好きな場所・時間で気楽に移動させてくれるタクシーはとても便利だ。電車のように人混みのわずらわしさもないし、自宅に直行してくれることも申し分ない。
しかし、飲み会の後にタクシーを利用したら普段より料金が高かった…! なんていう経験もあるのではないだろうか。いわゆる深夜料金というやつだ。
飲み会でお金がかかったのに、タクシー代も余計にとられては小遣いも干上がってしまうぞ! 同じタクシーなのに何がそこまで違うのだろう…。そこで今回は、どうして深夜はタクシーが割高になるのか、その雑学に迫っていこう。
【生活雑学】タクシーの深夜料金が割増になる理由とは?
【雑学解説】タクシーの深夜料金の理由は人件費
結論からいうと、タクシーの深夜料金の設定には労働基準法が関係している。労働基準法で、雇用者は 22時以降の労働に対して 25%以上の割増賃金を支払うことになっているのだ。
つまり深夜にタクシー代が割増になるのは、その時間帯の人件費自体が上がるからである。なるほど…人件費が上がるのに同じ料金でお客を乗せていては、たしかに商売あがったりだ。
【追加雑学】他の業種でも深夜料金がある?
労働基準法はタクシー業界だけのものではないので、他の業種にだって当然、深夜料金はある。
カラオケの料金表などを眺めていても夜のほうが割高になっているし、ファミレスでも22時以降に注文すると10%ほど料金を高く取られることが多い。
バイトの求人を見ても深夜は時給が高くなっているし、深夜料金の仕組みはよく考えれば当たり前のことだ。これらに比べるとタクシー運転手の給料を意識することはあまりないので、同じ仕組みだと気付く人も少ないのだろう。
「タクシーの深夜料金」の雑学まとめ
タクシーの深夜料金は、労働基準法にのっとって運転手の賃金が割増になるため乗車料金も割増になっていた。そしてタクシーだけではなく、深夜料金の仕組みは、夜に働く人たちすべてのために制定されている。
飲み会の後に自宅に直行できたり、終電を逃しても帰れたりするのは、本当は寝たい時間に頑張ってくれているタクシー運転手さんがいるからだ。これからはいわゆるチップのような気持ちで、深夜料金を払うことができそうだぞ!
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