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早く来て!ハワイは毎年8cmずつ日本に近づいている【太平洋プレート】

雑学カンパニー編集部

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ハワイは毎年8cmずつ日本に近づいているという雑学

世界でも有数のリゾート地「ハワイ」。正月などの連休は観光客であふれ、日本人の海外旅行ランキングでも毎年上位である。青い空、白い雲…日頃の忙しい日々を忘れ、南国でゆったりとリゾートを満喫したい人は多いだろう

そんなハワイの、とある雑学をご存知だろうか。

【世界雑学】ハワイは毎年8cmずつ日本に近づいている

エイミー
ハワイ島って毎年8cm程度日本列島のほうに近づいているらしいわよ。
ロバート
REALLY?日本人ハワイ好きだし、彼らにとってはハワイが近くなるのっていいことなんじゃないのか?
エイミー
うーん…どうなのかしらね…。

【雑学解説】ハワイはプレートの沈み込みによって移動している

ハワイはプレートの沈み込みによって移動しているというトリビア

日本に近づいているというハワイ。では、なにが原因で日本に近づいているのだろうか?

それは、ハワイがのっかっている太平洋プレートの沈み込みが原因だった

プレートの沈み込みとは?

地球の表面は何枚もの別々のプレートでできており、人類の住んでいる大陸や島は、全ていずれかのプレートの上に乗っている

それぞれのプレートは違った動きをしていて、プレート同士が擦れ合ったりぶつかり合ったりすることで地震が起きたり、長い年月をかけて大陸が移動したりする。このプレートの動きが、46億年前の地球誕生から起き続けているのだ。

ちなみに、日本列島周辺ではなんと4枚ものプレートが密集してせめぎあっている。日本が地震大国と呼ばれる理由はこのためだ。

エイミー
4枚ものプレートが擦れ合ったりぶつかり合ったりするんだから、頻繁に日本で地震が起きても仕方のないことなのかもね。

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これらのプレートのうち、ハワイがのっかっている「太平洋プレート」が、日本列島がのっているプレートの下に沈み込んでいる。そのため、方角で言うと北西方向、日本列島の方向へハワイは少しずつ移動しているのだ。

まさに「地球は生き物」である。

ロバート
太平洋プレートと日本列島のプレートは重なり合ってるのか!

お隣がハワイになる日はくるのか?

お隣がハワイになる日はくるのか?というトリビア

ここで1つの疑問が浮かぶ。ゆっくりとだが着実に日本に近づいているということは、遠い未来に日本とハワイがぶつかってしまう日が来るのではないだろうか?

国土地理院のVLBI装置での観測によると、日本(茨城県つくば)とハワイ(コキー)は約6300キロメートル離れている

VLBI(超長基線電波干渉法)とは、天体からの電波を利用してパラボラアンテナの位置を測る技術だ。この技術は、数千キロメートル離れた距離を数ミリの誤差しか出さずに、非常に正確に測量できるすごい方法なのだ。

国土地理院のつくばVLBI観測局には、32メートルもの巨大なパラボラアンテナが設置されている。つくばの他に、父島(小笠原)・姶良(鹿児島)・石岡(茨城)にも、巨大パラボラアンテナがある。

このVLBI装置で日本〜ハワイ間を測ると、2011年までは毎年約6センチずつ、ハワイが日本に近づいてきていたのだが、2011年に起きた東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の後は、約12センチと大幅に動きを速めているのだ。東日本大震災での地殻変動のエネルギーの大きさを物語る、ちょっと恐ろしい話だ。

ともあれ、これをもとに日本とハワイの距離から計算すれば、日本〜ハワイ間は約6300キロの距離があるので、これをセンチに換算すると、630000000センチになる。1年間で8センチ近づくわけだから…

630000000÷8=78750000年

7875万年。

約8000万年後には日本とハワイがくっつくぞ…! ちなみに今から約8000万年前は、恐竜がいた時代だ…。

しかし、実際にはそのようなことはなく、さきほど説明した太平洋プレートの沈み込みにより、いずれハワイ島は海へ沈んでしまうそうだ。常夏の島ハワイはなくなり、私達の思い出の中だけの存在になってしまうのだ……悲しい……。

ロバート
OH MY GOD!!ハワイ島が沈んでしまうだって?!

