サッカーの代表チームには、それぞれ異名があるのをご存じだろうか?
サッカー王国のブラジル代表は、「カナリア軍団」。2010年W杯王者のスペイン代表は、「無敵艦隊」。そして、去年のロシアW杯王者のフランス代表は「レ・ブルー」と呼ばれて親しまれてる。
もちろん、我らが日本代表が「サムライブルー」と呼ばれているのは、皆さん周知のとおりだろう。「侍ジャパン」は野球なので要注意。
そんななか、「オレンジ軍団」と呼ばれ、サッカー大国として周囲から恐れられているチームがあるらしい。今回はそんな「オレンジ軍団」についての雑学を紹介するぞ!
【スポーツ雑学】サッカーの「オレンジ軍団」とは?
【雑学解説】オレンジ軍団は日本独自の呼び方?
オランダの伝統ある色はオレンジであり、オランダ語でOranje(オランイェ)という。代々、オランダ代表はオレンジ色のユニフォームを身につけてきた。
多くの国ではオランダ代表のことを「オランイェ」と呼んでいる。
しかし、日本では「オレンジ軍団」という呼び方だ。Oranje(オランイェ)自体に「軍団」という意味はないので、日本独自の表現である。
「オレンジ軍団」はなぜオレンジ色なのか?
サッカーのオランダ代表が「オレンジ軍団」と呼ばれているが、なぜオレンジ色なのか? それは、オランダの国旗の色が関係していた。
オランダの国旗はオレンジ・白・青の3色。オレンジじゃなくて赤でしょ? と思う方もいるかもしれない。しかし、歴史的にみるとオレンジ・白・青の3色なのだ。
始まりはオランダ独立戦争。戦争が終結し、当時、指揮していたオラニエ公ヴィレムは英雄となった。
オラニエ家の家紋にはオレンジ・白・青が使われていて、戦時中もその色をつかった腕章をつけて戦ったことから、新たな国のシンボルカラーとして採用され、国旗の配色もそのようになったのである。
現在は、褪色しやすいということで、オレンジから赤に変更しているが、祝日など王室に関わる日はオランダ中がオレンジ色に染まるそうだ。
それだけオランダ人にとって大切な色なのだろう。
それにしてもめちゃめちゃオレンジである。
スポンサーリンク
【追加雑学】スポーツ大国オランダ!
じつはオランダは、サッカーだけでなくアイススケートや野球なども強く、スポーツ大国として名高い。
特にスピードスケートに関しては、ソチオリンピックで合計23個のメダルを獲得している。平昌オリンピックのパシュート決勝では、日本代表と激闘が繰り広げられたが、これは実際にテレビで見ていた方も多いのではないだろうか。
ヨーロッパでは比較的マイナースポーツである野球でも、WBCに出場し侍ジャパンと熱戦を繰り広げていた。
雑学まとめ
ここまでサッカーのオランダ代表、「オレンジ軍団」についての雑学を紹介してきた。これからも、オレンジ軍団は多くの場面で我々のライバルとなり続けるだろう。
ぶっちゃけ、「オレンジ軍団」より「オランイェ」のほうがかっこよくない? 今からでも「オランイェ」って呼んでみたらどうだろう…。
おすすめ記事
-
少ない…!ブラジルがオリンピックのサッカーで優勝した回数はまさかの…?
続きを見る