コーヒーはとても美味しい飲み物で、好んで飲む人も多い。純粋に味を楽しむ人もいれば、仕事に集中するためにコーヒーを利用している人もみかける。
このように需要が大きいコーヒーであるが、どうせ飲むなら美味しいコーヒーを飲みたいものだ。そんなとき、美味しいコーヒーの飲み方を勉強できる「コーヒーの資格」があると耳にした。ぜひ取得してみたいと感じたので、今回の雑学ではこれについて調べてみた。
【食べ物雑学】コーヒーの資格がある
【雑学解説】10種類以上もある
コーヒーの資格はたくさんある。レベルごとに紹介しよう。
初心者向けの資格
まずは趣味レベルの資格を紹介する。仕事にしたいとまでは思わないが、美味しいコーヒーを自分で淹れられるようになりたいと考える人は多い。そんな人にピッタリの資格は、以下のようなものがある。
コーヒーソムリエ
日本安全食料料理協会の認定資格。受験資格はないので誰でも受験できる。カフェや喫茶店でアルバイトする際に、コーヒーソムリエの資格取得を推奨しているお店もある。
コーヒーコーディネーター
日本創芸学院による通信講座で、コーヒー豆や焙煎、抽出などコーヒーの製法に関することなど、基本的な知識を学ぶことができる。
ほかにも「コーヒースペシャリスト」や「ドリップマスター」といった資格がある。これらの資格は通信講座を受験したあと、在宅で試験を受ける。受験資格は必要ないので気軽に受験できるぞ。
中級者向けの資格
少しレベルをあげて、受講や受験のために施設に通う必要がある資格、いわば中級者レベルの資格を紹介する。
それが日本スペシャルティコーヒー協会が主催する「コーヒーマイスター」や「Qグレーダーコース」といった資格だ。
コーヒーマイスターという名を聞いたことがある人もいるだろう。コーヒーマイスターは、コーヒーの深い知識と技術を保有していることの証明だ。お客様に味わい深いコーヒーが提供できるプロのコーヒーマンを名乗れる。
ちなみに、コーヒーマイスターの資格を取得している方は、2019年7月現在、全国で5,291名存在する。
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上級者向けの資格
さらにレベルを上げて、コーヒーのスペシャリストになりたいという方向けの資格もある。すでにバリスタとして働いている方向けの資格であり、取得するにはかなりの時間と労力が必要だ。
たとえば、全日本コーヒー商工組合が認定する「コーヒーインストラクター検定」という資格がある。合格率が3%という年もあるようで、非常に難易度が高い資格。
受講したことがないのでなんともいえないが、もしかしたら司法試験や医師国家試験なみに難しいのかもしれない…。想像だが…。
コーヒーインストラクター検定は3種類の教科に分かれているのだが、全部取得すると、コーヒーの資格の最高峰といわれる「コーヒー鑑定士」になれる。ここまでいけば、コーヒー界の頂に到達したといえるだろう。
コーヒーインストラクター検定の2級について、詳しく説明している動画があったのでご紹介する。
受講して資格を得るためには、トータルで36,000円…。意外と大きな金額が必要なのだな…。
以上のように、コーヒーの資格といってもたくさんの種類があり、レベルごとに分かれているのだ。
【追加雑学】信仰でコーヒーが飲めない宗教がある
ここでコーヒーに関する雑学をひとつ紹介する。
私たちは普段何気なくコーヒーを飲んでいる。飲むのに許可など必要ないし、酒やたばこのような年齢制限もない。
しかし、世界にはコーヒーを飲むことを禁じている宗教もあるのだ。それが「モルモン教」という宗教。モルモン教では体を健康に保つために、コーヒーをはじめ、お茶やアルコール飲料なども禁止している。
なんともストイックな宗教である。ちなみに、モルモン教の教徒の有名人に、あの外国人タレントのケント・デリカットがいる。
雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか? コーヒーの資格はたくさんあるのだ。
趣味でコーヒーを楽しみたいという方は初心者レベルの資格でもいいが、カフェや喫茶店の開業を目指すなら、少なくともコーヒーマイスターの資格はもっておいて損はないだろう。
どちらにせよ、自分で美味しいコーヒーが淹れられるようになれば人生の幸福度は高まりそうだ。私も挑戦してみようかな…。