日本の法律

24時間以内はNG!死後すぐに火葬してはいけない理由とは?

雑学カンパニー編集部

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死後24時間経過していないと火葬してはいけないという雑学

いつかは迎えてしまう死の瞬間。今回はそんな「死」に関わる雑学について調べてみた。

以前、死後16時間で遺体を火葬したことがニュースに取り上げられていたが、どうしていけないことなのかをよく理解していなかった。

また、日本は火葬が多いのはなんとなく知っていたが、その理由を説明しろといわれたら、なんともいえない顔になってしまうだろう。

そんな疑問を解消しつつ、国によって葬式方法が違うこともあわせて紹介していこう。

【ルール雑学】死後24時間経過していないと火葬してはいけない

死後24時間経過していないと火葬してはいけないという雑学

魔女さん
日本では、法律第3条により『原則として死体は死後(もしくは死産後)24時間以内の火葬はしてはならない』って決められているんだよ?

ネコちゃん
どうして火葬するのに時間を空けないといけないとダメニャンですか?
魔女さん
それはねぇ…『蘇生する可能性がある』かもしれないからなんだ。

【雑学解説】死後24時間以内では蘇生する可能性がある

感染症や疾病の場合は別のようだが、基本的には前述に記載したように、24時間以内に火葬してはならないと決められている。

もう1つの大きな理由として「蘇生する可能性がある」らしい…。現在のように死亡判断の技術が発達していなかった昔は、仮死状態を死亡と判断するケースがあったようだ。火葬中に蘇生するという悲惨な事故が起きた例もある。

ネコちゃん
そんな事故があったニャンて…怖すぎだニャ!

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現在では死亡判断された場合間違いなく死亡しているが、法律上は禁止されているため、死後24時間以内は火葬することができなくなっている。

ちなみに日本での火葬の普及率は99%となっており、日本での土葬は法律上は可能ではあるが、東京や大阪などの都市は土葬禁止区域になっていたり、他の地方にも埋葬のルールがあり、現時点で日本での土葬は難しいようだ。

【追加雑学①】アメリカでは土葬が多い?

アメリカでは土葬が多いという雑学アメリカでは宗教上の理由や、火葬設備の関係で土葬が主流になっているようだ。

現在では火葬が30%を超える地域もあるが、日本よりもはるかに火力が強い火葬炉で焼き上げられているので、ほとんど骨の形は残らずに遺灰にしてしまうという。

また土葬の場合、死体が腐敗しないようにエンバーミング(遺体を消毒や保存処理、また必要に応じて修復することで長期保存を可能にする技法)して埋葬している。

2018年に放送されていた日本ドラマ「アンナチュラル」では、8年前に埋葬された遺体を海外から輸送するシーンがある。その遺体はエンバーミングをしていたため、腐食も白骨化もせず事件解決の手がかりとなっていた。

魔女さん
アメリカでエンバーミングが普及したきっかけになったのは南北戦争で、戦死した兵士たちを故郷に戻すために遺体を長期保存する必要があったからなんだ。
ネコちゃん
切ない理由ニャン…。

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【追加雑学②】各国の葬儀と埋葬方法

各国の葬儀と埋葬方法に関する雑学国の宗教や土地柄などの理由で、各国様々な葬儀や埋葬方法がある。今回はその中でも3つの国を紹介しよう。

韓国:最後のお別れは病院?

数年前までは土葬が主流だったが、現在は日本と同様に火葬になりつつある。日本では火葬場で最後のお別れをするが、韓国では病院の中で最後のお別れをする。火葬場が混んでいて、お別れする時間もスペースも取れないのが理由らしい。

魔女さん
韓国に土葬が多かったのは儒教の教えによるものだったんだけど、土葬のための土地が不足したことから火葬に代わって行ったんだよ?
中国:すごく派手な葬式?

中国では土葬と火葬が行われているが、日本と同様に土葬を禁止しているところもあるらしい。日本の葬式は静かなイメージがあるが、中国では派手で賑やかな葬式が一般的のようだ。紙幣をばらまいたり、爆竹や銅鑼が鳴り響くこともあるそうだ。葬式の規模も大きいのも特徴だ。

インド:お墓がない?

インドではヒンドゥ一教を信仰している割合が8割を占めていて、葬儀や埋葬はヒンドゥ一教の教えにもとづいて行われる。

またヒンドゥ一教では、人が亡くなると火葬をするのが一般的で、ガンジス川は聖なる川として特別な存在として信じられている。そのため、火葬後の遺骨はガンジス川に流して清めるそうだ。

ただし他の教徒の場合は、お墓をもっていることもある。遺体を火葬しないで、そのまま流す「水葬」もインド国内にはあるようだ。

ネコちゃん
いろんなお葬式があるんだニャア…。

雑学まとめ

死後24時間以内に火葬や土葬が禁止される理由に関する雑学まとめ死後24時間以内に火葬や土葬が禁止される理由として、昔の悲惨な事故から法律となり、現代のルールとなっていたとは…。ルールというものは、必ず背景があり、理由があるのだと、今回の雑学記事を書き進めていく上で学んだ筆者。

そして、それは国の文化・土地柄・宗教によっても異なってくる。

私たちの身の回りにあふれているルール…その背景や理由を探ってみるのも、また新しい発見になって面白いかもしれない。

魔女さん
そうそうネコちゃん、火葬には『燃やしちゃいけないもの』があるんだよ?
ネコちゃん
そうニャンですか?うーん…環境に良くない物質が含まれているものとかですかニャ?
魔女さん
おや、さすがネコちゃんだねぇ?いい線いってるよ!

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