ヨーグルトのトッピングにもピッタリで、甘酸っぱい味がたまらないジャム。一方、紅茶とも相性が良く、ほろ苦さがちょっぴり大人テイストなマーマレードも人気だ。糖質制限が叫ばれている昨今だが、私は声を大にしていいたい。
糖質制限がなんぼのもんじゃい! 美味ければいいのさ!
と、意気込んだものの、ジャムとマーマレードの違いって? 何となく、イメージではあるがジャムはゼリー状のもの、マーマレードは皮が入っているイメージがある。
ムムム。しかし確かな根拠がない。そこで今回の雑学は、ジャムとマーマレードの違いについて調べてみた。知ってそうで知らない違い、一緒に学ぼうではないか!
【食べ物雑学】ジャムとマーマレードの違いとは?
【雑学解説】ジャムは皮なし・マーマレードは皮入り
ジャムとマーマレードの違いは、皮があるか・ないかの違いだ。ジャムは皮がないもので、皮入りのものをマーマレードという。なーんだ。予想通りじゃん! とガッカリしないでほしい。実はこの2つは全くの別物なのかといえば、そういうわけではない。
JAS(日本農林規格)では、「ジャム類」を以下のように定義している。
「果実、野菜又は花弁に砂糖類を加えて加熱し、ゼリー化させたもの」
つまり、マーマレードもジャム類にあたり、ジャム類というカテゴリーの中にマーマレード・ジャム・ゼリーがあるのだ。
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【追加雑学①】マーマレードの原料は柑橘類
マーマレードはジャム類に当たると先ほど説明したが、JASではマーマレードについて「かんきつ類を原料とし、果皮(かひ)が認められるもの」と定義している。
マーマレードとジャムの違いは皮であるが、原料が柑橘類ともされている。
たしかに! 果皮が入っていないといけないとすれば、柑橘類じゃないと難しい。しかしなにげにマーマレード・ジャムと呼んでいたが、JASにこんなに詳しく定義されているとは知らなかった…。
マーマレードの作り方を動画でご紹介
皆さんは、マーマレードを自作したことはあるだろうか? そんな難しそうなのトライできない! と思われるかもしれないが、意外と簡単にマーマレードは作れるのだ。
ちなみに私も作ったことがあるが、とても簡単なうえに手作りの美味しさは別格だ。
ただし、使用する砂糖の量にビビることは覚悟してほしい。ここでビビって砂糖を少なくすると、頑張って作ったマーマレードがすぐ傷むという悲劇が起きる(私のことだが)。
作り方自体はとても簡単だが、下処理が多少面倒ではある。上の動画では、下処理の工程やビンの煮沸消毒まで載っているため、マーマレード作りの流れが分かりやすいぞ!
【追加雑学②】日本ではじめて作られたジャムの種類は?
ジャムには様々な種類がある。イチゴにブルーベリーはもちろん、リンゴやキウイなどバラエティ豊かだ。
では、日本ではじめて作られたジャムは何だろうか? 正解はイチゴジャム。やっぱりね! という声が聞こえてきそうだが、やはりイチゴジャムは王道ということだ。
ちなみに国産初のジャムが販売されたのは、明治10年頃だそうだ。私個人の見解では、昭和初期辺りかと思っていたが、意外とジャムの歴史って長いのね…。
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ジャムとマーガリンの雑学まとめ
今回の雑学は、ジャムとマーマレードの違いについてご紹介した。何となくは違いが分かっていた方も多いだろうが、やはり! という結果になった。とはいえ、原料が柑橘類と定義されていることは、私も知らなかった。
ご家庭に八朔(はっさく)や甘夏(あまなつ)が植えてある方は、今年はマーマレード作りに挑戦してみてはどうだろう? 今まで皮を生ごみとして出していたことを後悔してしまうほど、美味しいマーマレードが出来るかもしれないぞ!
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