世界一

979m!世界一落差のある滝はベネズエラの"エンジェルフォール"【動画あり】

雑学カンパニー編集部

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世界一落差のある滝は南米ベネズエラにあるという雑学

滝を見に行くと、高い場所から勢いよく水が落ちてくる様子に圧倒される。興奮する人もいれば、恐怖を感じるという人もいるだろう。

滝は日本だけでなく、世界各地にある。日本にもすごい迫力の滝はたくさんあるが、世界にはもっとすごい滝があるのではと気になってきた…!

滝について調べてみると、世界一落差のある滝は南米ベネズエラにあることがわかった。日本の滝にまつわる雑学もあわせて紹介していくので、大迫力の滝の魅力を知ってほしい。

【世界雑学】世界一落差のある滝は南米ベネズエラにある

ロバート
エイミー、世界一落差のある滝って知ってるかい?
エイミー
もちろん!ベネズエラのカナイマ国立公園にある「エンジェルフォール」でしょ?
ロバート
その通りだ!落差が979mで世界一の滝なんだ!

【雑学解説】「エンジェルフォール」は落差が979mもある

南アメリカ大陸北部の国・ベネズエラには、ギアナ高地という地域が存在する。ギアナ高地にはテーブルマウンテンと呼ばれる、テーブルを置いたように垂直に広がる不思議な山が多いのが特徴だ。

ベネズエラでは、ギアナ高地を含む一部地域を「カナイマ国立公園」という名前で国立公園に定めている。ちょっとしたトリビアだが、カナイマ国立公園は自然遺産としてユネスコの世界遺産にも登録されているぞ!

ロバート
世界遺産…一度は訪れたい場所だな!

そしてカナイマ国立公園には、「エンジェルフォール」という滝がある。エンジェルは日本語に訳すと天使なので、天使の滝という意味だろうか…。名前はとてもかわいいが、実際にはどんな滝なのか動画で見てみよう。

エイミー
迫力がスゴいわね…恐怖すら感じる高さだわ…!

実は、このエンジェルフォールこそが落差世界一の滝なのだ…! かわいい滝を想像していたら、予想外の落差である。その落差はなんと979mもあるというのだから、規模の大きさに驚きを隠せない。

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【追加雑学①】エンジェルフォールの由来は人名

エンジェルフォールは、979mという世界一の落差も印象的だが、名前のインパクトも大きい。ベネズエラの公用語のスペイン語では「サルト・アンヘル」と呼ばれており、サルト・アンヘルは英語に訳すとエンジェルフォールとなる。同じ意味の言葉なのだ。

エンジェルフォールの名前の由来について調べると、意外な事実が明らかになった。天使の滝ではなく、「エンジェルさんの滝」という意味だったのである。突然現れたエンジェルさんとは、何者なのか?

エンジェルさんは、この滝を最初に世界に広めたアメリカの飛行家、ジミー・エンジェル氏のことであった。エンジェル氏は1933年に、金鉱山の捜索中にこの滝を見つけ、1937年に世界の人々に向けて紹介したのである。

ロバート
エンジェルさん…名前からきていたとは…

ちなみに、エンジェル氏はあくまでも広めた人であって、発見者ではないことも知っておくといいだろう。1910年にベネズエラの探検家が滝をすでに発見しており、さらに先住民の間では、以前から滝の存在が知られていたとも考えられている。

【追加雑学②】日本一落差のある滝は「称名滝」

落差世界一の滝はすごいが、ベネズエラまで見に行くのは難しい人も多いかと思う。そんな人は、日本にある落差の大きな滝を見に行ってみてはどうだろう。こちらが、日本国内で落差の大きな滝ベスト3だ!

  • 1位:富山県「称名滝(しょうみょうだき)」落差350m
  • 2位:北海道「羽衣の滝(はごろものたき)」落差270m
  • 3位:奈良県「中の滝(なかのたき)」落差250m

これら3つの滝は「日本の滝100選」にも選ばれている。滝だけでなく周囲の自然も豊かで美しいので、観光地としても人気だ。滝を見るための滝見台や展望台など、観賞場所も用意されているため、滝を見やすいのも人気の理由と思われる。

ただし、見に行くための道のりは、人によってはやや険しいと感じるかもしれないので注意してほしい。整備されていても体力的に不安だという人は、滝の落差だけでなく、途中の道のりについても調べて行くのがおすすめだぞ。

エイミー
観に行くのも一苦労ってワケね…
雪解け時期には称名滝の隣に「ハンノキ滝」が出現する

落差日本一の滝は称名滝であるが、称名滝よりも落差の大きい滝の存在も確認されている。その滝は、称名滝の隣に出現する「ハンノキ滝」という滝で、落差はなんと500mにもなるというのだ!

称名滝の落差が350mなのだから、落差500mのハンノキ滝こそが日本一なのではと疑問である。しかしハンノキ滝が日本一とされていないのには、一つの理由があった。

ハンノキ滝は通年で見られる滝ではないのだ。雪解けや豪雨などで水量が増えたときにのみ出現する、幻の滝なのである! 幻の滝、かっこいい…! しかし常に見ることはできないがために、落差日本一として認められなかった。残念すぎる…。

ロバート
幻の滝…!見れたヤツはラッキーだな!

雑学まとめ

今回は世界一落差のある滝は南米ベネズエラにある「エンジェルフォール」であるという雑学と、滝にまつわるトリビアを紹介した。落差979mもの滝が自然にできあがるとは、すごいの一言である。

滝や山など自然豊かな場所に行くと、いい気分転換になる。暑い夏には水しぶきをあげる滝を見て涼むのもいいし、秋には滝と一緒に紅葉を見るのもステキだろう。四季折々の滝の魅力を楽しんでもらいたい。

ロバート
そいつは名案だ!
エイミー
滝を思う存分味わいに行きましょう!

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