子どものころによく飲んだ飲み物といえば、カルピスだ。私が小学生のころは、遠足に持っていく水筒の中にカルピスが入っていると、ものすごくテンションが上がった。カルピス万歳。
カルピスは白地に青の水玉模様のパッケージも親しみやすく、かわいい。昔からずっと水玉のパッケージが使われていると記憶しているが、なぜ水玉?
何か理由があっての水玉なのか、今回の雑学ではこれについて調べてみたぞ!
【食べ物雑学】カルピスのパッケージが水玉の理由は?
【雑学解説】発売日が七夕だったことにちなんで天の川の星をイメージした
カルピスにはボトルタイプの原液や、缶・ペットボトルのカルピスウォーターなどがあるが、どれもパッケージは水玉だ。長年慣れ親しんだせいか、似たような水玉のデザインを見ると、カルピスを思い浮かべてしまう。
水玉模様はシンプルでかわいいけれど、水玉のパッケージを使い続けるのはなぜなのか。そもそも、ずっと水玉模様だと思っていたが、いつから水玉のパッケージなんだ?
調べてみると、カルピスは1919年7月7日に発売され、1922年から水玉のパッケージが使われている。カルピスの歴史長い…! 発売当時は瓶ビールのような形の容器で、ミロのヴィーナスという彫刻がデザインされた箱に入っていたそうだ。
1922年にパッケージの変更が行われ、水玉模様の包装紙をパッケージに使うようになった。水玉模様が採用された理由は、発売日が7月7日でちょうど七夕だったからだ。七夕と水玉、いまいちピンとこない。
じつは水玉はただの水玉ではなく、空に輝く天の川の星を表しているらしい。7月7日の七夕と水玉の天の川をかけてのデザインだった。
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シンプルなパッケージデザインだと思っていたが、実は発売日と関係があったのか…。発売日はカルピスにとって、誕生日のような大切な日だ。記念日を大事にする思いから、水玉のパッケージを使い続けているのだろう。
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【追加雑学①】カルピスの製造に必要なカルピス菌の保管場所は極秘
カルピスは製造過程で、「カルピス菌」というものを材料として加えている。カルピス菌は乳酸菌と酵母からできているらしく、100年にもおよぶカルピスの長い歴史のなかで受け継がれてきた。
名前にカルピスと入っていることからわかる通り、カルピス菌はカルピスを作るのに必要不可欠な存在だ。そのため、カルピス菌の保管場所は社員の中でもごく一部の、限られた人物しか知らない極秘事項なのである。
カルピス菌がなくなると、カルピス作りに支障が出ることが予想される。さらに、カルピス菌が持ち出され社外に流出してしまうと、カルピスの類似品が出回り会社にとって大きなダメージになりえるだろう。
1919年に販売が開始されてから、長年愛されてきたカルピス。消費者だけでなく社員からも愛されていたからこそ、カルピスの秘密は守られ、今も製造されているのかもしれない。
【追加雑学②】カルピスはスイーツ作りにも大活躍!
カルピスは夏のお中元など、ギフトとして利用されることも多い。もらうと嬉しいのだが、複数の人からカルピスギフトが贈られると、家がカルピスだらけになる。どうしよう。
家にたくさんカルピスがあるときは、そのまま飲むだけでなくスイーツ作りにも使うこともできる。カルピスを使ったババロアの作り方を紹介したのが、こちらの動画だ。
まぜて冷やすだけで、ふわふわのババロアができるとは…! 火を使わずに作れるから、暑い夏にもぴったりである。動画ではレモンをのせているが、好みのジャムをのせて食べても美味しそう。
スイーツ以外にも、カルピスは料理でも活躍する。甘い卵焼きが好きな人は、砂糖の代わりにカルピスを入れて作ってみてほしい。甘みのある、優しい味わいの卵焼きに仕上がるぞ!
雑学まとめ
カルピスのパッケージが水玉の理由など、カルピスに関連する雑学を解説した。昔から飲んでいるのに、私はカルピスのことを全然知らなかった…。
最近カルピスを飲んでいない人も、たまにはカルピスを飲んでみてはどうだろう。久しぶりに飲むと、子どものころの懐かしい記憶や、初恋の思い出がよみがえるかも。
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