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本当は和菓子?"スイートポテト"は日本発祥のお菓子

雑学カンパニー編集部

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「スイートポテト」は日本発祥という雑学

秋になると無性に食べたくなってきてしまう「さつまいも」。さつまいもといえば、ホックホクの「石焼きいも」やカリッと甘いあめの絡んだ「大学いも」。想像するだけでもよだれが出そうである。

芋きんつばや芋ようかんなどの和菓子も最高だし、もちろん洋菓子も最高!! 中でも、私が特に食べたくなるのが「スイートポテト」

焼きたてを売っているのを街中で見つけたときにはもう、買って帰らずにはいられない! 自分で作って家族や友達に食べてもらうのも、みんなの喜ぶ顔が見られて楽しいし、スイートポテトパイみたいなアレンジもいいなぁ…。

いやぁ、本当にどこの国の人かは存じ上げないが、「スイートポテト」を考案してくれた人、それから日本に「スイートポテト」を伝えてくれた人ありがとう!! と思っていたのだが…。

実は「スイートポテト」には、私たちの知らない秘密があったのだ! 今回はそんなスイートポテトに関する雑学を紹介していく!

【食べ物雑学】「スイートポテト」は日本発祥!?意外と多い日本発祥の洋菓子

ぷよぷよくん
スイートポテトって洋菓子だと思ってたけど…日本発祥のお菓子だったんだね。
ガリガリさん
これ以外にも実は日本発祥の洋菓子はけっこうあるんだぜ。

【雑学解説】海外でスイートポテトはお菓子ではなく芋の名前

海外でスイートポテトはお菓子ではなく芋の名前についてのトリビア

私がアメリカのスーパーに行った際に驚いたのが、野菜売り場に「Sweet Potato」という名前を見つけたことだ。「あれ!? 焼き菓子の売り場じゃなくて野菜売り場に?」見るとそこにはさつまいものような芋がゴロゴロと転がっているではないか!

そうなのだ。海外では「Sweet Potato」といえば、このさつまいものような芋を指す。私たち日本人が思い浮かべる「スイートポテト」とは全くの別物なのである。

今、「Sweet Potato」はさつまいものような芋。といったが、日本でよく見かけるさつまいもとは、これまた違っている。形はたしかにさつまいもの様なのだが、中身はオレンジ色で、色だけ見ているとまるでカボチャのようでもある。

「Sweet Potato」の名前通り甘みのある芋ではあるのだが、日本のさつまいもよりは甘みも少なく、なにより水分が多い。悪くいってしまえばなんだか水っぽいのである。

ぷよぷよくん
甘くなくって水っぽい…さつまいもの良いところが全然ない芋みたいだね…

ただ誤解しないでもらいたいのは、完全に日本のさつまいもの代わりにはならないにしても、やはりこの「Sweet Potato」も調理法さえ間違えなければとっても美味しいのだ。

丸ごとオーブンで焼き上げる「Baked Sweet Potato」や、いわゆるフライドポテトのSweet Potatoバージョンの「Fried Sweet Potato」は、アメリカ人にも大人気だし、私も実際に食べて「めっちゃ美味しい!!」と思った。

では肝心の、日本の「スイートポテト」の起源は? というと、時代は今から100年以上前の明治時代にさかのぼる。東京の洋菓子職人が、当時庶民の食べ物であったさつまいもと、洋菓子の材料・技術を組み合わせて作ったのが始まりだということだ。

それから100年近くたって、すっかり「洋菓子」として定着してしまっているが、本当は「洋風の和製菓子」だったなんて、なんだかやっぱり驚きである。

ぷよぷよくん
『スイートポテト』ってカタカナだし、てっきり外国のお菓子だと思ってたんだけどなぁ…
ガリガリさん
カタカナだからって外国から来たものとは限らないぜ。これからそのほかの日本発祥の洋菓子を紹介するぞ。

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日本発祥の洋菓子は他にもこんなにあった!

日本発祥の洋菓子は他にもこんなにあった!というトリビア

同じように、私たちが「洋菓子」と呼んでいるものの中には、本当の「西洋伝来のお菓子」ではないものもいくつかある。「洋風の和製菓子」にしてしまっているものが実はこっそり存在しているのだ。

その中でも私たちにとっては当たり前に「洋菓子」だと思ってしまっている「洋風の和製菓子」の代表的なものを2つご紹介しよう。

ショートケーキ

まず1つ目は「ショートケーキ」。「えっ!? 1番ポピュラーなケーキじゃん!」と突っ込みたくなる人もいるであろうが、これも正真正銘「洋風の和製菓子」である。

元々はアメリカの「Strawberry Shortcake」という、イチゴとクリームをビスケットに挟んだものが日本に伝わったのが始まりだという。それを、かの有名な「不二家」が、ビスケットの部分を日本人好みの柔らかいスポンジにかえて発売し、それが定着したというのが有力な説である。

ぷよぷよくん
ショートケーキはアメリカのお菓子を日本風にアレンジしたものだったんだ?!

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生チョコレート

次に、バレンタインデーでも人気の「生チョコレート」。これも実は日本人が初めて作ったものなのだという。口に入れるとスーッと溶けて、濃厚な甘さが口の中に広がるチョコレートは、今や世界でも人気になっている。

生チョコレートが誕生したのは1988年。私はてっきりスイスあたりが発祥なのかと思っていたが、なんと日本の神奈川県の「シルスマリア」という洋菓子店が発祥なのだというから驚きである。

ガリガリさん
生チョコレートには『クリームと水分がそれぞれ全体の重さの10%以上』っていう定義があるんだけど、これを作ったのがシルスマリアなんだぜ。

雑学まとめ

本当は和菓子?"スイートポテト"は日本発祥のお菓子についての雑学まとめ

さて、私たちが疑うことなく「西洋のお菓子」だと思い込んでいたものに、意外と「洋風の和製菓子」が多いことに気づかされた。今回の雑学で紹介したのは「スイートポテト」「ショートケーキ」「生チョコレート」の3つだが、実はまだまだ巷には「洋風の和製菓子」は存在している。

「ちょっと気になるなぁ」と思った人はぜひ調べてみてもらいたい。あの有名なケーキもこのポピュラーな洋菓子も、実は「洋風の和製菓子」かもしれないぞ。

ぷよぷよくん
ボク、生チョコが意外に最近に作られたものっていうのにびっくりしたなぁ。シルスマリアの生チョコレート、食べてみたい…
ガリガリさん
シルスマリアには定番のミルクからフルーツフレーバー・酒入りまでいろんな味の生チョコレートがあるぜ。オレのおすすめは酒入りだな。

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