蚊…それは人類の天敵といっても過言ではない存在。地球上の生物の中で最も人類を殺しているのは蚊だ。
もはやこれは蚊と人類との戦争である。我々は勝たねばならない! なんとしても…これは蚊が嫌いだからとか、痒くなるのが嫌だからとかそんな理由ではない。
雑学を知って、効率的に蚊を仕留めよう。
【動物雑学】蚊を仕留めるコツは?
【雑学解説】蚊の習性を利用しよう
蚊には様々な習性があるといわれている。それを知って、うまく退治しよう。
素手のときは縦方向に攻めろ!
素手の場合、どのように蚊と対峙する? 多くの人が一本締めのように水平に手を合わせるのではないか?
虫の飛行は羽を動かすことで竜巻のような空気の流れを作り、羽の上側の気圧を低くすることで飛んでいる。蚊も上下運動をしやすい飛び方をしている。よって横から叩こうとしてもすり抜けやすい。だが、上下に叩けば退路をふさげる。横から叩くよりも殺傷力は増すだろう。
しかし、手で仰いでもろくな風は発生しないが、蚊のように軽すぎるとすこしの空気の流れで飛んでしまう。そのため素手で挑む場合は自分の体勢にも気をつかった方がいい。
蚊を迎え撃つための体勢が間に合わないときは
蚊の飛行軌道を自分の動作で乱し、逃がしてしまう可能性がある…そんなときは息を吹きかけて飛ばすのも一つの手だ。
意図的に吹いて飛ばせば見失いにくい。そして、蚊は体勢を崩して一旦距離を取ったり壁やカーテンに退避する可能性がある。もしどこかに止まったのであれば、こっちのものだ。蚊は止まっているときにそっと近づけばあまり逃げない。
透明なプラスチックや、白い紙でやや下方向から接近すると簡単に触れることができる。このとき粘着性のあるテープやコップのようなもので捕らえることができれば一撃だ。
専用の武器を買う
結局、一番お手軽で効果があるものは専用の対策グッズを買ってしまうことだと思う。
蚊取り線香が有名であるが、置く場所を気をつけると良いだろう。実験で、どこに置いても濃度がおなじになることがわかったようだが、玄関や窓など出入りが多い場所に置いておくことがポイント。
また、蚊取り線香や薬品を散布してくれる機械を事前につけておくことも大切だ。すでに薬剤が充満されている部屋だと蚊が10分ほどで退治できるのにくわえ、そもそも部屋に入って来る可能性が減る。
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【追加雑学①】蚊の挑発には乗らないこと
蚊は寝込みも襲ってくる。真っ暗な部屋で聞こえてくる羽音にイライラして心を乱してしまうと勝機を逃す。
まずは冷静に音を聞く…飛んでいることを音で確認しながらゆっくりと起き上がって電気を付けるんだ。突然明るくなると蚊は驚いて飛ぶのをやめるとか、人間が動いていると隠れるとか聞いたことがあるが、たしかに起き上がると気配がなくなる。
さっきまで飛んでいたのにどこへ消えた? 冷静に少し探してみるんだ。どこかに止まっているはず…止まってさえいれば仕留めてゆっくり寝られる。そのチャンスを逃してはならない。
でも低血圧でいきなり起き上がって電気つけれない~! とか朝まで気づかなくて起きたとき痒いんだよね…。という人も多いだろう。
扇風機を一晩中つける
扇風機で空気を流し続けていれば、蚊は襲いづらくなるだろう。しかし、扇風機の風を浴び続けると体温が下がり寒くなる。なので直接体には当たらないような角度で調節して首をふるようにしよう。
トラップを作るという手段も考えたが、蚊取りペットボトルは日本では効果がみられていないし、手軽に作れるトラップは現状なさそうだ。
だが、乳酸や菌の出すにおいに釣られるという報告もある。そこで、洗濯を朝おこなうようにして、洗濯物を寝室の前の廊下などに置いてみると、気休め程度にはなるかもしれない。
【追加雑学②】たまには力技もあり?
毎日の激戦に脳が悲鳴を上げてくる…そんなときでも構わず襲ってくる蚊。
たまには血を吸わせてやっても良いだろう…ただし、絶対にそのまま帰すな。蚊に刺されたらその場所に力を入れると筋肉がしまり、蚊の口が抜けなくなる。
蚊は口を差し込んだ後、自動的に流れ込んでくる血を体内に溜めるのだ。つまり、口が抜けない限り溜まり続ける。そして、自分で止めることができない。いつか許容量を超えて破裂するときまで吸い続けることになる…たまには最後の晩餐を楽しませてやろう。
しかしさすがにえげつない…恨みはいつか帰ってくる可能性もあるし、逃げられなくしてからすぐに潰してやるのが敵への情けだ。
雑学まとめ
今回は蚊の仕留め方についての雑学を紹介した。何かしているときに耳元や視界をチラチラと…うっとうしいことこのうえない蚊だが、蚊を倒すために時間を使うのもおしい。
だが、そう思って準備しないからこそ集中して取り組みたい作業中や、邪魔されたくないときにサッと処理して作業に戻れなくなる。蚊に限らずいえることだが、いくつもの状況を予想し対策を練ることで、柔軟な対応とその手段が生まれるのだ。
妥協せず戦う心が、最も大事なコツだと私は信じている!
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