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やはり生物最強か…?ゴキブリは頭が取れても1週間以上生きられる

雑学カンパニー編集部

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ゴキブリは頭がなくても1週間以上は生きる?という雑学

ゴキブリ非常に生命力の高い昆虫といわれている。ゴキブリは3億年前から存在しており、人類が絶滅したらゴキブリが地球を支配するという都市伝説もある。そんなゴキブリは、頭がなくなっても死ぬことはないという。

ゴキブリは頭が取れてもすぐに死ぬわけではなく、口がないことにより食事ができないせいで餓死するというのだ。にわかには信じられない話だが本当だろうか? ゴキブリは、頭がなくなっても生きるという雑学についてご紹介しよう。

【動物雑学】ゴキブリは頭がなくても1週間以上生きることができる

ライオンくん
ゴキブリは頭がなくても1週間以上生きられるっていうけど、ふつう動物は頭をなくしたら生きていけないと思うぜ…?
ウサギちゃん
ゴキブリの場合、頭が取れても致命傷にはならないんだ。傷が塞がるとしばらくは生きることができるんだよ。

【雑学解説】ゴキブリには脳が複数ある?

非常に生命力が強い生物と考えられているゴキブリだが、なんと頭部が取れてもすぐには死なないという。その後、1週間以上生きているという都市伝説があるのだ。生きている期間は、話によって1週間から20日ぐらいなど幅がある。

しかし共通しているのはゴキブリはそのまま生き続け、脱水症状で死ぬか餓死するというのだ。多少話が大げさになっているが、ゴキブリは頭がなくなっただけで死なないのは事実である。ゴキブリには脳が複数あるといわれており、頭がなくなっても体を動かすことに支障はないのだ。

実際は頭が取れると体液が大量に出るため、ゴキブリも命に関わる。また、感染症にかかって死ぬこともある。しかし、傷から出る体液の量が少なければ簡単に死ぬことはない。傷を塞いでしまえば、頭のないゴキブリが何日も生きることは事実なのだ。

ゴキブリの頭が取れてしまうことはあまり考えられない。カマキリのような捕食者につかまって頭を食べられることはあるが、普通は逃げることはできない。人間に叩かれて頭が取れてしまうことが頻度としては高そうだ。

実験でゴキブリの頭を切り落としたこともあるという。ゴキブリの頭が取れても動き回る様子を撮影した動画が、ネットには多い。これも、人間の手によるものと考えると非常に残酷である。ネコはゴキブリを襲うことがあるので、これで頭が取れてしまうことはありそうだ。

ライオンくん
いくら害虫だとしても、ただ撮影するだけのためにゴキブリをそんな残酷な目に合わせるのはどうかと思うぜ…。

ゴキブリには取れた頭をつけると元に戻ってしまうという都市伝説もある。しかし、これは完全なデマだ。頭がなくても死なないというのは、ゴキブリの生命力の強さを示す例として挙げられることが多い。

しかし、実は頭がなくても死なない生き物結構たくさんいるのだ。

【追加雑学➀】頭がなくても生きられるのはゴキブリだけではない

頭がなくなっても死なないのは、昆虫にとっては普通のことである。ゴキブリの脳は複数あるといわれているが、これは昆虫全般に当てはまることなのだ。昆虫は脳が小さく、大量の情報を処理することはできない。

そのため、昆虫は体の中にある神経節も併用して情報処理をしている。ゴキブリの脳が複数あるとされるのも、この神経節を脳と見なすからである。脳と神経節全て独立しているので、脳が破壊されても神経節は機能する。

そのため、昆虫は頭がなくなっただけでは死ぬことはない。カマキリ交尾中オスがメスに食べられることがある。しかし、頭がなくなっても交尾を止めないのは、神経節が体を動かし続けるからだ。下の動画は交尾中に食われたカマキリのオスについて解説している。

ウサギちゃん
将来生まれてくる我が子の栄養になる…カマキリのオスって壮絶な一生を送るんだね…。

蛾の幼虫の体を切断して、後ろ半分にだけサナギになるホルモンを注射した実験も行われた。なんと幼虫は腹部だけでサナギになり、成虫になったという。

そのまま死ぬことはなく、腹部だけで交尾をして産卵までしているのだ。この実験の不気味さは、頭がなくなっても死なないゴキブリの話を上回るのではないだろうか?

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【追加雑学➁】実はゴキブリは人間に依存している

ゴキブリは昆虫の中で特別生命力が強いわけではない。ゴキブリは3億年前からほとんど姿を変えずに存在しているため、生命力が強いといわれている。

しかし、これは姿を変える必要がない環境で生活していただけで、生命力の強さとは関係ない。シーラカンスは3億5000万年前から姿を変えていないが、生命力は強くないし繁栄しているわけでもない。

また、放射線に対する抵抗力の高さからゴキブリの生命力は強いといわれる。ゴキブリは、人間の致死量の100倍の放射線を浴びても死なないという。

さらにゴキブリよりも、放射線に対する抵抗力が強い虫は少なくないという。決して、ゴキブリが特別抵抗力があるわけではないのだ。

ウサギちゃん
クマムシなんかも放射線に強いんだよ。

人類が絶滅した後ゴキブリが繁栄するともいわれるが、じつは、ゴキブリは人間に依存している部分も多い。人間がゴキブリを見ることが多いのも、人間の近くゴキブリが生活するのに適しているからだ。人間の生活圏で生活する種類のゴキブリは、人間が絶滅したら一緒に滅びるといわれている。

人間の生活圏で生息するゴキブリの種類は、全体の5パーセントほどで人間が絶滅してもゴキブリが滅びるわけではない。ただし、ゴキブリの大多数森林に生息している。森林がなくなるとゴキブリが絶滅する可能性は十分にあるという。

人間が森林と共に滅ぶと、ゴキブリも運命を共にする可能性は高い。

雑学まとめ

ゴキブリは頭がなくなっても死なないという雑学についてご紹介した。頭がなくなっても生きていると聞くと、ゴキブリの生命力の恐ろしさを感じるかもしれない。しかし、昆虫頭がなくなっても死なないのは当たり前なのだ。決してゴキブリが特別なわけではない。

非常に恐ろしい生き物のように思われているゴキブリだが、実は普通の昆虫である。異常に生命力が強いわけではなく、叩かれると簡単に死んでしまうことが知られている。不気味なイメージがあるが、決して恐れるような存在ではないのだ。

ウサギちゃん
ところで、人間はゴキブリのことを『汚い虫』と思っているみたいだけど、実は『きれい好きな虫』なんだ。
ライオンくん
ゴキブリがきれい好き?!それは初耳だな…。

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