ホテル最上階のスイートルームで、恋人と甘いひととき。う~ん、なんてうっとりするシチュエーションなんだろう。まるで、ドラマのワンシーンのようではないか。
さて、このスイートルーム。恋人同士で使うから『甘い』と思っていないだろうか? そう思ってしまうのも無理はないが、実はまったく違うのだ。今回は、勘違いしやすいスイートルームの雑学を紹介していくぞ。この雑学で、恋人から尊敬の眼差しをゲットしてくれ!
【生活雑学】スイートルームのスイートは「甘い」という意味ではない
【雑学解説】スイートルームのスイートはSuite
恋人同士で甘い時間を過ごすからスイートルームじゃないの? と思ったそこのあなた。残念ながらその認識は大きく外れている。そう、スイートルームのスイートは「甘い」という意味ではないのだ。
まだ納得がいかない方のために、分かりやすく英語表記にしてみよう。
・スイートルーム→Suite
お分かりだろうか? 「Sweet」ではなく「Suite」だ。「スイートルームは恋人同士で過ごす甘い部屋だから、ピッタリだね」なんてちょっと寒いセリフをいっていた人には残念な事実だが、真実を受け止めてくれ。
なぜこんな勘違いへ発展してしまったのかは、定かではない。きっと新婚さんや恋人同士が多くこの部屋で過ごすことから、いつのまにか『Sweet Room』と勘違いされてしまったのかもしれない。イメージって怖いな…。
【追加雑学①】スイートルームは日本語では『続き部屋』
スイートルームの『Suite』には「続きの間」といった意味があり、日本語に訳すとスイートルームは『続き部屋』という意味になる。うん、一気に旅館のようなイメージになったな。実際、スイートルームが『続き部屋』という表記だったら、あまり予約が入らないに違いない、なんて失礼なことを思ってしまう。
話がそれたが、この続き部屋。一体何が続いているのかというと、部屋の構造を意味しているのだ。スイートルームは寝室だけでなく、リビングや応接室といった複数の部屋が続いている状態を指す。部屋が続いているからSuiteというわけなんだな。
もし、今後スイートルームを利用する機会があったら、恋人に怒られない程度に部屋の構造にも注目してほしい。
スポンサーリンク
【追加雑学②】スイートには『特別室』という意味もある
スイートルームのSuiteには、『特別室』という意味もある。その言葉の意味通り、実際スイートルームは他の客室よりも内装や家具のグレードが高く、一般的にはそのホテル内で1番高級な部屋がスイートルームとされている。もちろん、値段もそれに見合ったものになるというわけだが。
世界一高いスイートルームは、なんと1泊850万!!
スイートルームがそのホテルで1番高級な部屋であることは、説明したとおりだ。料金はホテルによって幅があるが、最高額が気になるのではないだろうか。
では、紹介しよう。世界一高いスイートルームはスイス・ジュネーブにあるプレジデント・ウィルソンの『ロイヤル・ペントハウス・スイート』で、なんと1泊850万! 1泊850万…、一体どんな人物が泊まるのか見てみたいものだ。
もちろん、ほかにもまだまだ高額なスイートルームは山ほどある。もし金銭的に余裕がある場合はいくつか下の動画で紹介しておくので、ぜひ利用してみてくれ。
【追加雑学③】実はスイートルームは和製英語
日頃当たり前のように「スイートルーム」と呼んでいるが、これは日本人お得意の和製英語ということを覚えておいてほしい。『Suite』という単語だけで、『特別室・一続きの部屋』という意味があるから海外では、スイートルームのことは『Suite』と呼ぶ。
海外で恋人の前でかっこつけて『スイートルーム』といって、恥をかかないように気を付けてくれ。
おすすめ記事
-
まさかの和製英語!"@"を"アットマーク"と呼ぶのは日本だけ!
続きを見る
-
"ゴールデンウィーク"は和製英語なのでNHKでは使わない【大型連休】
続きを見る
雑学まとめ
今回は、スイートルームの雑学についてご紹介してきた。残念ながら甘い『sweet』ではなかったが、スイートルームでは変わらず甘い時間を過ごしてほしい。
そして機会があったら、ぜひ高級ホテルのスイートルームを利用し感想を教えてくれ。期待しているぞ。