スーパーでもさまざまな種類が並ぶきのこ。エリンギやマイタケ、しめじ、えのきなど誰でも知っているきのこだけでもかなりの種類があるが、皆さんは日本にどれだけの種類のきのこが生息しているか知っているだろうか。
その中で食べられるものはどれくらいあるのだろう。今回の雑学記事では、日本に生息するきのこの種類と食べられるきのこの種類を併せて紹介しよう!
【食べ物雑学】日本のきのこと食用きのこは何種類?
【雑学解説】日本には約5000種類のきのこが存在する
日本には約4000~5000種類のきのこが生息しているのだが、その中で食用とされているのは約100種類とかなり少ない。逆に毒きのことされているのは約40種類で、ほとんどのきのこが謎のままなのである。
また、正確な数は分かっておらず、何種類あるのか明確な数字は発表されていない。もしかすると、未発見の超美味しいきのこがあるかもしれないのだ。
毒はないが美味しくない、しっかり調べていないから毒があるか不明といったきのこも多い。
山などに行ったとき、むやみにきのこを採って食べるのはかなり危険なので要注意。お腹が空いたからと言って、変なきのこを食べてはいけないぞ!
食べられるきのこの種類の見分け方とは?
もし山で遭難したとき、食べられるきのこを知っていると命拾いするかもしれない。そこで、食べられるきのこの見分け方について紹介するぞ。
よく聞く情報は嘘?
よく言われているのが「きのこが縦にさけると安全」「虫が食べたきのこは食べても大丈夫」「色鮮やかなきのこには毒がある」などだが、これらはどれも不確かな情報。色鮮やかでも食べられるきのこもあるし、虫が食べていても人体には有害なものもある。
どんなきのこが食べられる?
山などに自生しているきのこは、基本的に食べないのが原則。
食べられるきのこを見分けたいという人がいるかもしれないが、見た目が酷似しているきのこで食用と猛毒のものもある。そのため、素人が判断するのは危険なのだ。
どうしても食べたいときは図鑑などでしっかり調べ、多量に食べないように注意しよう。また、生で食べることは避けた方が無難。加熱した上で様子を見ながら食べることをおすすめする。
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【追加雑学①】知らないと怖い!危険な毒きのこ
食べられるきのこについて紹介したところで、次は危険な毒きのこを紹介したい。中には死亡例のあるかなり危険なきのこもあるので要チェックだ!
タマシロオニタケ
真っ白で見た目はキレイだが、猛毒のあるきのこ。死亡例も報告されていて、食べると激しい吐き気や下痢を催す。
酷いと意識不明に陥り、肝臓や腎臓の働きが停止してしまう。味に特徴のないきのこなので、気付かずに食べるとかなり危険だ。
ニセクロハツ
茶色のきのこで、見た目は美味しそうだが食べると危険なきのこの1つ。食べてから1日程度で重篤な症状に見舞われることが多く、最悪の場合は死に至る。
吐き気や呼吸困難などに陥るのだが、食べてから症状が出るまでが早いのも特徴だ。
カエンタケ
このきのこは、触っただけでも皮膚がただれる大変危険なきのこ。
見つけたとしても、好奇心で触らないようにしよう。見た目は赤いサンゴのような形で、たくさんの角が生えている。食べてしまうと重篤な後遺症が残ることがほとんどなので要注意だ。
このきのこは、その危険性から「殺人きのこ」とも呼ばれている。それくらい危険なきのこなのである。毒きのこの中には1つ食べただけで確実に死に至るものもあるので、本当に注意してほしい。
【追加雑学②】世界にはいろんなきのこがある
世界のきのことして有名なのは、なんといっても「トリュフ」だろう。三大珍味としても知られ、「黒いダイヤ」とも言われる高級品だ。香り高いきのこで、フランス料理などによく使われている。
トリュフ以外では、ポルチーニ茸も有名だ。トリュフと同じくフランス料理やイタリア料理によく使われ、香りと食感が特徴的だ。
もちろん世界にもたくさんの毒きのこがあるので、日本と同様にむやみに食べるのは大変危険だ。
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きのこの雑学まとめ
日本にはたくさんの種類のきのこが生息しているが、そのほとんどがよく分かっていないというのには驚きだ。中にはかなり危険なきのこもあるので注意してもらいたい。とにかく、むやみやたらと野生のきのこを食べてはいけないことは確かだ。
キャンプや山登りをしたとき、その辺に生えているきのこを採って食べないように気を付けよう。