昔から変わらない日本の冬の風物詩といえば、こたつとミカンだ。私の家ではダンボール箱入りのミカンを購入し、冬のあいだはミカンを常備していた。
長年ミカンを食べ続けてきたが、ミカンはいつからあるのだろう? 歴史を調べると、現存する日本最古のミカン「樹齢八百年みかん」が現在も食べられるとわかった。
八百年って、もしかしてミカンの干物? 本当に食べられるの? そこで今回の雑学では「樹齢八百年みかん」について迫ってみた!
【食べ物雑学】日本最古のミカン「樹齢八百年みかん」は現代でも食べられる
【雑学解説】1157年に植えられたミカンの木が大分県にある
日本のミカンの歴史は古く、大分県で740年にミカンの木を植えた記録が残っている。740年に植えられたのは「キシュウミカン」という種類のミカンで、現代の日本で広く親しまれている「ウンシュウミカン」とは、違う種類である。
ミカンの生産地はどこかと聞かれたら、パッと思い浮かぶのは和歌山県と愛媛県だろうか。大分県にはミカンのイメージがあまりなかったので、千年以上前にミカンの木が植えられていたとは、驚きだ。
740年に植えられたミカンの木はさすがに残っていないのだが、大分県津久見市(つくみし)の「尾崎小ミカン先祖木」は1157年に植えたと記録され、現存する最古のミカンの木となる。
日本最古のミカンの実は「樹齢八百年みかん」の名称で販売され、実際に食べることも可能だ。長寿の縁起物としても人気なので、長生きしてほしい人に贈るのもおすすめだぞ!
八百年という数字の衝撃から、干物や化石のようなみかんを想像してしまったが、冷静に考えれば木の年齢が八百歳だ。みかんの実が八百年前のものではないよな…。歴史の重みを感じる味がするのだろうか? 一度でいいから食べてみたい!
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【追加雑学】芸術的なミカンの剥き方にチャレンジ!
あなたはミカンの皮を剥くときに、どのように剥くだろう? 私は子どものころは途中で切れないように気をつけながら、1本の長い皮になるように剥くチャレンジをしていた。今はそんな遊び心を忘れ、皮をちぎって剥いている。
ミカンの皮にはいろいろな剥き方があるが、おもしろい剥き方もあるので紹介したいと思う。私のように遊び心を忘れてしまった人は、芸術的な剥き方を覚えてミカンの皮を剥く楽しさを思い出そう!
イモムシ剥き
いきなり難しい剥き方はハードルが高いと思うので、まずはかんたんでおもしろい剥き方からやってみよう。その名も、「イモムシ剥き」である。イモムシ剥きのやり方は、こちらの動画で学べるぞ。
実は私は、イモムシも含め全ての虫が苦手だ。そのためイモムシ剥きは名前から恐怖心を抱いてしまったのだが、動画を見るとおもしろい! こんな風に横一列に並んだミカンを見るのは初めてだ。
イモムシ剥きなら、手先が不器用でミカンの皮をちぎり捨てている私でもできる気がしてきた。友人や家族と一緒にこたつでミカンを食べるときに備えて、今のうちにイモムシ剥きを練習しておこう。
ミカンアート「ゾウ」
もっと難しい、芸術的なミカンの皮の剥き方を覚えたい人は、ゾウに挑戦してみよう。ゾウとはもちろん、お鼻の長いゾウさんだ! ゾウさんの作り方は、動画で見るとわかりやすいゾウ。
可愛い…! 竹串の扱い方やパーツのバランスなど、慣れるまでは少し難しそうな部分もあるけれど、慣れたら量産できそうだ。1体のゾウさんでも可愛いけど、たくさんのゾウさんを並べたらもっと可愛いに違いない。
調子に乗ってついたくさん作りたくなるが、気をつけないといけないことがある。ゾウさんはミカンを2個使うのだ。つまり、たくさんのゾウさんを並べると、皮を剥いたミカンの個数も増える。食べきれない量のミカンを剥かないよう、ご注意を!
雑学まとめ
今回は日本最古のミカン「樹齢八百年みかん」など、ミカンの雑学を解説した。歴史あるミカンを食べる日のために、芸術的な皮の剥き方の練習を早めに始めなければ…。
昔は冬に手に入る果物は限られていたが、今は冬でもいろいろな果物をスーパーで購入できる。だが、ミカンほどこたつが似合う果物はないと、私は思っている。後世にも日本の冬の風物詩として、こたつとミカンを受け継いでいきたい。