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【追加雑学①】地球はもともと1つの大陸だった

現在では、地球は「五大陸」で構成されているのは、(「六大陸」や「七大陸」という数え方もあるものの)常識だと思う。

しかし、地球誕生から現在にいたるまでの膨大な時間のなかで、地球は少しずつその姿を変えている。なかでも「日本列島と中国大陸が昔は陸続きだった」、なんていうのは有名な話だ。

ここで、地球の大陸移動の様子を短くまとめた動画を見つけたのでご紹介したい。

ロバート
へぇ!地球って長い時間をかけてこんなに変わっていっているのか!

エイミー
うまいこと1分ちょっとにまとめたものね…とってもわかりやすいわ。

タイトルは「650 Million Years in 1:20 min.」。ようするに、「1分20秒で6億5000万年の大陸移動を見る動画」である。忙しい現代人にぴったりだ。

動画は、6億5000万前の大陸の様子から始まる。徐々に姿を変え、2億2500万年前では地球は1つの大陸であったとされている。これを「超大陸パンゲア」という。

そのあとは、各大陸が分裂したり日本のような島国が形成されていって、なじみのある現在の世界地図が完成する。

ちなみにこの動画では、未来の大陸移動についても紹介されている。日本やオーストラリアは大陸と融合し、2億5000万年後には再び大陸は1つに戻ると予想されている

ロバート
地球にもともとあったのはたった1つの大陸で、それが分裂してまた1つに戻っていく…。

エイミー
アタシ達地球上の人間たちも、人種とか関係なく1つにまとまっていければいいのに…。

この予想が正しいとしたら、その頃の国の境界線や、政治・戦争などの情勢はどうなっているのだろう。そもそも、人類の歴史は原人の時代から数えてもたかだか200万年。2億5000万年後に存続しているかは疑問だが、地球の神秘を感じる壮大な話ではないだろうか

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【追加雑学②】その他の移動した島々

お隣がハワイになる日はくるのか?というトリビア

かつてタレントのイモトさんが登頂しようとしたベレストがあるヒマラヤ山脈も、プレートの移動とともにかつて海にあった大陸が移動して、ユーラシア大陸とぶつかってできた山脈なのだ。

その証拠に、エベレストの山頂付近では貝殻の化石が良く取れるらしい。プレート移動の影響で、ヒマラヤ山脈は年間数ミリ高くなっているそうだ。

【追加雑学③】日本国内にもあった!?移動した島

日本列島も昔から今のような形だったわけでなく、今の伊豆半島は日本列島にはくっついていなかった。それがやはりプレートの動きで日本列島に衝突して現在の形になり、そのときできたのが富士山だ。

もしかしたら日本に富士山がない未来だって存在していたかもしれない。それならば静岡県と山梨県はもっと仲良くなれたのだろうか……。

雑学まとめ

ハワイについての雑学、いかがだっただろうか。ハワイはたしかに年々日本に近づいており、その原因は太平洋プレートの沈み込みにあった。そして数千万年後のいつの日か海に沈み、地図上から消えてなくなってしまうという。1億歳くらいまで生きる予定の人は今のうちに行っておこう。

また、地球の大陸移動を短い時間でまとめた動画をご紹介した。動画によると地球はもともと1つの大陸で、遠い未来には分裂した大陸がまた1つの姿に戻っていくという。膨大な地球の寿命から考えると、1つの大陸であることが本来の姿なのかもしれない。

いずれにしても途方もない話だが、地球の神秘を少しでも感じていただけたのであれば幸いである。

ロバート
オレ、1億歳くらいまでは余裕で生きる予定だし、あとで後悔しないようにいっぱいハワイに行くことにするぜ!

エイミー
アンタが1億年も生きたら地球の寿命が縮まりそうだから、ほどほどの長生きにしておきなさいよ。

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