「ハリー・ポッター」シリーズで、ハリーの友人の1人として活躍するハーマイオニー。彼女を演じるエマ・ワトソンは、ハーマイオニーにピッタリの知的で素晴らしい女優である。
しかし、そんな彼女も「ハリー・ポッター」シリーズを続けていくにあたって、ある悩みを抱えていた。
今回は、ちょっとした「ハリー・ポッター」シリーズにまつわる危機的な雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】「ハリー・ポッター」でハーマイオニー役のエマ・ワトソンは降板を考えていたことがあった
【雑学解説】スケジュールが厳しすぎて悩んでいた
シリーズものの配役が変わることは、できれば避けたいものだ。特に「ハリー・ポッター」のように、何回もシリーズを重ねてきて公開されたものは、すでに「このキャラにはこのキャスト」というイメージがついてしまっている。
しかし、恐るべき危機的状況が起こってしまったのだ。ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが、降板を考えていたのだ。
その理由は、女優業と学業の両立。
エマ・ワトソンはとても頭が良く、学業は優秀だった。しかし、ハーマイオニー役で女優業も忙しくなり、スケジュール的に学業との両立が難しくなっていたのだ。
シリーズ撮影中でも、エマ・ワトソンのリアルの生活では、大学に向けての試験なども関わってくる。そして、その悩みは「不死鳥の騎士団」のあたりでとても強くなっていた。
制作陣はエマ・ワトソンの女優業と学業の両立についての悩みを聞き、彼女の気持ちを尊重したうえで、スケジュールを調整してくれた。そのため、エマ・ワトソンは無事にシリーズ終了まで、ハーマイオニーと自身の学業の両立を続けることができたのだ。
子役というものは、役者であると同時に学生でもある。特にエマ・ワトソンの場合は、勉強も重要なものだったのだ。とにかく、制作陣がエマ・ワトソンの気持ちを汲んでくれて良かった。
個人的に、ハーマイオニーといえばエマ・ワトソンしか思い浮かばない。もしも彼女が降板して、他の誰かがハーマイオニー役をしていたら…その違和感は半端なかっただろう。
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【追加雑学】ロン役のルパート・グリントも降板を考えていた
降板を考えていたのは、なにもエマ・ワトソンだけではない。ロン役のルパート・グリントも、「炎のゴブレット」のころに、シリーズを降板するかどうか考えていた時期があった。
ルパート・グリントの場合は、現実と「ハリー・ポッター」の世界を行き来することへの疲れだった。
海外メディアのインディペンデントにて、ルパート・グリントはインタビューでこう語っていた。
なぜかって、明らかに大きな犠牲を払っていたからだよ。与えられた役による生活を過ごした後にその世界から出ていく。そうすると全てが異なる世界に行くことになるから、それがちょっと恐かったんだよ。だから"もうウンザリだ"ってときがあったんだ
役者の世界と現実世界とのギャップに疲れていたのだ。このことから、ルパート・グリントは「自分は本当に「ハリー・ポッター」の世界に戻りたいのか?」と考えることが多くなったそう。
また、役者と現実の生活の疲れを経験したからなのか、ルパート・グリントは「『ハリー・ポッター』シリーズを、ファンとして純粋に楽しむことはできない」とも語っている。
ハリーの親友として、ときにはおとぼけなこともするロンを魅力的に演じたルパート・グリント。そんな彼が、シリーズについてそう思っていたとは…。少しばかり悲しく思ってしまう。
雑学まとめ
ハーマイオニー役を務めていたエマ・ワトソンに関するトリビアを紹介した。
長いシリーズものを続けている俳優は、みんながみんな、好きで続けているとはいい難い。ときにはリアルでの生活との両立や、役者とリアルとのギャップに疲れて、降板しようか悩むこともあるのだ。
しかし、エマ・ワトソンしかり、ルパート・グリントしかり…みんな最終的に最後まで続けてくれた。その事実は変わらないし、がんばって演じ続けてくれたことに感謝したい。
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