物事には何でもコツがあるが、コツをつかむのは容易ではない。ひとたびコツを掴んでしまえば、一気に上達するのだが、なかなかその領域には達せず苦労する。
筆者もギターを弾いていたことはあるのだが、なかなかコツを掴めず、途中で挫折しかけたことがある。コツをつかむのは大変だ。しかしそもそも、コツ、コツといっているが、このコツとは何のことなのだろう? 今回はこの雑学について調べてみたのでどうぞお付き合いいただきたい。
【生活雑学】コツをつかむの「コツ」は骨
【雑学解説】骨のように隠れた部分で物事を支える本質部分
コツというのは主に技術や仕事・勉強などにおいて要領・重点となる場所という意味。コツは目には見えないが重要な部分ということで、骨という漢字が当てられているのだ。
もともと骨という言葉は、古来より「物事の本質」という意味で使われていたのだ。鎌倉時代になると意味が広がり「礼儀作法・しきたり」、さらに「学問の根本的な技法・要領」などを指し示すようになっていた。
「コツを掴む」のコツはふだんカタカナで表記されることがほとんどなので、骨のことだとは大多数の人は知らないのだ。この機会に覚えていただきたい。
さて、仕事でも芸術でもなんでもいいが、一度コツを掴んでしまえば、同じ労力でも何倍もの成果をあげることができる。効率が著しく上昇するのだ。
そのため仕事でコツを掴んでしまえば、有能な人材だと扱われ、女性からモテモテになるかも! 残業量も減るし、評価が上がれば査定に響き賃金もアップするかも! コツを掴むと美味しいことばかりだ。
ただ多くの人間はコツを掴んだからといって、何倍もの成果をあげようとはしない。現状に満足し、空いた時間を怠惰に過ごそうとしてしまう。楽しようとするのが、悲しいかな、人間の性なのである。
そこを怠けず頑張り続けられる人は、その時点で才能があるのだろう。大多数の人間たちにとってコツを掴むとは、楽する方法を覚えると言い換えることができるのだ。
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【追加雑学】コツをつかむためには?
コツをつかむためにはどうすればいいのか、皆さん気になるところだろう。私なんかが偉そうにいうのは憚れるのだが、一応調べてみた結果を記すことにする。
コツをつかむとは、言い換えれば「知ること」らしい。何事にも先人の知恵があるもので、そうした知識を勉強したり、ひとから教えられることで自分のものにするのだ!
とはいってもただ教えられるだけではだめ。自分で一度やってみて、どこがうまくいかないか、なぜうまくいかないか考えるのも大事なこと。つまり、実践(やってみる)と吸収(知識を得る)ことの両方が重要なのだ!
あと常に向上心をもって、頭を使って物事に取り組んでいれば、自然とコツは見いだせるものだ。たとえば、わたしはタイピングの速度を上げたいと思い、指の使い方を変えることに取り組んでいるところ。自分が向上心があるといいたいわけではないのだが、努力するのは大切なことだ。
雑学まとめ
コツをつかむの「コツ」についての雑学をご紹介してきたが、いかがだっただろうか。コツをつかむの「コツ」は骨のことだったのである。
カタカナで書かれることが多いため、ポルトガル語とでも思う人が多いようだが、れっきとした日本語だ。そのため、親しみをもってこの言葉を使っていただきたい。
コツを掴むのはなかなか大変だが、普段から考えて、知識を貪欲に吸収する姿勢が大事。コツをつかんで、なんでもパッパッとスピーディーに片づけてしまう人は、仕事ができてカッコよく思われるよ!
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