みなさんはドトールコーヒーという喫茶店に行ったことがあるだろうか。ドトールコーヒーはコーヒーを220円という安さで飲むことかできる。
ドトールコーヒーはコーヒー以外にも、サンドウィッチやケーキも売っているため、休憩中のサラリーマンなどで昼間はいっぱいになっていることが多い。
さて、なにげなく利用しているドトールコーヒーだが、「ドトール」とはどういう意味なのかご存知だろうか。意外と知らない人も多いのではないかと思う。
本雑学記事では「ドトール」にはどういう意味があるのか解説していく。調べていくと、なかなか面白い由来があったぞ。
【生活雑学】「ドトールコーヒー」のドトールの意味とは?
【雑学解説】ドトールはポルトガル語で「医者」「博士」という意味だが…?
ドトールコーヒーの「ドトール」はポルトガル語である。ポルトガル語で「医者」「博士」を意味するのだ。
……ちょっと待て。医者や博士がなんでコーヒーと関係あるんだ。コーヒーを飲んで病気が治るわけでもないし。もうちょっと深く調べてみた。すると真実が発覚した。
どうやらドトールの創業者は、「ドトール」という名前を「ドトール・ピント・フェライス通り85番地」という地名から取ったらしい。
創業者である鳥羽博道(とりばひろみち)さんは、かつてブラジルの農園で働いていた。その際に下宿していた場所が、「ドトール・ピント・フェライス通り85番地」だった。
鳥羽さんは、下積み時代の初心を忘れないようにと、喫茶店の名前を「ドトールコーヒー」にしたのだ!
つまり、「医者」「博士」という意味であることは、実は何の関係もなかったのだ。ドトールは地名を表していた、というのが真実であった。「関係ないのかよ!」とちょっとガックリしたが、地名を由来にしたというのもなかなか面白いな。
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【追加雑学①】スターバックスの由来は、とある長編小説!?
ドトールコーヒー意外にも、日本には様々な喫茶店が存在する。スターバックスという喫茶店がある。この喫茶店名の由来はなんなんだろうか。
「スターバックス」という名前の由来は、メルヴィルという人が書いた小説の「白鯨」の登場人物のようだ。「白鯨」にはコーヒーが好きな「スターバック」という航海士がいた。
ちなみに、最初は「スターバック」にするつもりはなく、「白鯨」に登場する船の名前である「ピークォド」にしようとしていた。
だが、友人から「ピーは英語のpee(おしっこ)に聞こえ、クォドはquod(刑務所)に聞こえるぞ!」とツッコまれたことにより却下した。
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【追加雑学②】ルノアールの由来は画家の名前から!?
他にもルノアールという喫茶店が存在する。こちらの名前の由来も調べてみたぞ。
ルノアールは、フランスの有名な画家である「ピエール=オーギュスト・ルノワール」から取っている。
ルノアールでは「名画に恥じぬ喫茶室」というキャッチコピーを使っていたり、店内の壁に「ピエール=オーギュスト・ルノワール」の名画を飾っていたりする。
雑学まとめ
本雑学記事では、ドトールコーヒーという喫茶店の「ドトール」の由来についてご紹介した。
ドトールには、ポルトガル語で「医者」「博士」という意味があるが、創業者はそこからではなく、「ドトール・ピント・フェライス通り85番地」という地名から名付けたのだ。
また、他の喫茶店の名前の由来も調べてみると面白かったぞ。スターバックスは「ピークォド」にしなくて本当に良かったと思う……。