ほのかな甘みと刺激的な炭酸が癖になる、コカ・コーラ!
世界中で愛されているこのコーラだが、なんとなんと、特許を取得していないのだという。
なんかよくわからないけど、マネをされないように有名な商品は必ず取っていると小さいころ教わったような気がする….。そんな特許。それをコーラが取っていないということは…つまり、(作ろうと本気で思えば)私でもコーラが作れちゃう、ということか!? うーん、気になる。
ということで今回は、そんなコーラに関する雑学を紹介していこう!
【食べ物雑学】どうしてコーラは特許を取っていないのか?
【雑学解説】特許の申請=その発明内容を公開しなければならない
特許とは何か新しいものを発明(生産)したときに、国に申請をすることで、その製品を自分(自社)だけが使えるようにする権利のこと。
私が小さいころに教わった気がする、「特許はマネを阻止するためのもの」という説明は、あながち間違っていない…というか、ほとんど正解だったようだ。
一見無敵に思えるこの特許だが、なぜコカ・コーラ社は申請をしていないのだろう。それは、コーラの製造内容を極秘にするため、だというが…?
そもそもこの特許、取得申請をする際には、第三者が実施できる程度にその発明内容を公開しなければならないという。
特許を取得することで権利は守られるが、いい換えると、大発明ともいえる技術情報を自ら漏洩させてしまう、ということにもなりかねないのだ。
しかも、日本の特許権の存続期間は原則的に20年。最大でも延長は5年しかできないため、長い目で見て情報を秘密にしておきたい場合は、むしろ特許の申請は逆効果といえるのかもしれない。
そのような理由から、発明内容を秘密にするため、コカ・コーラ社はあえて特許をとらないという選択をしているということがわかった。
【追加雑学①】コカ・コーラ誕生の歴史
コカ・コーラの誕生は、1886年(明治19年)。アメリカ・ジョージア州のアトランタの薬剤師、ジョン・s・ペンバートン博士の手によって生み出された。
コカ・コーラの名前の由来には、単に語感の響きがよかったからという意見と、当時はコーラの原材料に、コカの葉(成分にコカインを含む)とコーラの実をつかっていたことによるものだ、という意見がある。
日本のコカ・コーラ社は、後述の意見を否定しているというが、果たしてどちらが正しいのだろう! なんなら両方正解、なんてことも十分にありえそうだ。
ちなみに、1903年以降はコカインの成分は含まれていないので、安心して飲んで大丈夫!
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【追加雑学②】コカ・コーラとペプシコーラの違いは?
上記で説明した通りとても歴史の深いコカ・コーラだが、もう一つ、私たちに馴染みの深いコーラ飲料があると思う。
そう、ペプシコーラだ。
コカ・コーラとペプシコーラ、どちらもとてもおいしいが、その違いを説明しろといわれたら、正直私には難しい。
雑学的なところでいうと、コカ・コーラの生みの親はペンバートン博士だったが、ペプシコーラの生みの親は、アメリカのノースカロライナ州の薬剤師、ケイレブ・ブラッドハム博士。どちらの生みの親も、アメリカの薬剤師というところは同じらしい。
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また、今回の議題である特許についても、ペプシコーラもコーラと同じく取っていない。それはペプシコーラだけでなく、実は世界にはたくさんのコーラが溢れているのだが(ポルトガルのコーラLOOK COLA・イギリスのコーラSnap-on Cola・インドネシアのコーラStim colaなど多岐にわたる)、どれも同様に特許は取っていないのだ。
海外メディアの情報によると、コカ・コーラはバニラの風味が強く、弾けるような炭酸がスカッとするのが特徴的で、ペプシコーラは柑橘系の味が強く・炭酸が比較的弱く、さらに甘みが強いのが特徴的だという。
また、コカ・コーラはコカの葉を成分から抜いて以来、約120年の間、中身を一切変えず「コカ・コーラというネームブランド」を確立してきたのに対し、ペプシコーラは期間限定商品としてユニークな商品展開もしている(モンブランコーラやあずきコーラなどなど)、という方向性の違いもある。
あえて区別を提示すると、炭酸が強めで刺激的な味わいの、コーラ界の王道といえばコカ・コーラで、甘めの強い味わいの、少々遊び心も含んだ展開を見せているのがペプシコーラ、という感じだろうか。
こっちのほうが美味しい! こっちのほうが好き! という意見がある人にはぜひその意見を聞かせてほしいが、正直私にとってはどちらも文句なしにおいしいため、結局どちらもナンバーワンでオンリーワンだ!
雑学まとめ
今回は、コーラについての雑学を紹介させてもらった。
私は今まで、特許は無敵の印みたいに思っていたのだが、どうやらそんな都合のいいだけのものではなかったようだ。
自社の製造の秘密に誇りをもち、わざと特許をとらないという選択をし続けているコカ・コーラ社は、きっととっても賢く、そしてコカ・コーラという製品を心から愛している素敵な会社なのだと思う。
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