世界一

ギネス認定!主人公の俳優が変わらない世界最長の映画シリーズはなに?

雑学カンパニー編集部

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♩おーれがいたーんーじゃ♫およーめーにゃゆーけぬー

♫わかーっちゃいるーんだ♩いもうとよー

この主題歌から始まる、下町人情あふれる昭和の世界を描いたシリーズ映画『男はつらいよ』。今でも多くの人に愛される作品だ。

『男はつらいよ』が愛され続けるのは、主人公の車寅次郎、通称寅さんの影響が大きいだろう。

いい加減でテキトー、定職に就かずふらふら旅しては、たまに帰ってきて大騒ぎ。でもどこか憎めない人情に溢れた寅さんは、昔も今もたくさんのファンを生んできた。

そんな『男はつらいよ』シリーズ、実はすごい記録をもっているのだ。今回はそんな『男はつらいよ』に関する、驚きの雑学をご紹介!

【世界雑学】主人公の俳優が変わらない世界最長の映画シリーズは「男はつらいよ」

エイミー
日本の『男はつらいよ』っていう映画って、全48作あるらしいんだけど、この主人公って1作目から変わってないらしいわよ。
ロバート
REALLY?!たった1人の俳優が、ずっと主役を演じてるってのかい?『007』のジェームズ・ボンドは6人の俳優が演じてるってのに…!

【雑学解説】寅さんがもっている「ギネス記録」

主人公の俳優が変わらない世界最長の映画シリーズは「男はつらいよ」、という雑学

「結構毛だらけ猫灰だらけ、おしりの周りは糞だらけ」

「四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れる御茶ノ水、粋な姉ちゃん立ち小便」

声に出して読みたい日本語。寅さんがべらんめえ口調でまくし立てる口上もそのひとつだろう。ポンポンと言葉が滑り出すのが耳に心地よくて癖になる。

寅さんは各地を転々としながら巧みな話術で品物をポンポン売る「啖呵売(たんかばい)」を行なっている。こんな感じで、立て板に水でしゃべり続けるのだ。

ロバート
OH!セリフがリズミカルで、思わず商品を買っちまいそうだぜ!

ケンカっ早くて美人に弱く、惚れやすい。でも義理人情に厚くて底抜けに明るい、頼りになる男。

この破天荒な主人公「寅さん」こそが、『男がつらいよ』をこれほどまでの大シリーズに育て上げた立役者だろう

そんな『男はつらいよ』のはじまりは、映画ではなくテレビドラマ1968年に開始したテレビドラマがその歴史の幕を開けた。

その後、映画化して大ヒット。国民的シリーズとしての伝説を歩むのだが、最初のドラマから映画シリーズ第48作まで主役を演じ続けたのが俳優・渥美清だ。

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渥美清は1996年に亡くなるまで、実に30年近くのあいだ「寅さん」を演じてきた。まさに「寅さん」そのものを生きたといえるだろう。

ロバート
30年間も『寅さん』役を演じてきていたなんてすごいな…。

エイミー
アタシ、アメリカの俳優でそんな長期間同じ役を演じてた人なんて思い浮かばないわ…。

もちろん渥美は『男はつらいよ』以外にも多くの映画に出演しているのだが、やはり「寅さん」の存在は大きい。筆者も違う作品で渥美清が登場したときには「寅さんだ!」とつい思ってしまう。

『男はつらいよ』のヒット以来、渥美自身もそうしたジレンマを感じていたようだ。「その役にしか見えない」とは、俳優として素晴らしいことであることには間違いないが、当人にとっては複雑なのかもしれない。

ともかく、渥美は亡くなるまで「寅さん」でいつづけた。晩年は病気に苦しみながら演じていたという。

ロバート
すげぇ…。これが『役者魂』ってヤツなのか!

そうした苦悩や苦しみが不朽の名作を生み、誰も成し遂げなかった大記録を生んだのだ。一本作るだけでもたくさんのお金がかかる映画を、48作も飽きさせることなくシリーズとして続けた。これはすごいことである。

渥美が亡くなったあとも、97年に特別編として49作目が生まれた『男はつらいよ』今年2019年は第1作から50周年の記念イヤーとして12月にシリーズ50作目が公開される。

これがその特報である。

ロバート
50周年か…一体どんな映画なんだろうな!
エイミー
これは楽しみね!アメリカでも見られるかしら?

唯一無二の名優・渥美清、そして車寅次郎は、今もこれからもファンの中で生き続けるのだ。

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【追加雑学①】寅さんはほとんどの都道府県を制覇した!?

『男はつらいよ』はフーテンの寅さんが全国を放浪していく物語。ふらふらと旅をする寅さんに従い、たくさんの土地でロケをしたのだ。

50作もあるのだから、寅さんの行ったことのない都道府県なんてないのでは? と思いきや、3つだけ存在するのだ。

埼玉県・富山県・高知県の3県だ。

逆に他はすべて制覇しているのだからすごい。ただ高知県は、お蔵入りした幻の49作目でロケ地となる予定だった。

ちなみに、寅さんがいちばん多く訪れたのは北海道いちばん遠いのはウィーンだ。まさかのウィーン! 海外進出も果たした江戸っ子寅さん。すごすぎる。

ロバート
まさかヨーロッパにまで寅さんが行ってたなんて…こいつは驚きだぜ。

エイミー
どうやら、シリーズ41作目『寅次郎心の旅路』で『湯布院』と『ウィーン』を聞き間違えて、ウィーンに行くことになったらしいわよ…。

【追加雑学②】出川哲朗も出演したシリーズがある!?

超長寿シリーズの『男はつらいよ』にはおなじみのアノ人も出演した過去がある。なんと、「やばいよ、やばいよ」で大人気なあの出川哲朗は5回も出演しているのだ。37作から41作までなんと5作連続出演! まさかすぎる…。

ほんのちょこっとだけだが、出川哲郎出演シーンの動画を見つけたのでぜひ確認してみてほしい。

ロバート
うーん、顔はしっかりと認識できなかったけれど、5作連続出演ってのはすごいよな。

1:20あたりから、自転車を押して寅さんについていく男性だ。このシーンだと顔まではっきり見るのが難しいのだが、確認できるだろうか。

しかし5作も出ているなんて…意外すぎる。

雑学まとめ

今回は『男はつらいよ』シリーズについての雑学を紹介した。

昭和の人情劇である『男はつらいよ』。シリーズ通して笑いあり涙ありの名作ぞろいだが、ギネス記録を打ち出すほどに日本中を魅了し、愛された作品だったとは。

その時代を生きていてもいなくても、ほっとするような温かい気持ちがこみあげてくる『男はつらいよ』は、間違いなく映画史に名を刻む名シリーズである

エイミー
ちなみに、第24作目『寅次郎春の夢』ではアメリカ人俳優ハーブ・エデルマンも出演しているのよ。
ロバート
REALLY?がぜんこのシリーズに興味がわいたぜ!

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