皆さんは、「知ってる大仏はなに?」といわれて、どこの大仏を思い浮かべるだろうか? 奈良・京都・鎌倉など、有名どころを思い浮かべたことと思う。
では、日本の三大大仏は? と聞かれると悩む人も多いはず。たしかに有名な大仏はいくつか知っているが、三大大仏といわれても、意外と答えられない…。
というわけで今回は、日本の三大大仏についての雑学を紹介するぞ!
【歴史雑学】日本の三大大仏は?
【雑学解説】三大大仏は奈良・鎌倉に一つずつ、残り一つは時代と共に変化している
三大大仏の一つ目は、奈良県奈良市の東大寺にある「奈良の大仏」である。聖武天皇によって745年に作られた。小・中学校の時に習った記憶があるという人も多いだろう。
三大大仏二つ目は、神奈川県鎌倉市の高徳院にある「鎌倉大仏」である。人気の観光スポットでもあるため、訪れたことがある人も多いのではないだろうか。
そして三大大仏の三つ目だが、時代とともに変化しており、現在は空位ということになっている。戦後以降、富山県高岡市にある「高岡大仏」や岐阜県岐阜市にある「岐阜大仏」などもあげられたが、定説はないようだ。
【追加雑学①】世界一巨大な大仏?!
世界一大きな大仏は、茨城県牛久市にある「牛久大仏(うしくだいぶつ)」といわれている。
高さ約120メートルという巨大さ。なかなか想像ができない…。
先ほど紹介した奈良の大仏が14.9メートルなので、牛久大仏は奈良の大仏の約10倍である。奈良の大仏を見たことがある人なら、相当デカイことがわかるのではないだろうか。
実際の動画があったのでぜひ見てほしい。4Kで超キレイな大仏様が見られる。
ちなみに牛久大仏は、アメリカにある自由の女神3個分ともいわれている。牛久大仏の手のひらに自由の女神を乗せることも出来るらしい。なんだそのコラボ…。
スポンサーリンク
【追加雑学②】ちょっと変わった仏像たち
そんな大きい大仏に引き続き、一風変わった仏像も3つほどご紹介しよう。
一つ目は、縄でグルグルに巻かれた、東京都葛飾区にある南蔵院の「縛られ地蔵」。なんでも江戸時代に泥棒を黙って見逃したことから、縄でグルグル巻きにされたそう。そもそも、仏像に捕まえろっていうほうが無理な話なのでは…。
二つ目は、滋賀県長浜市にある高源寺の「十一面観音立像」。この仏像の特徴は背面にある顔。背面には「暴悪大笑面」という顔が配置されている。この顔がやばいくらい笑っているのだ。360度拝観できるため、気になる方はぜひ訪れてほしい。
おすすめ記事
-
仏像が笑う…?十一面観音像の後ろの顔は爆笑している
続きを見る
三つ目は、奈良県奈良市五条町にある唐招提寺の「千手観音像」。千手観音像といっても、実際に千本手がある千手観音像は少ないことをご存じだろうか。そんな中、この唐招提寺の千手観音像は、元はきちんと千本の手があったとされる非常に珍しい仏像なのである。
雑学まとめ
今回は、日本の三大大仏についての雑学をご紹介した。
個人的には、牛久大仏の大きさにびっくりだった。大仏…たしかに文字どおりではあるけど、大きすぎでは!?
今度の休みは、仏像巡りをするのもいいかもしれない。いいことありそうだ。
おすすめ記事
-
仏像にもランクがある!エラい順は如来→菩薩→明王→天
続きを見る
-
大仏の髪型の意味と理由とは?名前は"螺髪"っていうらしいです。
続きを見る