走っていると脇腹が痛くなるという経験は、小学生のころ何回もあったが、先日ジムに行って走っていたら久しぶりにまた痛くなってしまった。
地味だけどめっちゃ痛いあの痛み、いったいなんで痛くなるのだろう？ どこか内臓が悪いのかな？
今回は、走っているときに脇腹が痛くなったときの対処法や、痛くなる原因などの雑学をご紹介しよう。
【人体雑学】走っていると脇腹が痛くなったときの対処法
【雑学解説】走っているときに脇腹に激痛！原因と対処法
走っているときに、なぜ脇腹が痛くなるのだろうか？ 原因と対策をかんたんにまとめてみた。
走っているときに脇腹が痛くなる原因
左右で痛みの原因が違うので簡単に説明していこう。
右の脇腹が痛い原因
痛みの犯人は横隔膜だ。
肝臓は、横隔膜を下から支えるように存在しているので、走ることで肝臓が大きく揺れると横隔膜が引っ張られるために痛みを感じるそうだ。
左の脇腹が痛い原因
痛みの犯人は脾臓（ひぞう）。もしくは大腸内のガスや便が原因だ。
脾臓は、血液の一時的な貯蔵庫の役割を果たしているスポンジのような臓器。急にからだを動かすと大量の酸素が各臓器に必要になるので、脾臓があわてて収縮し貯めていた血液を全身に送り出すのだ。
水を含ませたスポンジをぎゅっと握ったようなイメージというと、わかりやすいだろうか？ 実際急に走ると、脾臓に急激な負担がかかるため脾臓が一時的に腫れることで痛みを感じてしまうのだ。
また、大腸にはヘアピンカーブのような場所があり、そのカーブに便やガスが溜まると、ぎゅーとひねられたような痛みが出る。つったような痛みでびっくりする人も多い痛みだ。
すぐできる！走っていて脇腹が痛くなったときの対処法
走っていて脇腹が痛くなったときの対処法を伝授する！
まず、走っていて脇腹が痛くなってきたら、走るのを止めて歩くこと。その後深呼吸を何回か繰り返す。それでだいたいおさまってくると思うが、もし痛みが続くようならストップしてすこし休もう。
その際、痛いほうの脇の腕を高く上げたままの姿勢で反対側にひねる（脇を伸ばす）と、段々に痛みが取れてくるはずだ。横隔膜の位置や腸内のガスがずれることで、痛みがなくなってくるそうだ。
動画を貼ったので、参考にして欲しい。
スポンサーリンク
【追加雑学①】走っているときに脇腹が痛くならない方法・予防法！
走っても脇腹が痛くならない方法がある。もししょっちゅう痛くなって恥ずかしいしつらい！ という人が居たらぜひ試してみて欲しい。
走る前に飲食（イモ類や炭酸）をしない
イモ類や炭酸は消化管内のガスを増やしてしまう。食べてすぐ走ると痛くなるのは、ほとんどが左の脇腹のはずだ。食べ物が胃にたまった状態で走ると胃が下がって引っ張られて痛みが生じる。
食後2～3時間は急に走ったりしないようにしよう！ 消化の悪い食事も避けよう！たしかに小学生の頃、お昼休みにおにごっこしているときに痛くなっていた気がする…。
便秘をしない
便秘は腸内のガスを増やすので、普段から便秘予防を心がけよう。
腹筋を鍛え日頃からトレーニングをする
いますぐできる予防法ではないけれど、腹筋などを鍛えると臓器の血行が改善し、胃腸の機能が高まるので消化も良くなるそうだ。また、腹筋などでインナーマッスルを鍛えることで、肝臓などの臓器のゆれを防ぐことができるので、ぜひムキムキになって脇腹痛み知らずの身体になろう！
【追加雑学②】長く続く脇～腹部の痛み！それ病気かもしれない…！
走るのを止めても長く続くような脇腹の痛みは、病気かもしれない！
右脇腹の痛みは胆のう炎・肝炎・虫垂炎・十二指腸潰瘍、左脇腹は急性膵炎・胃炎・腎尿管結石などが考えられるそうなので、もし痛みがずーっと続くようなら病院で相談しよう！
雑学まとめ
今回はだれでも経験したことがあるであろう、走っていると脇腹が痛くなったときの対処法をご紹介した。
あの脇腹の痛みの原因が、臓器のゆれや腸内のガスが原因で内臓が痛んでいたとは思いもよらなかった。たしかに子供の頃から便秘だったので、今回の雑学もとても納得できた。
読者のこれからのトレーニングにお役立ていただけたら幸いだ！
おすすめ記事
-
-
脳に何が!?"ランナーズハイ"になる理由とは？
続きを見る
