日本人なら知らない者はいない、やなせたかしさん原作の国民的アニメ「アンパンマン」。アンパンマンが子ども達に自分の顔をちぎって分け与えるシーンが印象的だ。
このシーン、アニメのファニーなタッチだから特に抵抗なく見れるが、文章にすると「自分の顔をちぎって与える」という文章はなかなか強烈だ…。
さて、アンパンマンの友人で「しょくぱんまん」というキャラクターが出てくるが、彼の場合、日光でトーストする…という雑学を耳にした。思わず笑ってしまう噂だが、調べてみたのでご覧いただきたい。
【面白い雑学】「しょくぱんまん」が顔をあげるときの方法がスゴい
【雑学解説】しょくぱんまんは日光でトーストした顔を人にあげる
しょくぱんまんがトーストして人にあげている姿は、絵本の中で確認されている。
どうやら、しょくぱんまんは、アンパンマンと違い、顔そのものを差し出す形になっているらしい。金太郎飴構造となっているらしく、表面のトーストされた部分を差し出すと、埋没されていた顔が出てくるのだ!
この現象をもう少し分析してみる。
しょくぱんまんの顔は食べられるという前提であるので、アンパンマンと同じようにちぎって食べることも可能であると思われる。しかし、ちぎってしまうと2枚目以降の顔が失われる恐れがあるので、あえて表面だけを切り出しているのではないか?
本当のところはしょくぱんまんか、天国にいらっしゃる原作者のやなせたかしさんに聞くしかないが、本物の食パンも切り出して食べるようになっているので、本物と整合が取れた見事な設定であるといえる。
さらにわざわざトーストしてからあげるのが、しょくぱんまんの心優しい性格を如実に表していて、何だかほんわかする、本当に良い設定だ。
しかし一方、しょくぱんまんはナルシストで性格が悪いとの話も聞く。
たしかにキザでかっこつけなところがあるかもしれない。ということは、わざわざトーストするという親切な行動をして、自分の評価をあげようとしている魂胆があるのだろうか?
【追加雑学①】カレーパンマンは顔の一部をあげない
アンパンマン界のトップ3といえばアンパンマンとしょくぱんまん、そしてカレーパンマンだ。
カレーパンマンも同じパンのヒーローとして、顔を人にあげるかと思いきや、実はそうではない。カレーパンマンは、自分の顔をあげずに、何とカレーライスを作ってふるまうのだ!
実際にそのシーンはテレビアニメの「カレーパンマンとコロッケキッド」の回で確認できる。
お腹がペコペコで困っている2人組に、カレーパンマンは即座にカレーを作り、器に盛って差し出すのだ。どこに具材があったのかと思うが、そこはさすがカレーの象徴。誰も気づかないうちに用意しているのだ。
顔のあげかた(カレーパンマンはあげていないが…)が三者三様で非常に面白い。アンパンマンの雑学はまだまだあるので、あと少しだけご紹介する。
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【追加雑学②】ジャムおじさんとバタコさんは人間じゃない
アンパンマンの世界で唯一、人間の姿をしているキャラクターといえば、ジャムおじさんとバタコさんが思い浮かぶ。
この2人以外に人間は存在していないと思っていたが、実はジャムおじさんとバタコさんも人間ではないのである。
じゃあ何者なんだ! という話だが、2人は妖精らしい。アンパンマンの世界にはそもそも人間は存在していないのだ。だいたい他のキャラクターも動物の顔しているくせに、話しているし2足歩行だし、何者だか全くわからない。
そんなことアニメのキャラクターにいってもしょうがないので、ジャムおじさんとバタコさんは妖精であることは覚えておこう。
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【追加雑学③】チーズはバイキンマンの手下だった
メインキャラクターの犬のチーズ。実は元々バイキンマンの手下だったのだ!
アンパンマンが犬は苦手だとの情報を手にしたバイキンマンが、アンパンマンのもとに送り込んだのだそう。しかし、結局チーズがアンパンマンに懐いてしまい、うまく飼いならされてしまったようだ。
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しょくぱんまんの雑学まとめ
しょくぱんまんについての雑学、いかがだっただろうか。
それにしても、顔をトーストしてからあげるという設定はよく考えられているように思う。さすが、天才やなせたかしさんである。食パンが金太郎飴かよ! と少しツッコミをいれたくなるが…。
アンパンマンは上記で紹介してきたように、シュールなネタが満載だ! 本編ももちろん面白いが、シュールなネタを見つけるという楽しみ方もあるだろう。
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