
目を開けたままくしゃみをしてしまうと酷い場合、目が飛び出てしまうこともあるのだ! さすがに眼球がポロンと前方に飛び落ちてしまうことはないのだが、眼球脱臼といって、眼球の半分がまぶたの外側よりはみ出してしまう現象が起こるのだ!
なんとホラーでグロテスクな状況だろう…。こんなことを知ってしまうと、おちおちくしゃみも出来なくなってしまう…。
ちなみにくしゃみをする理由は、身体から異物を排除するのはもちろんのこと、体温を上げるためのくしゃみというのもある。くしゃみをしたことがあるなら分かると思うが、くしゃみはかなりエネルギーを使う。
花粉症などで何度もくしゃみをしていると非常に疲れるものだ。たくさんエネルギーを使う行為だからこそ、体温を上げる運動としてもってこいなのだ。たしかにくしゃみを何回かすると体温が上昇する感覚は感じる。
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【追加雑学①】くしゃみの恐るべきスピード
くしゃみで眼球が飛び出る可能性があるとは、かなり衝撃の事実だが、もうひとつくしゃみに関する衝撃の雑学をご紹介しよう。
くしゃみの速度だが、なんと時速320kmもあるのだ! これは新幹線と同じくらいのスピードだ。人間が新幹線と同じくらいの速度を出せるとは、くしゃみ恐るべしだ!
これは1m先の人に到達するのに、100分の1秒程度しかかからない計算。
電車のなかで手で覆わずにくしゃみをしたら、菌が車両中に飛び回ってしまう。ということで、人前でくしゃみをするときは、絶対に手やハンカチで口元を覆おう。
【追加雑学②】くしゃみと噂の関係
くしゃみをしたときは誰かに噂されているときで、くしゃみの回数によって噂の内容も異なるとは聞いたことがないだろうか。
このもととなっているのは、「一誹り 二笑い 三惚れ 四風邪(いちそしり にわらい さんほれ しかぜ)」ということわざだ。
つまり、くしゃみが1回なら悪口を言われており、2回なら笑いのネタにされており、3回ならだれかの好意の対象となっており、4回なら風邪をひいたに違いない、ということだ。
これが本当ならできれば3回くしゃみをしたいものだ。もちろんこれは単なる迷信なので、くしゃみが1回や2回しか出なくても心配する必要はない。ちなみに地域によっては1回目は褒められていると解釈するところもある。
とりあえずまあ風邪をひいていなければ、くしゃみの回数はたいして気にする必要はないだろう。
雑学まとめ
いかがだっただろうか。今回はくしゃみをするとまぶたを閉じてしまうのは、鼻の穴を広げ空気の通り道を作るためという雑学をご紹介した。もし目を閉じずにくしゃみをすると、眼球が飛び出てしまう可能性がある。
だから軽いおふざけのつもりでも、絶対目を開けてくしゃみをしてはならない。肝に銘じておくように!
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